「サンライズ出雲の下りって、東京を何時に出るんだっけ?」「途中の駅から乗るなら何時に来るの?」――寝台特急に乗る前って、意外と時刻があやふやなまま予約画面を開いてしまいがちですよね。しかも2026年3月14日のダイヤ改正で、下りの東京発が24分も早くなりました。古い記憶のまま駅に向かうと、ホームに着いたころには列車がもういない……なんてことになりかねません。
先に結論をお伝えすると、サンライズ出雲の下りは東京21:26発(9番線)→出雲市10:00着、所要時間は12時間34分です。停車駅は東京・出雲市を含めて全17駅。東京から岡山までは高松行きの「サンライズ瀬戸」とつながった14両編成で走り、岡山で切り離されて山陰へ向かいます。
この記事では、JR東日本の公式時刻表で確認した全停車駅の着発時刻と番線、改正で変わったポイント、岡山での分割、寝台料金、きっぷの取り方、臨時91号の時刻まで、「乗る前に知りたかった」をまとめて解説します。
✅ この記事でわかること
✓ 下り全17駅の着発時刻と主要駅の番線
✓ 2026年3月改正で早まった駅・変わらなかった駅
✓ 岡山での分割と乗り間違えを防ぐコツ
✓ 寝台料金・ノビノビ座席・臨時91号の時刻
サンライズ出雲 下りの時刻表|東京21:26発→出雲市10:00着の全17駅

東京21:26発・出雲市10:00着、乗っている時間は12時間34分
下りのサンライズ出雲は、東京を21:26に出て、翌朝10:00に出雲市へ着きます。乗っている時間は12時間34分。夜ごはんを食べてから乗り込み、目が覚めたら岡山の手前、朝ごはんの時間には中国山地の山あいを走っている、というスケジュールです。
なぜこんなに時間がかかるのかというと、サンライズは「速さ」より「寝ている間に移動する」ことを優先した列車だからです。東京から出雲市まで新幹線と特急を乗り継げばもっと早く着きますが、夜に出て朝に着けば、そのぶんホテル代と移動の時間がまるごと浮きます。12時間34分という数字は、ちょうどひと晩ぐっすり眠れる長さに合わせてあると考えると納得しやすいはずです。
列車の形もちょっと特殊です。東京から岡山までは、高松方面へ向かう「サンライズ瀬戸」と連結した14両編成で走ります。公式時刻表の列車番号は、東京〜岡山の併結区間が5031M、岡山から先の出雲単独区間が4031Mです。
乗る人向けのコツとしては、東京駅には21時過ぎではなく20時台のうちに着いておくのがおすすめです。寝台列車は夕食や翌朝の飲み物を手元にそろえてから乗りたいので、改札内で買い物をする時間を見込んでおくと、発車間際にバタバタせずに済みます。
下り全17駅の着発時刻を一覧でチェック
停車駅は東京・出雲市を含めて17駅です。JR東日本の公式時刻表(サンライズ瀬戸・出雲の列車ページ)に載っている時刻をそのまま一覧にしました。
| 駅名 | 着 | 発 | 番線 |
|---|---|---|---|
| 東京 | - | 21:26 | 9番線 |
| 横浜 | 21:51 | 21:52 | 6番線 |
| 熱海 | 22:55 | 22:57 | 2番線 |
| 沼津 | 23:15 | 23:16 | - |
| 富士 | 23:31 | 23:32 | - |
| 静岡 | 23:57 | 23:59 | 4番線 |
| 浜松 | 24:53 | 24:54 | 4番線 |
| 姫路 | 05:25 | 05:26 | 8番線 |
| 岡山 | 06:27 | 06:34 | 8番線 |
| 倉敷 | 06:46 | 06:47 | - |
| 備中高梁 | 07:14 | 07:14 | - |
| 新見 | 07:43 | 07:44 | - |
| 米子 | 09:05 | 09:08 | 2番線 |
| 安来 | 09:16 | 09:17 | - |
| 松江 | 09:33 | 09:34 | - |
| 宍道 | 09:47 | 09:48 | - |
| 出雲市 | 10:00 | - | - |
表を見るとわかるとおり、静岡から姫路の間はぽっかり空いています。これは名古屋・京都・大阪といった大きな駅を、乗り降りのない時間帯にまとめて通り抜けるためです。夜中の停車をなくして、寝ている人を起こさない走り方になっているわけですね。番線が「-」になっている駅は公式時刻表に番線の記載がない駅なので、当日は駅の発車標で確認してください。
大阪・三ノ宮からは乗れない、下り特有のルール
関西の人が一番ハマりやすいのがここです。下りのサンライズ出雲は、大阪と三ノ宮に時刻の設定がなく、乗ることも降りることもできません。線路の上は通っているのに、ドアが開かないんです。
理由はシンプルで、下りが関西を通るのは深夜から明け方にかけての時間帯だからです。この時間に乗り降りを設定すると、寝台の乗客が停車のたびに起こされてしまいます。そのため、静岡の次は浜松、その次はいきなり姫路(05:25着)という並びになっています。
関西から下りに乗りたいなら、選択肢は姫路05:26発です。神戸・大阪方面からだと始発列車では間に合わないので、姫路で前泊するか、あきらめて昼間の特急で山陰へ向かうかの二択になります。逆に「大阪で降りて朝の用事に行こう」という使い方も下りではできません。
実用的なコツとしては、関西発で山陰へ行きたい人は、そもそもサンライズにこだわらず、岡山から伯備線の昼の特急や、鳥取方面の特急を使うほうが時間の自由がききます。サンライズの下りは「東京・東海から山陰へ」という人のための列車、と割り切って考えるのが正解に近いです。
主要駅の番線とホームで迷わないコツ
公式時刻表に載っている番線は、東京9番線・横浜6番線・熱海2番線・静岡4番線・浜松4番線・姫路8番線・岡山8番線・米子2番線です。
東京駅の9番線は在来線のホームです。新幹線のりばとは別なので、新幹線の改札に吸い込まれないよう注意してください。14両編成とホームいっぱいの長さがあるので、自分の号車がホームのどちら側に止まるかを、乗車位置の案内で先に確認しておくと歩く距離を減らせます。
14両のうち、どの号車が出雲行きでどの号車が高松行きかは、乗る日の案内で確認するのがいちばん確実です。きっぷには号車番号が書かれているので、その号車番号の乗車位置で待てば、出雲行きの車両に乗れます。
途中駅から乗る人は、停車時間が1〜2分しかない点を覚えておきましょう。横浜・沼津・富士・浜松は着と発の差が1分しかありません。ホームの乗車位置で待っていないと、ドアが閉まるまでに自分の号車にたどり着けない、なんてことになります。
2026年3月改正で何が変わった?東京発が24分早くなった理由
東京発は21:50→21:26へ、所要時間は12時間10分→12時間34分
2026年3月14日のダイヤ改正で、下りの東京発は21:50から21:26に繰り上がりました。繰り上げ幅は24分。その一方で、出雲市の到着は改正前と同じ10:00のままなので、所要時間は12時間10分から12時間34分に延びています。
「早く出るのに着くのは同じ」というのは、ちょっと不思議に感じますよね。これは、途中のどこかで時間を調整しているからです。東京側の出発だけを早めて、西日本側の時刻はそのまま残したため、乗っている時間がその分長くなりました。
この改正はJR東日本が2025年12月12日に発表した「2026年3月ダイヤ改正について」で告知されています。発表からまだ1年たっていないので、ネット上には改正前の21:50発のまま更新されていない記事や、古い乗り換えアプリのスクリーンショットがいまも残っています。
実用面での一番の影響は、仕事帰りに乗る人の余裕が24分減ったことです。以前は「22時前に東京駅に着けばいい」という感覚で乗れましたが、いまは21時台前半には改札を通っておく必要があります。定時が18時台の職場なら問題ありませんが、残業が入りがちな人は、乗る日の予定を少し前倒しにしておくと安心です。
浜松以降は変わらない、早まったのは東京〜静岡の6駅
改正で時刻が動いたのは、東京・横浜・熱海・沼津・富士・静岡の発車時刻で、約18〜26分早まりました。浜松から先は改正前と変わっていません。
駅によって早まった幅が違うのは、東京を早く出たぶんを、途中の停車時間や走る速さで少しずつ吸収しているためです。たとえば熱海は22:55着・22:57発と2分止まり、静岡も23:57着・23:59発と2分止まります。こうした停車で時間を整えながら、浜松で改正前の時刻に合流する形になっています。
🔵 時刻が早まった駅
東京・横浜・熱海・沼津・富士・静岡の6駅。約18〜26分の繰り上げ。東京発は21:26(改正前21:50)。
🟠 時刻が変わらない駅
浜松から先の姫路・岡山・倉敷・備中高梁・新見・米子・安来・松江・宍道・出雲市。出雲市着は10:00のまま。
つまり、静岡や沼津から乗る人も「いつもの時刻」では間に合いません。逆に浜松から乗る人や、姫路・岡山から朝の区間だけ乗る人は、改正前と同じ感覚で大丈夫です。自分が乗る駅が「早まったグループ」かどうかを、まず確認しておきましょう。
繰り上げの理由は夜間の保守作業時間の確保
なぜわざわざ東京発を早めたのか。JR東海の説明によると、理由は夜間の保守作業時間を拡大するためです。報道では「列車の安全運行に必要な鉄道施設の持続的な維持管理」と説明されています。
東海道線は、昼間は普通列車と貨物列車でびっしり埋まっていて、線路や架線を点検・補修できるのは列車が走らない深夜だけです。サンライズが走る時間帯は、ちょうどその作業時間と重なります。作業する人手が年々減るなかで、一晩あたりの作業時間を少しでも長く取りたい――そのしわ寄せを受ける形で、東海道線区間の時刻が前に寄せられたわけです。
この話からわかるのは、寝台列車の時刻は「お客さんの都合」だけでなく、「線路を守る都合」でも決まっているということ。今後も保守体制の見直しで時刻が動く可能性はゼロではありません。
旅行の計画を立てるときは、半年以上前に調べた時刻をそのまま使わず、乗る月の公式時刻表で一度見直すのを習慣にしておくと、こうした改正にも振り回されにくくなります。特にダイヤ改正は例年3月なので、春に乗る予定の人は年明けに一度チェックしておくと安心です。
⚠️ 失敗パターン①:改正前の21:50発で動いてしまう
原因:ブログや乗り換えアプリの古い画面、去年乗ったときの記憶を信じて「22時前に着けばいい」と思い込む。東京発は21:26なので、22時前ぎりぎりに東京駅に着いても、もう列車は出たあとです。
対策:予約したらきっぷ(またはe5489の予約画面)に印字された発車時刻を必ず確認し、スマホのカレンダーに「21:26発」と入れておく。古い記事の時刻は見ないのがいちばんです。
夜の区間はどこから乗れる?東京〜浜松の停車駅を使い分け

横浜21:52発は「東京まで出なくていい」裏ルート
神奈川に住んでいる人なら、横浜21:52発が狙い目です。東京駅を21:26に出た列車が、21:51に横浜に着き、1分後の21:52に発車します。
なぜ横浜が便利かというと、東京駅まで出る移動がまるごと省けるからです。横浜・川崎・湘南方面に住んでいる人が東京駅まで行くと、行って戻る形になってしまいます。乗る駅を横浜にしておけば、帰りの身じたくをしてから家を出るまでの時間にも余裕が生まれます。
ただし、横浜は停車時間が1分しかありません。番線は6番線です。ホームに着いたら、まず自分の号車の乗車位置を確認しましょう。14両編成はホームの端から端まで長く伸びるので、端の号車をとった人は、余裕をもってホームに上がっておかないと間に合いません。
もうひとつのメリットは、東京駅と比べてホームが落ち着いていることです。東京駅の9番線は、発車前に写真を撮りに来る人も多く、乗車位置のまわりが混み合うことがあります。静かに乗り込みたい人には、横浜から乗るのがひとつの手です。
熱海・沼津・富士は温泉や仕事帰りの乗車に
熱海は22:55着・22:57発、沼津は23:15着・23:16発、富士は23:31着・23:32発です。熱海は2分止まるので、1分停車の沼津・富士より乗り込みに余裕があります。
熱海で乗るパターンとして考えやすいのは、「熱海で温泉に入って夕食をとってから、そのまま夜行で山陰へ」という使い方です。東京から昼間に熱海へ移動しておき、夜にサンライズに乗り換えれば、1日で2つの観光地を楽しめます。番線は2番線です。
沼津・富士は、静岡県東部に住んでいる人や、仕事で東部に来ている人が乗る駅です。どちらも23時台の発車なので、仕事帰りでも十分に間に合う時刻です。両駅とも停車は1分だけなので、ホームでは早めに乗車位置へ移動しておきましょう。
この3駅から乗るときのコツは、寝る準備を乗る前に済ませておくことです。乗ってから着替えや歯みがきをしていると、寝られる時間が削られます。姫路の到着が05:25なので、熱海から乗っても6時間ちょっとしか寝られない計算になる点も覚えておいてください。
静岡23:59発・浜松24:54発の「24時台」表記の読み方
静岡は23:57着・23:59発、浜松は24:53着・24:54発です。ここで「24:53」という表記に戸惑う人が多いので、読み方を説明しておきます。
鉄道の時刻表では、日付が変わったあとの深夜時間帯を「24時台」「25時台」と書くことがあります。これは「その日の運行の続き」であることをわかりやすくするための書き方で、24:53は翌日の0時53分のことです。つまり浜松から乗る人は、乗車日の翌日の0時53分ごろにホームにいる必要があります。
ここで大事なのが、きっぷの日付です。サンライズのきっぷは列車の「始発駅の出発日」で発売されるので、浜松から乗る場合でも、東京を出発した日の日付になります。カレンダーの上では翌日に乗るのに、きっぷの日付は前日――この感覚のずれが、日付の勘違いにつながりやすいポイントです。
静岡・浜松から乗る人は、予約するときに「何日の夜に東京を出る列車か」で日付を選んでください。浜松から乗るなら、乗る日の前日の日付のきっぷになる、と覚えておくと間違えません。
公式時刻表には、サンライズ瀬戸が琴平まで延長運転する日の時刻ページもあり、「11月28日までの金・土曜と9月18~22日・10月9~11日・11月2・20~22日運転」という注記がついています。これは高松行き側の延長の話。岡山から先のサンライズ出雲の時刻(出雲市10:00着)は同じなので、出雲へ行く人は気にしなくて大丈夫です。
岡山での分割と朝の山陰路、知っておくと得する乗り方
姫路05:25着、朝はここで目が覚める人が多い
浜松を出たあと、次に止まるのは姫路(05:25着・05:26発、8番線)です。浜松からおよそ4時間半、ノンストップで走り続ける計算になり、このあいだが一番ぐっすり眠れる時間帯になります。
姫路から乗る人は、関西から山陰へ向かう人です。先ほどお話ししたとおり、下りは大阪・三ノ宮に止まらないので、関西から下りに乗るなら、ここが乗車駅になります。朝5時台なので、姫路駅の近くに前泊して乗るのが現実的です。
寝台の乗客にとっては、姫路の停車が「そろそろ起きる準備」の目安になります。この先、岡山で分割作業があり、そのあとは伯備線に入って山あいの景色が続きます。せっかくなら、岡山を出たあたりで起きて、窓の外を眺める時間を作っておくのがおすすめです。
朝の身じたくについては、洗面所が混み合いやすいのが姫路から岡山のあいだです。みんな考えることは同じなので、少し早めの5時台に顔を洗っておくと、待たずに済みます。
岡山06:27着・06:34発、7分間の分割を見学するなら
岡山には06:27に着いて06:34に発車します。停車時間は7分。この間に、高松行きのサンライズ瀬戸を切り離します。瀬戸は06:31に先に発車して四国へ向かい、出雲はその3分後の06:34に山陰へ向けて出発します。番線は8番線です。
なぜ岡山で分割するのかというと、ここで行き先が分かれるからです。四国へ渡る瀬戸は瀬戸大橋線へ、出雲は伯備線へ。東京から岡山まではひとつの列車にまとめて走り、運転士や線路の枠を節約しているわけです。
連結器が外れて2本の列車に分かれていく様子は、ホームから見ることができます。ただし停車は7分なので、ホームに降りて見学するなら、自分の車両のドアから遠く離れないのが鉄則です。06:31に瀬戸が先に出ていったあと、出雲も06:34に発車します。写真に夢中になっていると、自分の列車に置いていかれます。
連結・切り離しの仕組みや、ほかに見学できる駅については、こちらの記事でくわしく紹介しています。

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倉敷〜新見は伯備線、山あいの景色が見どころ
岡山を出たサンライズ出雲は、倉敷(06:46着・06:47発)、備中高梁(07:14着・07:14発)、新見(07:43着・07:44発)と止まっていきます。倉敷から先は伯備線に入り、ここからが朝の景色の見どころです。
伯備線は、岡山県と鳥取県のあいだにある中国山地を越えていく路線です。高梁川に沿って走る区間では、川と山がすぐ近くに迫ってきます。夜行列車で朝を迎え、山あいの川の景色を見ながらゆっくり起きる――この時間帯こそ、サンライズに乗る楽しみのひとつです。
備中高梁は、着と発が同じ07:14で、ほとんど止まっている時間がありません。乗り降りする人は、ドアの前で準備しておきましょう。新見は1分の停車です。
この区間でのコツは、進行方向の左右どちらの窓から景色が見えるかを気にしすぎないことです。個室の窓の向きは選べないことも多いので、ラウンジや通路から景色を眺めるのもありです。朝食がわりのパンやおにぎりは、乗る前に東京駅で用意しておくと、景色を見ながらゆっくり食べられます。
⚠️ 失敗パターン②:岡山で別の車両に移ったまま戻れない
原因:夜のうちにラウンジや知り合いの個室へ遊びに行き、岡山の手前でそのまま高松行きの車両にいる。岡山で切り離されると、出雲行きと高松行きは別の列車になります。
対策:岡山の到着(06:27)が近づいたら、必ず自分のきっぷの号車に戻っておく。ホームに降りて見学する場合も、06:34の発車前に自分の号車のドアから乗り直しましょう。
米子・松江・出雲市、山陰の到着時刻と降り方
新見を出ると、山陰側の駅が続きます。米子(09:05着・09:08発、2番線)、安来(09:16着・09:17発)、松江(09:33着・09:34発)、宍道(09:47着・09:48発)、そして終点の出雲市(10:00着)です。
米子は3分止まるので、ここで降りる人も余裕をもって準備できます。松江は1分停車なので、降りる人は手前の安来を出たあたりで荷物をまとめておきましょう。終点の出雲市まで乗る人は、宍道を出てから準備すれば間に合います。
行き先別の降りる駅の目安は、出雲大社方面なら出雲市、松江城や宍道湖なら松江、皆生温泉や境港なら米子です。出雲市駅からは、出雲大社方面へ電車やバスを乗り継ぐことになります。
山陰の移動を続けるなら、出雲市・松江から特急スーパーおきなどで西へ進む人も多いです。スーパーおきの自由席については、こちらの記事でまとめています。

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結局いくらかかる?寝台料金とノビノビ座席の内訳

寝台料金は6,600円〜13,980円、大人も子どもも同額
サンライズ出雲に寝台個室で乗る場合、運賃・特急料金とは別に、寝台料金がかかります。JR西日本の案内によると、寝台料金は次のとおりです。
| 個室タイプ | 寝台料金(1人) | 号車の目安 |
|---|---|---|
| A寝台個室 シングルデラックス | 13,980円 | 4・11号車の2階 |
| B寝台個室 シングルツイン | 9,600円 | B寝台個室の号車 |
| B寝台個室 シングル | 7,700円 | B寝台個室の号車 |
| B寝台個室 ソロ | 6,600円(いちばん安い個室) | 3・10号車 |
| B寝台個室 サンライズツイン | 7,700円(1人分) | 4・11号車の1階 |
寝台料金はおとなとこどもで同額です。運賃や特急料金はこども半額になりますが、寝台料金だけは割り引かれません。子どもと一緒に1部屋ずつとると、思ったより高くなるので注意してください。
コツとしては、「とにかく個室で横になれればいい」ならソロ、「広さと設備がほしい」ならシングルデラックス、と目的で選ぶことです。なお、シングルツインに補助ベッドを使う場合は追加料金5,500円程度がかかるとの案内もあるので、2人で使いたい人は予約のときに確認しておきましょう。
運賃・特急料金を足すとシングルで23,320円が目安
寝台料金だけでは乗れないので、ここに運賃と特急料金を足します。東京→出雲市の通常期の目安は、運賃12,320円程度+特急料金3,300円程度です。運賃については12,210円とする記事もあり、資料によって差があるため、予約画面の金額で最終確認してください。
特急料金がこの金額になるのは、寝台車を使う場合の特急料金が「乗車日の普通車指定席特急料金から530円引き」と決まっているからです。指定席特急料金3,830円から530円を引いた額が、寝台で乗るときの特急料金になる関係です。
合計の目安をまとめると、シングルなら23,320円程度、シングルデラックスなら29,600円程度になります。
| 東京→出雲市(通常期の目安) | 内訳 | 合計の目安 |
|---|---|---|
| ノビノビ座席 | 運賃12,320円+特急料金3,300円+指定席料金530円 | 16,150円程度 |
| B寝台個室 シングル | 運賃12,320円+特急料金3,300円+寝台料金7,700円 | 23,320円程度 |
| A寝台個室 シングルデラックス | 運賃12,320円+特急料金3,300円+寝台料金13,980円 | 29,600円程度 |
※ガタンゴトン研究所調べ。JR西日本の寝台料金と、料金解説サイトの運賃・特急料金をもとに整理した通常期の目安です。
この表から見えてくるのは、ノビノビ座席とシングルの差は寝台料金の分ということ。「横になれれば十分、個室はいらない」という人なら、ノビノビ座席で1人あたりの出費を大きく抑えられます。
ノビノビ座席は寝台券なしで横になれる
ノビノビ座席は、寝台券がいらず、乗車券と指定席特急券だけで乗れるカーペット敷きの席です。5号車・12号車にあり、上段に14席、下段はB寝台個室(シングル2室)とノビノビ座席14席の組み合わせになっています。
料金が安いのは、個室ではないからです。仕切りで区切られたスペースに横になる形なので、カーテン1枚向こうに他の乗客がいるイメージです。案内にも「個室じゃないので注意」という書き方がされていて、プライバシーを重視する人には向きません。
合計の目安は、東京→出雲市で16,150円程度です。内訳は運賃12,320円程度、特急料金3,300円程度、指定席料金530円です。
ノビノビ座席を選ぶときのコツは、上段か下段かを意識すること。上段は天井が近いぶん、まわりの視線が届きにくいと感じる人もいます。荷物は足元か枕元に置くことになるので、大きなスーツケースは避けて、リュックやボストンバッグで乗るのがおすすめです。耳栓とアイマスクを持っていくと、眠りやすさがまるで違います。
閑散期・繁忙期で特急料金が200円ずつ動く
特急料金は、乗る日によって金額が変わります。JR西日本の案内では、閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。先ほどの3,300円程度は通常期の目安なので、お盆や年末年始は少し上がります。
これは、混む時期と空く時期で料金に差をつけて、利用を分散させるためのしくみです。新幹線や在来線の特急と同じ考え方ですね。
一方で寝台料金については、公式ページに閑散期・繁忙期の記載は見当たりませんでした。シーズンで動くのは特急料金の部分、と考えておくとわかりやすいです。
コツとしては、日程に余裕がある人は閑散期の平日を狙うことです。特急料金が下がるうえに、きっぷ自体も取りやすくなります。逆に、連休の初日の夜は発売開始と同時に埋まってしまうことが多いので、料金より先に「取れるかどうか」を心配したほうがいい日です。
きっぷはいつ・どこで買う?発売開始と予約のコツ
発売は乗車日の1か月前の午前10時
サンライズ出雲のきっぷは、乗車日の1か月前の午前10時に発売されます。ここでいう「乗車日」は、先ほどお話ししたとおり東京を出る日です。
人気の個室は、発売から数分で売り切れることが多いといわれています。特にシングルデラックスは室数が少ないので、発売開始と同時に申し込まないと取れないこともあります。
なぜここまで取りにくいのかというと、夜のうちに東京から山陰・四国へ移動できる列車が、1日1往復しかないからです。夜行で移動したい人、寝台列車に乗ってみたい人、旅行のついでに乗りたい人――いろいろな人が同じ1本を取り合っています。
コツは、発売日の前日までに会員登録やカード登録を済ませておくことです。当日の10時ちょうどにログインしようとして、パスワードを忘れていた……では間に合いません。キャンセルが出ることもあるので、売り切れていても乗る日まで空席をチェックし続けると、取れるチャンスがあります。
e5489なら個室もノビノビ座席も予約できる
ネットで予約するなら、JR西日本のe5489が便利です。個室もノビノビ座席も、自宅から予約できます。
一方、JR東日本のえきねっとで取れるのはノビノビ座席だけとされています。個室を狙うなら、e5489を使うか、駅のみどりの窓口で申し込むかのどちらかになります。また、寝台券は指定席券売機では買えないとの案内もあるので、駅で買う場合はみどりの窓口に並ぶことになります。
みどりの窓口で買うときは、発売日の朝10時前に窓口に並んでおき、10時ちょうどに申し込んでもらうのが定番の方法です。ただ、窓口の数は年々減っているので、近くの駅に窓口があるか、事前に確認しておきましょう。
ネットと窓口、どちらが取りやすいかは一概には言えません。家族の誰かがネット、別の誰かが窓口と分担して、同時に申し込むという作戦をとる人もいます。
2人用個室は1人で使っても2人分の料金
サンライズツインやシングルツインのような2人用の個室は、おとな2人分の特急・寝台料金が必要です。これは1人で使う場合も同じです。
2人用個室を1人で使うと、そのぶんほかの人が使えなくなります。そのため、1人で広い部屋を使いたいなら、2人分を払うのが決まりになっています。「シングルが取れなかったからツインを1人で」と考えている人は、料金がほぼ倍になる点を覚えておいてください。
逆に2人旅なら、サンライズツインは寝台料金が1人7,700円で、2人並んで寝られる個室です。シングルを2部屋とるのと寝台料金は同じなので、話しながら過ごしたい2人にはツインが向いています。
コツとしては、個室の部屋数そのものが少ないツイン系は、シングル以上に取りにくいこと。2人旅で日程が決まっているなら、発売開始と同時に申し込むつもりで準備しておきましょう。
コンセントは個室だけ、乗る前の準備リスト
JR西日本の案内によると、コンセントはA個室とB個室にのみ設置されています。ノビノビ座席にはないので、スマホの充電はモバイルバッテリー頼みになります。
また、喫煙は一部の車両に限られています。車内でたばこを吸いたい人は、乗る前に喫煙できる場所を確認しておきましょう。
✅ 乗る前の準備リスト
・夜ごはんと翌朝の飲み物・朝食(東京駅の改札内で買っておく)
・モバイルバッテリー(ノビノビ座席はコンセントなし)
・耳栓とアイマスク(ノビノビ座席なら特に)
・歯ブラシなどの洗面道具
・脱ぎ着しやすい部屋着
なぜ食べ物を用意しておくかというと、夜に乗ってから朝に着くまで、途中の駅で買い物ができる時間がほとんどないからです。静岡や岡山の停車も数分なので、ホームの売店に行く余裕はありません。東京駅を出る前に、必要なものを全部そろえておくのが、快適に過ごすコツです。
臨時91号の時刻と運転日、運休するのはどんなとき?
臨時91号は東京22:21発→出雲市13:32着
サンライズ出雲には、定期列車とは別に臨時列車の91号が走る日があります。時刻は東京22:21発→出雲市13:32着で、所要時間は15時間11分です。
定期列車の12時間34分と比べると、だいぶ長い時間をかけて走ります。これは、臨時列車が定期列車のすき間を縫うように走るためで、途中で時間調整をしながら進むからです。
2026年の運転日は、8月11日・8月16日・9月19日が確認できています。お盆やシルバーウィークのように、定期列車だけではきっぷが足りない時期に増発される形です。2026年の夏は、お盆とシルバーウィークに計6本が増発されたと案内されていました。
臨時91号のいいところは、出雲市に着くのがお昼過ぎになることです。定期列車の10:00着だと、ホテルのチェックインまで時間をつぶす必要がありますが、13:32着ならそのまま観光やチェックインにつなげやすくなります。定期列車が取れなかったときの第二候補として覚えておくと便利です。
定期列車は毎日1往復、ただし運休もある
定期のサンライズ出雲は、毎日1往復走っています。下りは東京から岡山まで瀬戸と一緒に走り、岡山で出雲市行きと高松行きに分かれます。
ただし、車両点検や災害のときには運休することがあります。過去には、2018年5月に倒木や電気設備の損傷で全区間が運休したこと、2020年のゴールデンウィークに新型コロナの影響で運休したこと、2024年8月に南海トラフ地震臨時情報が出たときに運休したことがありました。
夜行列車は走る距離が長いぶん、どこか1か所で大雨や事故があると、全体が止まってしまいます。東海道線と山陽線、伯備線と、いくつもの路線を通るため、天気が荒れそうな日は特に注意が必要です。
コツとしては、台風シーズンに乗る予定がある人は、前日のうちに運行情報を確認しておくことです。運休が決まったら、払い戻しや別の交通手段への切り替えを早めに考えられます。
運休したときの代わりの移動手段
サンライズが運休したときの代わりの移動手段は、新幹線で岡山まで行き、伯備線の特急に乗り継ぐルートが基本です。
東京から岡山までは東海道・山陽新幹線、岡山からは伯備線の特急やくもで出雲市・松江方面へ向かいます。夜に出る予定だった人は、翌朝の新幹線に乗れば、昼過ぎには山陰に着けます。
岡山駅での新幹線と在来線の乗り換えについては、こちらの記事で号車や改札の位置をまとめています。

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運休になったきっぷの払い戻しは、駅やe5489の案内に従って手続きします。乗る予定だったホテルや観光の予約は自分で調整する必要があります。サンライズで行く旅は、キャンセル規定がゆるい宿を選んでおくと、もしものときにあわてずに済みます。
こんな人にはサンライズ出雲の下りがぴったり
ここまでの内容をふまえて、読者のタイプ別に使い分けを整理します。
東京21:26発か横浜21:52発。翌朝10:00に出雲市で、朝から観光できる
ノビノビ座席で16,150円程度。宿代もいらない
シングルデラックス。寝台料金13,980円で広い個室
意外と知られていないけれど、実は「早く着きたい人」にはサンライズは向いていません。東京から出雲市まで12時間34分かかるので、朝一番の新幹線と特急を乗り継ぐほうが、到着だけで見れば早いこともあります。サンライズの価値は「速さ」ではなく、寝ている時間を移動にあてて、朝から山陰で動けること。この考え方で選ぶと、自分に合っているかどうかが判断しやすくなります。
反対に、関西から山陰へ行きたい人には、下りのサンライズはおすすめしにくいです。大阪・三ノ宮に止まらないので、姫路05:26発に乗るしかありません。関西の人は、昼間の特急で向かうほうが現実的です。
まとめ|下りは「21:26発・10:00着」を覚えておけばOK
サンライズ出雲の下りは、夜の東京を出て、朝の山陰に着く列車です。2026年3月14日の改正で東京発は21:26になりましたが、出雲市着は10:00のまま。改正で早まったのは東京から静岡までの6駅で、浜松から先は変わっていません。料金は個室なら寝台料金がかかり、安く乗りたいならノビノビ座席という選択肢もあります。
まずは乗りたい日の1か月前の日付をカレンダーに入れて、e5489の会員登録を済ませておきましょう。それが、取りにくいサンライズの個室に近づく最初の一歩です。
※時刻・料金は2026年10月時点の情報です。最新情報はJRおでかけネットのサンライズ瀬戸・出雲のページでご確認ください。

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