「ひかりの自由席って何号車だっけ?」「窓側を取りたいけど、A席とE席どっちがいいの?」──新幹線のきっぷを予約する画面で、座席表を前に手が止まった経験はありませんか。のぞみと同じ16両編成なのに、ひかりは自由席の両数が違うので、のぞみのつもりで並ぶと号車を間違えがちです。
先に結論を言うと、ひかりの座席表は「1〜5号車が自由席、6・7号車と11〜16号車が指定席、8〜10号車がグリーン車」の3ブロックで覚えればOKです。自由席は5両で合計440席あり、のぞみの自由席(1・2号車の165席)よりずっと広く取られています。
この記事では、号車ごとの座席数と列番号、ABCDE席の並び、トイレや多目的室のある号車、コンセントが使える席、富士山が見える側まで、ガタンゴトン研究所が公式情報をもとに整理しました。予約画面のシートマップを開く前に読んでおけば、席選びで迷う時間がぐっと減りますよ。
✅ この記事でわかること
✓ ひかり16両の自由席・指定席・グリーン車の号車配置
✓ 号車別の座席数・列番号とトイレ・多目的室の位置
✓ コンセント・富士山・静かさなど目的別のおすすめ席
✓ シートマップで座席を指定して予約する方法
ひかり座席表をひと目で|16両は「自由席・指定席・グリーン車」の3ブロック

まずは全体像から。東海道・山陽新幹線のひかりは16両編成で、座席は「普通車自由席」「普通車指定席」「グリーン車」の3種類です。号車番号は新大阪・岡山寄りが1号車、東京寄りが16号車になっています。
🚆 ひかり16両の号車ガイド
1〜5号車 普通車自由席(合計440席)
6・7号車 普通車指定席(7号車はS Work車両)
8〜10号車 グリーン車(合計200席)
11〜16号車 普通車指定席(11号車に多目的室)
自由席は1〜5号車の5両・全部で440席
ひかりの自由席は1〜5号車です。座席さえ空いていればどこに座ってもよく、必要なのは乗車券と自由席特急券だけ。5両の内訳は1号車65席、2号車100席、3号車85席、4号車100席、5号車90席で、合計440席になります。
なぜ5両もあるのかというと、ひかりはのぞみより停車駅が多く、静岡・浜松・岐阜羽島・米原など途中駅からの短距離利用が多い列車だからです。予約なしでサッと乗りたい人の受け皿として、自由席を厚めに残しているわけですね。2025年3月15日以降、のぞみは3号車が指定席に変わりましたが、ひかりの自由席5両は一部列車を除いて変更されていません。
実用面のコツとしては、座席数が多いのは2号車と4号車(各100席)。先頭の1号車は運転台があるぶん65席しかなく、ホームの端まで歩く割に席数が少ないので、急いでいるときは2号車か4号車の乗車口に並ぶのが効率的です。
指定席は6・7号車と11〜16号車の合計8両
指定席は6号車・7号車・11〜16号車です。グリーン車の8〜10号車をはさんで前後に分かれているのが、ひかり座席表のいちばんのクセ。「指定席は後ろのほう」とだけ覚えていると、6・7号車の存在を見落とします。
このうち7号車は、仕事をしたい人向けの「S Work車両」に設定されています。パソコンの打鍵音やWeb会議の小声の通話を「お互い様」として許容する車両なので、旅行で会話を楽しみたいグループは6号車か11〜16号車を選ぶほうが気楽です。
また11号車には多目的室と車いす対応座席があり、座席数は63席と少なめ。反対に12号車と14号車は各100席あり、指定席の中でも空席が見つかりやすい号車です。窓口で「どこでもいいので指定席」と伝えるより、予約画面で12号車や14号車を指定して探すと、並び席が取れる確率が上がります。
グリーン車は8〜10号車の200席
グリーン車は編成のど真ん中、8・9・10号車です。座席数は8号車68席、9号車64席、10号車68席で、合計200席。普通車の横5列に対して、グリーン車は2列+2列の横4列なので、1席あたりの幅に余裕があります。
真ん中に置かれている理由は、揺れが少なく、ホームの階段やエスカレーターに近い位置だから。自由席のある1〜5号車から離れているので人の出入りが少なく、静かな環境になりやすいのも特徴です。
N700Sのグリーン車の座席幅は480mmで、全席にコンセントが付いています。仕事や読書をしながら移動したい人は、普通車指定席との差額を「静かさと作業スペース代」と割り切って選ぶ価値がある号車です。
のぞみの座席表と何が違う?
結論から言うと、違うのは自由席の両数だけです。車両そのものはのぞみもひかりも同じN700系ファミリー(N700A・N700S)なので、座席の並びや列番号、トイレの位置は共通です。
のぞみの自由席は1・2号車の2両(1列車あたり165席)で、3号車は2025年3月15日以降指定席になりました。一方ひかりは1〜5号車の5両が自由席のまま。つまり、のぞみの3〜5号車の指定席券を持っているつもりでひかりに乗ると、そこは自由席エリアになっている、という逆転が起こります。
もう1つ大きい違いが繁忙期の扱い。ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などは「のぞみ」が全席指定席になりますが、JR東海の公式案内では、この期間も「ひかり」「こだま」には通常通り自由席を設定するとされています。予約なしで乗る可能性があるなら、のぞみとひかりの座席表の違いは押さえておきたいポイントです。
1両の中はどうなってる?ABCDE席の並びと番号の読み方
号車が決まったら、次は車内の座席番号です。ここを理解しておくと、シートマップを見た瞬間に「窓側」「通路側」「2人掛け」が判断できるようになります。
普通車は「ABC+DE」の横5列
普通車の座席は3人掛け(A・B・C席)+2人掛け(D・E席)の横5列です。窓側はA席とE席、真ん中はB席、通路側はC席とD席。これは自由席でも指定席でも同じです。
東海道新幹線ではA席側が海側、E席側が山側になります。座席を回転させて進行方向を向けても、A席が海側・E席が山側という関係は変わりません。上りでも下りでも「E席=富士山側」と覚えられるのはこのためです。
2人で乗るならD・E席、3人ならA・B・C席がきれいに収まります。1人旅なら、隣に人が来る可能性が低い2人掛けの窓側E席が人気で、予約開始直後から埋まっていきます。逆にA席は3人掛けの窓側なので、E席が取れなかったときの次善策として狙い目です。
列番号は号車ごとに13番〜20番まで
座席番号の数字(「12番E席」の12)は列の番号で、号車によって最大列数が違います。100席の号車(2・4・6・12・14号車)は20番まで、1号車と11号車は13番まで、16号車は15番までです。
列数が違うのは、先頭車には運転台、11号車には多目的室と車いすスペース、奇数号車にはトイレ・洗面所があり、そのぶん座席が削られているからです。100席の号車は設備が少ない「純粋な客室」と考えるとわかりやすいですね。
列番号の1番と最終番は車両の端(デッキ寄り)の席になります。最前部・最後部の席は、N700Aでも座席の壁側にコンセントがあるうえ、最後部なら後ろの人を気にせずリクライニングを倒せるのがメリット。一方でデッキの扉の開閉が気になる人は、真ん中あたりの列を選ぶと落ち着きます。
グリーン車は「AB+CD」の横4列
グリーン車は2人掛け(A・B席)+2人掛け(C・D席)の横4列で、E席がありません。窓側はA席とD席、通路側はB席とC席です。
ここで注意したいのが、普通車の「E席=山側」の感覚でグリーン車を予約すると、E席が存在しないこと。グリーン車の山側窓側はD席です。富士山を見たい場合も、グリーン車ならD席を指定します。
普通車と違い3人掛けがないため、「真ん中のB席に挟まれる」心配はありません。1人でもどの席を取っても隣は1人だけなので、グリーン車ではA席・D席の窓側か、トイレに立ちやすいB席・C席の通路側かを気分で選べばOKです。
N700Sは座席の幅が席ごとに違う
意外と知られていないのが、同じ普通車でも席によって幅が違うという点です。JR東海の公式諸元によると、N700Sの普通車はA・C席が440mm、B席が460mm。3人掛けの真ん中B席だけ、少し幅が広く作られています。
これは「真ん中の席は両隣に挟まれて窮屈」という不満を和らげるための工夫です。B席は敬遠されがちですが、肩まわりに余裕がある分、体の大きい人にとっては意外と悪くない選択肢になります。
一方、車いすスペースの部分は430mmと狭く、公式案内では11号車の12番・13番のA・B・D・E席が座席幅が狭いと明記されています。体格が大きい人や荷物が多い人は、11号車の12〜13番を避けて予約するのが無難です。
N700系・N700A・N700Sの違いをもっと詳しく知りたい方はこちら。

「N700系新幹線って何種類あるの?」「N700SとN700Aの違いって何?」——東海道・山陽新幹線に乗るとき、車両の名前は見かけるけど、違いはよくわからないと…
号車別の座席数とトイレ・設備はどこにある?

座席表をもう一段深く読むと、「どの号車に何があるか」が見えてきます。ここではガタンゴトン研究所で号車ごとの座席数と設備を1枚の表にまとめました。
| 号車 | 種別 | 座席数(列) | 主な設備 |
|---|---|---|---|
| 1号車 | 自由席 | 65席(13番まで) | トイレ |
| 2号車 | 自由席 | 100席(20番まで) | ― |
| 3号車 | 自由席 | 85席(17番まで) | トイレ・荷物置場 |
| 4号車 | 自由席 | 100席(20番まで) | ― |
| 5号車 | 自由席 | 90席(18番まで) | トイレ・荷物置場 |
| 6号車 | 指定席 | 100席(20番まで) | ― |
| 7号車 | 指定席(S Work) | 70席(15番まで) | トイレ・荷物置場 |
| 8号車 | グリーン車 | 68席(17番まで) | ― |
| 9号車 | グリーン車 | 64席(16番まで) | トイレ・荷物置場 |
| 10号車 | グリーン車 | 68席(17番まで) | ― |
| 11号車 | 指定席 | 63席(13番まで) | トイレ・多目的室・車いす対応座席 |
| 12号車 | 指定席 | 100席(20番まで) | ― |
| 13号車 | 指定席 | 90席(18番まで) | トイレ・荷物置場 |
| 14号車 | 指定席 | 100席(20番まで) | ― |
| 15号車 | 指定席 | 80席(16番まで) | トイレ・荷物置場 |
| 16号車 | 指定席 | 75席(15番まで) | ― |
※ガタンゴトン研究所調べ。座席数はN700系ファミリーの座席表資料、トイレ・多目的室・荷物置場の位置はJR東海ツアーズの座席案内をもとに作成。編成は変更となる場合があります。
トイレは奇数号車にある
ひかりのトイレは1・3・5・7・9・11・13・15号車の奇数号車に設置されています。偶数号車にはないので、「トイレが近い席がいい」なら奇数号車を選ぶのが基本です。
理由は、トイレ・洗面所を2両に1か所のペースで配置し、どの号車からでも隣の車両まで歩けば届くようにしているから。表を見ると、奇数号車は座席数が偶数号車より少なめになっていて、トイレ分のスペースが座席を削っていることがわかります。
コツとしては、トイレが近い席を取りたいなら「奇数号車の端の列」を狙うこと。ただしトイレに近い席は人の出入りが増えるので、眠りたい人には向きません。子ども連れやトイレが近い人は奇数号車、静かに寝たい人は偶数号車の中ほど、と使い分けるとストレスが減ります。
11号車は多目的室と車いす対応座席の号車
11号車には多目的室と車いす対応座席があります。多目的室は体調が悪くなったときや授乳などに使える個室スペースで、利用したい場合は車掌さんに声をかけて開けてもらいます。
11号車の座席数が63席と少ないのは、多目的室と車いすスペースのぶん客室が短くなっているためです。N700Sには車いすスペースを6席設置した編成もあり、公式の座席配置図でも11号車だけ別の図が用意されています。
小さな子どもと乗る人は、11号車かその隣の12号車を指定しておくと、授乳やおむつ替えで多目的室を使いたくなったときに移動が短くて済みます。
荷物置場と「全車禁煙」も座席表で確認しておく
公式案内によると、荷物置場は3・5・7・9・13・15号車のデッキ部分にあります。スーツケースを持ち込むなら、これらの号車に席を取っておくと出し入れが楽になります。
もう1つ覚えておきたいのが喫煙の扱いです。かつてはN700系に喫煙ルームがありましたが、2024年に廃止され、現在は全車禁煙。JR東海の公式編成ページにも「列車内には喫煙できる場所はありません」と明記されています。
ネット上には喫煙ルームが3・7・10・15号車にあった時代の座席表がまだ残っています。それを見て「喫煙ルームに近い15号車」を予約しても、今は車内で吸える場所はありません。対策は、JR東海公式の編成ページで最新の設備を確認すること。喫煙する人は、乗車前に駅の喫煙所で済ませておきましょう。
コンセントが使える席はどこ?スマホ充電派の席選び
長距離移動で気になるのが充電です。ひかりはどの車両が来るかでコンセントの位置が変わるので、ここは座席表とセットで覚えておきたいところです。
N700Sなら全席にコンセントがある
結論から言うと、N700Sで運転されるひかりは全席にコンセントがあります。JR東海の公式編成ページにも「全ての座席にコンセントが付いています」と書かれていて、B席やC席の通路側でも充電できます。
N700Sは2020年7月に営業運転を始めた、13年ぶりのフルモデルチェンジ車両です。従来車両では「コンセント付きの席を取れるか」が席選びの争点でしたが、N700Sではその心配がなくなりました。
コツは、予約画面の列車一覧で車両形式を確認すること。スマートEXなどでは列車ごとにN700Sかどうかの表示があるので、充電したい人はN700Sの列車を選んでから座席を指定すると確実です。
N700Aは窓側と最前部・最後部だけ
N700AやN700系の場合、コンセントがあるのは窓側席(A席・E席)と、最前部・最後部の座席だけです。普通車の真ん中B席や通路側C席・D席では、原則として充電できません。
これは車両が設計された当時、コンセントは窓下の壁と前後の壁にしか付けられなかったためです。一方、グリーン車は全席にコンセントがあり、N700系ファミリーのどの形式でも使えます。
実用的なコツは、N700Aの列車で充電したいなら「窓側」か「1番・最終番の列」を選ぶこと。通路側しか空いていない場合は、最前列か最後列の通路側を探してみてください。前の壁にコンセントがあるので、窓側以外でも充電できる数少ない席です。
USBポートの有無や車両別のコンセント事情は、こちらでさらに詳しく解説しています。

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7号車のS Work車両は仕事向けの指定席
7号車はS Work車両で、16両編成の「のぞみ」「ひかり」「こだま」共通の設定です。パソコン作業やWeb会議を気兼ねなくしたい人向けの普通車指定席で、スマートEXなどで予約すれば普通車指定席と同額で使えます。
S Work車両ではキーボードの打鍵音など「最低限の作業音」はお互い様として許容し、Web会議や通話も周りに配慮すれば座席で可能です。その代わり、同行者との歓談や座席の回転は控えるルールになっています。
さらに、6〜10番のA席・C席には「S WorkPシート」が設定されていて、普通車指定席に2,000円を追加すると、隣のB席部分にパーティションがある広めの席を使えます。下りなら7号車11A・11C・12A・12C、上りなら4A・4C・5A・5Cの一部座席は、テーブルを手前に引くとパソコン向きの角度に傾くのもポイントです。
充電目的で自由席に乗るときの注意
自由席の1〜5号車でも、コンセントの位置のルールは同じです。N700Sなら全席、N700A以前なら窓側と最前部・最後部。つまり、N700Aの自由席で通路側に座ると充電できない可能性があります。
🎯 裏ワザ:最後部の席はコンセント+リクライニングの両取り
各号車の最終番の列は、後ろが壁なのでリクライニングを倒しても後ろの人に気を使いません。しかも最後部はN700Aでもコンセント付き。充電しながら寝たい人には、自由席でも指定席でも最終番の窓側が狙い目です。
自由席で充電席を確保したいなら、始発駅から乗るか、ホームで早めに並んで窓側を取るのが確実です。途中駅から乗る場合は窓側が埋まっていることが多いので、モバイルバッテリーを持っておくと安心ですね。
富士山・静かさ・2人旅…目的別に選ぶならこの席

座席表が読めるようになったら、次は「自分に合う席」を選ぶ段階です。ここでは目的別のおすすめ席を整理します。
普通車E席・グリーン車D席
11・12号車の指定席
7号車S Work車両
富士山は普通車E席・グリーン車D席
富士山を見たいなら、普通車はE席、グリーン車はD席です。JR東海の公式観光サイトでも、下り(東京→新大阪方面)・上り(新大阪→東京方面)ともにE席(グリーン車はD席)が富士山側と案内されています。
主なビュースポットは新横浜〜小田原間と三島〜新富士間。とくに新富士駅の通過前後の約3分間が見どころです。ひかりは停車パターンによって三島や静岡に停まる列車もあるので、停車中にじっくり眺められることもあります。
コツは、予約画面でE席を指定するだけでなく、進行方向の前寄りの列を選ぶこと。後ろ寄りの列だと窓と座席の位置がずれている席もあり、窓枠が視界にかかることがあります。E席が満席のときは、富士山側の通路側D席からでも窓越しに見えることはありますが、写真を撮るならやはりE席が確実です。
静かに過ごしたいなら11・12号車
静かに過ごしたい人には、11号車・12号車をおすすめします。編成の中央寄りで、自由席の1〜5号車から離れているため、人の移動が少なく落ち着いた環境になりやすい号車です。
自由席車両は途中駅での乗り降りが多く、座席を探して通路を歩く人も増えがちです。反対に指定席の中ほどは、乗った人がそのまま目的地まで座っているケースが多く、デッキの扉の開閉も少なくなります。
ただし11号車は多目的室があり子ども連れの利用も想定される号車なので、完全な静けさを求めるなら12号車の中ほどの列が狙い目です。12号車は100席と多く、20番まであるので、10番前後の列を取ればデッキからも離れられます。
2人旅はD・E席、3人旅はA・B・C席
グループで乗るなら、2人はD・E席、3人はA・B・C席がぴったり収まる組み合わせです。普通車の横5列は「3+2」なので、人数に合わせてブロックを選ぶと他人と相席になりません。
とくに2人旅のD・E席は、窓側E席で景色を楽しみ、通路側D席からは気兼ねなくトイレに立てるバランスのよい組み合わせです。「指定席の2列窓側がいちばんバランスがよい」という意見が多いのもうなずけます。
4人家族なら、A・B・C席とD席の2列分を横並びで取る方法と、A・B席とD・E席を前後の列で取り、片方の座席を回転させて向かい合わせにする方法があります。向かい合わせにしたい場合は、前後2列ぶんの同じ側を予約しておきましょう(S Work車両の7号車は座席の回転を控えるルールなので避けてください)。
実は「C席」は1人旅の穴場
意外と知られていないけれど、1人旅で狙い目なのは3人掛けの通路側C席です。窓側でもないのになぜ?と思うかもしれませんが、理由は隣のB席が最後まで空きやすいから。
予約する人の多くは、まず窓側のA席・E席、次に2人掛けの通路側D席を選びます。3人掛けの真ん中B席は最後まで売れ残りやすく、C席を取っておくと隣が空席のまま目的地に着くことが少なくありません。通路側なのでトイレや車内販売にもすぐ動けます。
さらにN700SならC席にもコンセントがあるので、充電の心配もありません。混雑期はB席まで埋まりますが、平日の昼間なら試してみる価値ありです。C席の詳しいメリットと注意点はこちらで解説しています。

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自由席で座るには?ひかりならではの注意点
ひかりは自由席が5両あるとはいえ、時間帯や区間によっては立ち客が出ることもあります。自由席を使うなら、座席表とセットで知っておきたいルールがあります。
繁忙期でもひかりには自由席がある
ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの繁忙期は、「のぞみ」が全席指定席になり、自由席の1・2号車も指定席に切り替わります。一方でJR東海ののぞみ全席指定席の公式案内では、この期間中も「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」には通常通り自由席を設定するとされています。
つまり繁忙期に予約なしで座りたいなら、ひかりの自由席が現実的な選択肢になります。ただし、同じことを考える人が多いので、ひかりの自由席に人が集中しやすいのも事実です。
JR東海は公式に、のぞみ停車駅どうしの移動なら、のぞみの指定席を予約してほしいと呼びかけています。ひかり・こだまは本数が少なく、のぞみが停まらない駅の利用者で例年混雑するためです。東京〜名古屋、東京〜新大阪のような区間なら、繁忙期は早めに指定席を押さえるのが結局ラクです。
乗り遅れても当日なら後続の自由席に乗れる
指定席を予約したひかりに乗り遅れてしまったら、当日中に限り後続の「ひかり」「こだま」の自由席に乗車できます。指定席特急券が無駄になるわけではないので、慌てて買い直さないようにしましょう。
この場合、座れるのは1〜5号車の自由席だけです。後続列車の指定席に座りたいなら、改めて指定席特急券を買う必要があります。のぞみの指定席に乗り遅れた場合も同様で、全席指定の期間中はのぞみのデッキ等か、後続のひかり・こだまの自由席を使うことになります。
のぞみに乗り遅れて後続のひかり自由席に乗るとき、「のぞみの自由席は1・2号車」という感覚のまま2号車の列に並び、長い行列に埋もれてしまうケースがあります。ひかりの自由席は1〜5号車。空いている3〜5号車の乗車口を探して並べば、座れる可能性が上がります。反対に、のぞみの3号車の指定席券を持ってひかりの3号車に乗ると、そこは自由席なので座席の保証はありません。
自由席の号車選びは「席数」と「位置」で考える
自由席で座る確率を上げるには、席数の多い号車を狙うのが基本です。1〜5号車の中では2号車と4号車が各100席と多く、1号車は65席と少なめ。数字で見ると、1号車は2号車の約3分の2しか座席がありません。
とはいえ、先頭の1号車はホームの端まで歩く必要があるため、並ぶ人が少ないこともあります。「席数が多い2・4号車」か「人が少なめの1号車」か、ホームの行列の長さを見て判断するのが実用的です。
トイレに近い席がいいなら、トイレのある1・3・5号車。荷物が大きいなら、デッキに荷物置場のある3・5号車が便利です。自由席は座席を選べる自由がある反面、号車選びでその後の快適さが決まるので、乗車口に並ぶ前に座席表を思い出してみてください。
ひかり座席表を見ながら予約する方法
ここまでの知識を生かすなら、座席表(シートマップ)を見ながら席を選べる予約方法を使うのがいちばんです。予約サービスごとにできること・できないことがあるので整理しておきます。
スマートEX・エクスプレス予約で列車を選ぶ(N700Sかも確認)
シートマップで号車と座席(E席・C席など)を指定
登録した交通系ICカードやQRで乗車
スマートEX・エクスプレス予約ならシートマップで選べる
座席表を見ながら席を選びたいなら、スマートEXかエクスプレス予約が便利です。JR東海の公式案内でも、列車ごとの空席状況を確認し、シートマップ(座席表)を見ながら希望の列車・座席を予約できると紹介されています。
シートマップでは号車ごとに空席が表示されるので、「12号車の中ほどのE席」「最後部の窓側」など、この記事で紹介したピンポイントの席を指定できます。窓口で口頭で伝えるより確実で、空いている号車をその場で見比べられるのが強みです。
スマートEXは年会費無料で、会員登録直後から使えます。登録した交通系ICカードでそのまま改札を通れるので、紙のきっぷを受け取る手間もありません。ひかりに乗る機会が年に数回でもあるなら、登録しておいて損はないサービスです。
LINEからEXは座席表から席を選べない
手軽な「LINEからEX」でも指定席は予約できますが、公式案内によるとシートマップから座席を選べない、予約後に変更できないといった制限があります。
LINEからEXは、LINEのトーク画面から数タップで予約できる手軽さが魅力のサービスです。そのぶん機能が絞られていて、「窓側か通路側か」程度の希望は出せても、号車や列番号まで細かく指定するのには向いていません。
富士山側のE席を確実に取りたい、コンセントのある最後部を狙いたい、といったこだわりがある場合は、スマートEXやエクスプレス予約を使いましょう。逆に「座れればどこでもいい」出張なら、LINEからEXの手軽さを優先するのもありです。
予約はいつから?1年前予約と1カ月前10時
指定席特急券は、乗車日の1カ月前の10:00から駅窓口や各社のネット予約で発売されます。さらにスマートEX・エクスプレス予約なら、乗車日1年前の5:30から予約(座席の確保)ができます。
ただし1年前予約で押さえられるのは座席数の一部で、座席番号が確定するのは乗車日1カ月前の8:00以降です。つまり1年前に予約しても、その時点では「何号車の何番」かは決まりません。また、S Work車両や車いす対応座席、早特商品は1年前予約の対象外です。
💡 ヒント:特定の席を狙うなら「1カ月前の10時」
E席の前寄りや最後部など特定の座席を指定したいなら、1年前予約で席数を確保するより、1カ月前の10:00に自分でシートマップから選ぶ方が狙いどおりの席を取りやすいケースがあります。予定が早く決まっている繁忙期は1年前予約、席にこだわるなら1カ月前、と使い分けましょう。
S Work車両の予約は発車4分前まで
7号車のS Work車両は、乗車日1カ月前の10:00から列車発車時刻の4分前まで発売されます。スマートEX・エクスプレス予約・LINEからEX・e5489のほか、駅の指定席券売機でも「S Work車両」を選んで購入できます。
券売機では、列車を選んだあとに「S Work車両」を選択し、さらに「S Workシート」か「S WorkPシート」を選ぶ流れです。こども用の設定もあり、1名から利用できます。グリーン車・自由席にはS Workの設定がない点は覚えておきましょう。
S Work車両をもっと詳しく知りたい方は、JR東海のS Work車両公式ページで最新の対象列車やサービス内容を確認できます。
まとめ|ひかりの座席は「号車の3ブロック」と「席の並び」で選ぶ
ひかりの座席表は、号車を3ブロックで覚え、あとはABCDE席の並びとトイレ・コンセントの位置を押さえれば迷いません。静かに過ごしたいなら11・12号車、仕事なら7号車のS Work車両、1人旅ならC席と、目的に合わせて選べば同じ運賃でも移動の快適さが変わります。
まずは次にひかりに乗る日を決めたら、スマートEXのシートマップを開いて「どの号車のどの席が空いているか」を眺めてみてください。
※編成・設備・発売条件は変更される場合があります。最新情報はJR東海公式サイトでご確認ください。

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