「つばさの指定席、何号車の何番を取ればいいんだろう?」「えきねっとの座席表を開いたけど、トイレや荷物置場がどこにあるのか分からない」──山形新幹線に乗る前、こんなふうに手が止まった経験はありませんか。東北新幹線の長い編成に慣れている人ほど、7両しかないつばさの号車配置は意外とつかみにくいものです。
先に結論を言ってしまうと、いまのつばさは全列車が新型のE8系で、11号車がグリーン車、12〜17号車が普通車の7両・全車指定席です。座席は全号車とも2+2列で、窓側はA席とD席。号車ごとに座席数がバラバラで、いちばん多い13号車は66席、いちばん少ない11号車は26席しかありません。さらに、トイレがある号車・ない号車、荷物置場の位置、ドアの位置まで号車ごとに違います。
この記事では、ガタンゴトン研究所が号車別の座席表を1列ずつ数えて整理したデータをもとに、つばさの座席表の読み方から、目的別の当たり席、料金、福島駅での連結・切り離しの注意点まで、乗る前に知っておきたいことをまとめて解説します。旧型E3系の座席表を見て迷子にならないためのポイントも押さえておきましょう。
✅ この記事でわかること
✓ つばさ(E8系)11〜17号車の座席数・配置・設備の一覧
✓ グリーン車11号車と普通車の料金・席の選び方
✓ トイレ・荷物置場・ドア位置から逆算する「当たり席」
✓ 福島駅の連結・切り離しで失敗しない乗車位置のコツ
新幹線つばさ(山形新幹線)の座席表を号車別に一覧でチェック

つばさは7両編成、11号車がグリーン車で12〜17号車が普通車
つばさの編成は7両で、号車番号は1号車からではなく11号車〜17号車です。11号車がグリーン車、12〜17号車の6両が普通車という構成になっています。
なぜ11号車から始まるのかというと、つばさは東京〜福島間で東北新幹線のやまびこと連結して走る列車があるからです。連結したときに1〜10号車がやまびこ、11〜17号車がつばさになるように番号が振られているので、単独で走るときも号車番号は11〜17号車のままです。これを知らないと「1号車はどこ?」とホームで探し回ることになります。
JR東日本の公式ページでも、E8系は7両編成・全車指定席・全車禁煙と案内されています。運行区間は東京〜山形・新庄で、東京〜山形は約2時間30分。東北新幹線内は300km/h、山形新幹線内(在来線区間)は130km/hで走ります。
実用面でのコツは、きっぷを予約するときに「11号車=グリーン車」「12号車=バリアフリー設備のある普通車」とだけ覚えておくこと。ここさえ押さえておけば、えきねっとの号車選択画面で迷う時間がぐっと減ります。公式の座席表はJR東日本「E8系 つばさ/なすの」のページで号車ごとに確認できます。
🚆 つばさ(E8系)号車ガイド
11号車 グリーン車(26席)/東京行きの先頭車両
12号車 普通車指定席(36席)/多目的室・多目的トイレ・車いすスペース
13〜16号車 普通車指定席(58〜66席)/14・15・16号車にトイレ
17号車 普通車指定席(42席)/山形・新庄行きの先頭車両
号車ごとの座席数と設備(ガタンゴトン研究所調べ)
結論から言うと、つばさ全体の座席数は352席(普通車326席+グリーン車26席)です。号車ごとの差が大きいので、一覧で見ておくのが近道です。
座席数がバラバラになるのは、トイレや多目的室、運転室といった設備が号車ごとに偏って配置されているからです。先頭車の11号車と17号車は運転室のぶん客室が短く、12号車は多目的室やバリアフリートイレにスペースを使っています。反対に、設備のない13号車は客室がまるごと座席です。
下の表は、新幹線研究センターが公開しているE8系の座席表をもとに、ガタンゴトン研究所が1列ずつ数えて整理したものです。
| 号車 | 種別 | 座席数 | 列番号 | 主な設備 |
|---|---|---|---|---|
| 11号車 | グリーン車 | 26席 | 1〜7列 | 荷物置場(東京寄り)・車いす対応席 |
| 12号車 | 普通車 | 36席 | 1〜11列 | 多目的室・多目的トイレ・男性用トイレ・車いすスペース |
| 13号車 | 普通車 | 66席(最多) | 1〜17列 | 荷物置場(トイレなし) |
| 14号車 | 普通車 | 62席 | 1〜16列 | 共用トイレ・洗面所(東京寄り) |
| 15号車 | 普通車 | 62席 | 1〜16列 | 共用トイレ・男性用トイレ・洗面所(東京寄り) |
| 16号車 | 普通車 | 58席 | 1〜15列 | 共用トイレ・男性用トイレ・洗面所(新庄寄り) |
| 17号車 | 普通車 | 42席 | 1〜11列 | 荷物置場(トイレなし) |
この表を見ながら予約すると、「トイレの近くがいい」「静かな号車がいい」といった希望に合わせて号車を選びやすくなります。たとえば、トイレまでの距離を気にするなら14・15・16号車、人の出入りが少ない車両がいいなら設備のない13号車や17号車、という具合です。
全号車2+2列、窓側はA席とD席
つばさの座席は、グリーン車も普通車も全号車が2+2列(A・B|通路|C・D)です。窓側がA席とD席、通路側がB席とC席になります。東北新幹線のE5系のような3+2列ではないので、E席は存在しません。
2+2列になっているのは、つばさが「ミニ新幹線」と呼ばれる車両だからです。福島から先の山形線(奥羽本線)は在来線の線路を走るため、車体の幅を在来線サイズに合わせる必要があります。そのぶん横に並ぶ座席は4つまで、という作りです。
2+2列で得をするのは、3人掛けの真ん中のB席がないこと。どの席を取っても窓側か通路側になるので、「真ん中の席しか空いていなかった」という悩みがありません。2人連れならA・B席かC・D席を並びで取れば、隣に知らない人が座ることもなくなります。
座席番号の並び方も覚えておくと便利です。各号車とも1列目が東京寄りで、新庄寄りに向かって列番号が大きくなります。「14号車の2A」なら、14号車の東京寄りの端から2列目の窓側、ということになります。
旧型E3系の座席表を見ると間違える理由
ネットで「つばさ 座席表」と検索すると、いまでも旧型E3系の座席表が上位に出てくることがあります。ですが、E3系は2025年12月に定期運行を終了しており、2026年3月からはすべてのつばさがE8系で運転されています。古い座席表はもう使えません。
E3系とE8系は同じ7両・2+2列なので見た目は似ていますが、座席数や設備の位置が違います。たとえば17号車のドアは、E3系では16号車寄りでしたが、E8系では運転室寄りに変わりました。コンセントも、E3系2000番台はグリーン車の全席と普通車の窓側(A・D席)、最前部・最後部の座席にしかありませんでしたが、E8系は全座席に付いています。
見分け方はシンプルで、座席表のページに「E8系」と書かれているか、更新日が2024年3月以降かを確認すること。JR東日本の公式ページにも「車両の種類によっては配置が異なる場合があります」という注記があるので、迷ったら公式の座席表を正としましょう。
ちなみに、時刻表も2026年3月14日のダイヤ改正以降のものを見てください。改正前の時刻表には、すでに走っていないE3系の列車が載っていることがあります。
グリーン車11号車の26席、どこに座るのが正解?
11号車は1〜6列が4席ずつ、7列目だけ2席
グリーン車の11号車は全部で26席です。1〜6列目がA〜Dの4席ずつで24席、いちばん新庄寄りの7列目だけがA席とD席の2席になっています。
7列目が2席しかないのは、そこに車いす対応のスペースを確保しているからです。グリーン車でも車いすのまま近くに乗れるよう、7Aと7Dが車いす対応の移乗席として設定されています。
東京寄りの端には運転室と出入口があり、そのすぐ内側の両側に荷物置場があります。つまり1A・1B・1C・1Dの4席は荷物置場にいちばん近い席です。11号車にはトイレがないので、トイレへ行くときは隣の12号車まで歩くことになります。12号車側にいちばん近いのは6列目と7列目です。
コツとしては、大きなスーツケースを荷物置場に置くなら1〜2列目、トイレに行きやすさを重視するなら5〜6列目を選ぶのがおすすめ。1人で窓側に座りたいなら、どの列でもA席かD席を指定すれば確実です。
グリーン車の料金は東京〜山形で15,330円
11号車グリーン車の料金(運賃+特急料金+グリーン料金の合計、大人・片道・通常期)は、東京〜山形が15,330円、東京〜新庄が18,200円です。2026年3月の改定後の金額です。
同じ区間の普通車指定席は、東京〜山形が11,670円、東京〜新庄が13,330円。グリーン車はこの差額を払って、26席しかない静かな車両を選ぶイメージです。料金の詳細は新幹線「つばさ」料金表で区間ごとに確認できます。
グリーン車の座席にもコンセントは全席に付いています。ただ、普通車もE8系なら全席コンセント付きなので、「充電のためにグリーン車にする」必要はありません。グリーン車を選ぶ理由は、座席数が少なく人の出入りが落ち着いていることと、座席そのもののゆとりです。
出張で約2時間30分ずっとパソコン作業をしたい人や、混雑する繁忙期に少しでも落ち着いた空間がほしい人には、グリーン車の価値があります。逆に、景色を眺めながらのんびり乗るだけなら、普通車の窓側でも十分快適に過ごせます。
💡 ヒント:グリーン車のトイレは12号車
11号車にはトイレがありません。いちばん近いのは隣の12号車の東京寄りにある男性用トイレと多目的トイレです。トイレの近さを優先するなら、11号車の6列目・7列目寄りを選ぶと移動が短く済みます。
7A・7Dは車いす対応の移乗席
11号車の7A・7D席は車いす対応の移乗席です。車いすから座席へ移って座る使い方を想定した席で、近くに車いすを置けるスペースがあります。
こうした席が用意されているのは、普通車だけでなくグリーン車でも車いす利用者が座席を選べるようにするためです。E8系では12号車の普通車に加えて、11号車のグリーン車にも車いす対応席が設けられています。
車いすを利用する人がグリーン車でゆったり移動したいなら、この7A・7Dを指定するのが第一候補になります。予約時は、えきねっとやみどりの窓口で車いす対応席を指定して申し込みましょう。
反対に、車いすを使わない人がこの席を取るのは避けたほうが無難です。車いす対応席は必要な人のための席なので、一般の予約では選べない、もしくは最後まで残しておく扱いになっていることがあります。グリーン車で2人並んで座りたいなら、1〜6列目のA・B席かC・D席を選びましょう。
普通車12〜17号車、号車ごとの「当たり席」はここ

12号車は多目的室と車いすスペースがあるバリアフリー車両
12号車は、多目的室・多目的トイレ(バリアフリートイレ)・車いすスペースがまとまっているバリアフリー対応の号車です。座席数は36席で、普通車の中ではいちばん少なくなっています。
東京寄りの端に男性用トイレ、多目的トイレ、洗面所、多目的室が集まっていて、出入口をはさんで客室が始まります。客室の東京寄りは、1A・2Aが車いすのまま利用できる車いすスペース(移乗席なし)、1D・2Dが車いす対応の移乗席です。3〜10列目は通常の4席、新庄寄りの11列目はC・D席のみで、A・B側には荷物置場があります。
車いすを利用する人、授乳や体調不良のときに多目的室を使いたい人には12号車が最適です。小さな子ども連れの家族も、多目的トイレが近い12号車を選ぶと移動がラクになります。
一方、とくに設備を使わない人にとっては、トイレや多目的室を利用する人の行き来がある号車でもあります。静かさを重視するなら、12号車の中でも東京寄りを避けて、新庄寄りの8〜10列目あたりを選ぶとよいでしょう。11列目のC・D席は荷物置場の隣なので、大きな荷物を持っている人には便利な席です。
13号車は66席で最多、トイレなしで落ち着いた車両
13号車は66席で、つばさの中で座席数がいちばん多い号車です。1列目だけがA・B席の2席(C・D側は荷物置場)で、2〜17列目が4席ずつ並びます。
座席が多いのは、トイレや洗面所などの設備が一切ないからです。客室がまるごと座席に使われているので、1両あたりの席数が多いぶん、指定席が取りにくい時期でも空席を見つけやすい号車です。
トイレがないということは、トイレへ向かう人が車内を通り抜ける頻度も比較的少ないということ。とはいえ、隣の12号車と14号車にはトイレがあるので、13号車の端の席に座れば移動距離は短く済みます。東京寄りの1〜3列目なら12号車側、新庄寄りの15〜17列目なら14号車側のトイレに近くなります。
「とにかく取れればいい」「人の出入りが少ない車両がいい」という人には、13号車の中ほど(8〜10列目あたり)がおすすめです。出入口からも離れているので、駅に停まるたびの乗り降りの気配も気になりにくくなります。
14・15・16号車はトイレの近くを選びやすい
トイレの近さを重視するなら、14・15・16号車が狙い目です。座席数は14号車と15号車が62席、16号車が58席です。
トイレの位置は号車によって違います。14号車は東京寄りに共用トイレと洗面所、15号車は東京寄りに共用トイレ・男性用トイレ・洗面所、16号車は新庄寄りに共用トイレ・男性用トイレ・洗面所があります。16号車だけトイレが反対側にあるのがポイントです。
この配置を利用すると、トイレに近い席が見えてきます。14号車・15号車なら東京寄りの1〜3列目、16号車なら新庄寄りの13〜15列目がトイレのすぐそばです。子ども連れや、お酒を飲みながら移動したい人はこのあたりを選ぶと、トイレまで数歩で行けます。
ただし、トイレのすぐ近くは人の出入りがあり、ドアの開け閉めの音も聞こえやすい席です。静かに過ごしたい人は、トイレから離れた側(14・15号車なら新庄寄り、16号車なら東京寄り)を選ぶとバランスが取れます。14〜16号車はいずれも1列目がA・B席の2席だけで、C・D側に荷物置場がある点も共通です。
17号車は42席、新庄寄りの先頭車両
17号車は42席で、山形・新庄方面の先頭車両です。1〜10列目が4席ずつ、新庄寄りの11列目はC・D席のみで、A・B側に荷物置場があります。
座席数が少ないのは、新庄寄りに運転室があり、客室が短くなっているためです。トイレはないので、トイレへ行くときは隣の16号車の新庄寄り(17号車から見て手前側)にあるトイレを使います。16号車のトイレは17号車寄りにあるので、17号車の1〜3列目に座ればトイレまでの移動は短く済みます。
17号車の注意点は、出入口が運転室寄り(新庄寄り)にあること。ほかの普通車とドアの位置の考え方が違うので、ホームでの乗車位置を間違えやすい号車です。これについては後の章で詳しく解説します。
17号車をおすすめしたいのは、山形・新庄で降りるときに改札へ急ぎたい人と、先頭車両ならではの雰囲気を味わいたい人。11列目のC・D席は荷物置場の隣なので、スーツケースを手元近くに置いておきたい人にも向いています。
自由席はない!きっぷの買い方と料金で損しないコツ
つばさは全車指定席、自由席は2022年3月に廃止
つばさには自由席がありません。全7両が指定席で、普通車自由席は2022年3月11日に廃止されています。
以前のつばさには自由席の号車がありましたが、ダイヤ改正で全車指定席に切り替わりました。同じE8系を使う東北新幹線のなすのは、グリーン車を除いて全車自由席で運転されることがあるので、「E8系=自由席がある」と思い込むと混乱します。つばさとして走るときは全車指定席、と覚えておきましょう。
全車指定席になったことで、座席表を見て号車や席を選ぶ重要性はむしろ高まっています。並んで座りたいとき、トイレに近い席がいいとき、荷物置場の隣がいいとき──この記事の座席表を見ながら、予約の段階で狙った席を指定しておくのが基本です。
予約はえきねっとのほか、駅の指定席券売機やみどりの窓口でもできます。えきねっとでは号車と座席を座席表から選べるので、この記事の号車別データと照らし合わせながら選ぶと失敗がありません。
東北新幹線の感覚で「自由席特急券を買って乗ればいい」と考えると、つばさには自由席の号車そのものがないので座る場所に困ります。原因は、やまびこやなすのと同じ感覚でいたこと。対策はシンプルで、乗る列車が決まったら出発前に指定席を予約しておくことです。連休や年末年始は早めに埋まるので、日程が決まった時点で押さえておきましょう。
東京〜山形・新庄の料金一覧
つばさの料金(運賃+特急料金の合計、大人・片道・通常期、2026年3月改定後)は、普通車指定席が東京〜山形11,670円、東京〜新庄13,330円です。
| 区間 | 普通車指定席 | グリーン車 |
|---|---|---|
| 東京〜山形 | 11,670円 | 15,330円 |
| 東京〜新庄 | 13,330円 | 18,200円 |
この金額は2026年3月の改定後のものです。ネット上には改定前の金額を載せたままのページもあるので、古い料金表を見て予算を組まないよう注意してください。
予算を立てるときは、往復ならこの金額の2倍を目安にしておきましょう。新庄まで行く場合は、山形からさらに北へ走るぶん料金も上がります。山形駅で降りるのか、天童・さくらんぼ東根・新庄まで行くのかで料金が変わるため、目的地の駅を先に決めてから料金を確認するのが確実です。

シーズンで指定席料金が200〜400円変わる
指定席の特急料金は乗る日によって変わります。通常期と比べて、閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。上の表の金額は通常期の料金です。
シーズン別の料金になっているのは、JRが利用の多い時期と少ない時期で料金に差をつけ、利用を平準化しようとしているからです。年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期は最繁忙期・繁忙期にあたることが多く、同じ区間でも料金が上がります。
差額は片道で最大400円なので、家族4人の往復となると無視できない金額になります。日程を動かせる旅行なら、閑散期を選ぶだけで1人片道200円安くなる計算です。
コツは、予約画面で日付を変えたときに料金表示が変わるかどうかをチェックすること。えきねっとでは日付ごとの料金が表示されるので、旅行の日程に幅があるなら、何パターンか日付を入れて比べてみると、安く乗れる日が見つかります。
荷物置場・コンセント・車内販売はどうなってる?
荷物置場は全号車にあり、場所は号車によって違う
E8系のつばさは、全7両に荷物置場があります。ただし、置き場所は号車によって異なります。
11号車は東京寄りの出入口の内側に左右2か所。12号車と17号車は新庄寄りの11列目A・B側。13〜16号車は東京寄りの1列目C・D側です。いずれも客室の端にあり、そのすぐ隣の席が「荷物置場に近い席」になります。
大型の荷物置場を設けているのは、山形や新庄へ向かう観光客がスーツケースを持って乗ることが多いからです。座席上の網棚に載らない大きさの荷物でも、荷物置場を使えば足元を狭くせずに済みます。
大きな荷物を持って乗るなら、荷物置場の隣の席を予約するのがいちばん確実です。具体的には、11号車の1列目、12号車・17号車の11列目C・D席、13〜16号車の1列目A・B席が該当します。荷物を目の届く場所に置けるので、盗難の心配も減らせます。
コンセントは全座席に設置
E8系のつばさは、グリーン車・普通車ともに全座席にコンセントが付いています。窓側・通路側を問わず、どの席でもスマホやパソコンの充電ができます。
旧型のE3系2000番台では、コンセントがあるのはグリーン車の全席と普通車の窓側(A・D席)、最前部・最後部の座席だけでした。通路側のB・C席に座ると充電できなかったのですが、E8系に置き換わったことでこの悩みはなくなりました。
約2時間30分の乗車時間があれば、パソコン作業や動画視聴でバッテリーを消費しても、車内で十分に充電できます。仕事で使う人は、通路側の席でも安心して予約できるようになったのが大きな変化です。
ただし、2人で並んで座るときは、コンセントの位置を確認してからケーブルを伸ばすと隣の人の迷惑になりません。充電ケーブルは長めのものを1本持っておくと、どの席に座ってもスムーズに使えます。

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車内販売は東京〜山形間、販売のない列車もある
つばさの車内販売は、東京〜山形間で営業しています。ただし、すべての列車で営業しているわけではありません。
2026年3月14日改正の時刻表では、下りのつばさ171号・つばさ159号、上りのつばさ160号は車内販売がない列車です。また、山形から先の新庄方面では車内販売がないので、新庄まで乗る人は注意が必要です。
車内販売は営業区間や営業列車が見直されることがあります。「車内で弁当を買えばいい」と考えていると、販売のない列車に当たったときに困ってしまいます。
確実なのは、乗る前に駅で飲み物や弁当を買っておくこと。乗車駅の売店で、必要なものを乗る前にそろえておきましょう。営業列車の一覧はJR東日本サービスクリエーションが公開しています。
全7両にあり。位置は号車ごとに東京寄り/新庄寄り
グリーン車・普通車とも全座席に設置
東京〜山形間のみ。販売なしの列車あり
ホームでの乗車位置と福島駅の連結で迷わないために
東京行きは11号車、山形・新庄行きは17号車が先頭
つばさの先頭車両は、東京行きが11号車、山形・新庄行きが17号車です。進行方向によって先頭が入れ替わります。
これは新幹線の車両が両方向に運転台を持っていて、折り返すときに向きを変えずに逆方向へ走るからです。11号車の東京寄りと17号車の新庄寄りにそれぞれ運転室があり、どちらに向かうかで先頭が変わります。
この知識は、ホームで自分の号車を探すときに役立ちます。山形方面に向かう下りなら、進行方向の前から17・16・15…と並び、いちばん後ろが11号車のグリーン車です。東京に向かう上りなら逆に、前から11・12・13…と並びます。
駅のホームには号車ごとの乗車位置の表示があるので、自分の号車番号を確認してからその表示の前で待ちましょう。表示どおりに並べば、到着した列車のドアの前で待つことができます。
17号車のドアは運転室寄り、E3系と逆
17号車のドアは運転室寄り(新庄寄り)にあります。旧型のE3系では16号車寄りにあったので、位置が逆になっています。
E8系では運転室のすぐ後ろに出入口を設け、客室を東京寄りに伸ばす設計になりました。そのため、17号車のドアは12〜16号車とは違って、新庄寄りの端にあります。
つばさに何度も乗っている人ほど、昔の感覚で乗車位置に並んでしまいがちです。ホームの乗車位置表示はE8系に合わせて更新されているので、昔の記憶ではなく、その場の表示を見て並ぶのが確実です。
⚠️ 失敗パターン②:E3系時代の感覚で17号車の乗車位置に並んだ
E3系のころは17号車のドアが16号車寄りにありました。その感覚で並ぶと、列車が到着したときに目の前にドアがなく、運転室寄りのドアまで走ることになります。原因は旧車両の記憶に頼ったこと。対策は、ホームの乗車位置表示で「17号車」の位置を毎回確認すること。とくに荷物が多いときや子ども連れのときは、余裕を持ってホームに着いておきましょう。
福島駅でやまびこと連結・切り離し、1〜10号車はやまびこ
一部のつばさは、東京〜福島間で東北新幹線のやまびこと連結して走ります。連結している区間は、1〜10号車がやまびこ(E5系/H5系)、11〜17号車がつばさです。
連結と切り離しは福島駅14番線で行われます(一部列車を除く)。下りの場合、東京から一緒に走ってきたやまびこと福島駅で分かれ、つばさだけが山形方面へ進みます。上りでは逆に、福島駅でやまびこと連結して東京へ向かいます。
連結して走ると、山形へ向かう人と仙台方面へ向かう人を東京〜福島間では1本の列車でまとめて運べます。線路を効率よく使える運転方法です。
注意したいのは、連結しているときに1〜10号車へ乗ってしまうこと。つばさのきっぷを持っていても、やまびこ側の号車に乗ると福島で切り離されたあと山形へは行けません。つばさの号車は必ず11〜17号車です。

「やまびこって自由席は何号車?」「指定席を取るならA席とE席のどっちがいいの?」「グリーン車やグランクラスは払う価値ある?」――東北新幹線のやまびこに乗る前、座…
つばさの停車駅は全16駅、列車ごとに停まる駅が違う
つばさが停車する駅は全部で16駅です。東京、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、米沢、高畠、赤湯、かみのやま温泉、山形、天童、さくらんぼ東根、村山、大石田、新庄。ただし、すべての列車がすべての駅に停まるわけではありません。
停車駅は列車ごとに異なるので、乗りたい列車が自分の降りる駅に停まるかは、予約前に時刻表で確認しましょう。また、山形止まりの列車と新庄まで行く列車があるので、天童より北へ行く人は行き先の確認が欠かせません。
停車駅は2026年3月14日のダイヤ改正以降の時刻表で確認しましょう。JR東日本の時刻表では、列車ごとの停車駅を一覧で確認できます。
実用的なコツとして、座席を予約するときは降りる駅も意識しておくと便利です。たとえば米沢や山形で降りる人は、乗車位置表示を見て改札に近い号車を選んでおくと、降りてからの移動がスムーズになります。
東京駅で11〜17号車(つばさ側)に乗車
連結列車は東京〜福島間をやまびこ(1〜10号車)と一緒に走行
切り離し後、つばさだけが山形・新庄方面へ
あなたに合うのは何号車?目的別のおすすめ座席
一人旅・出張なら13号車の中ほどか11号車
一人で移動するなら、普通車は13号車の中ほど、予算に余裕があれば11号車グリーン車がおすすめです。
13号車は66席と座席数が多く、トイレなどの設備がないため人の通り抜けが少なめです。中ほどの8〜10列目なら出入口からも離れていて、駅に停まるたびのざわつきも気になりにくくなります。全席コンセント付きなので、パソコン作業もできます。
出張でまとまった作業をしたい人は、11号車のグリーン車も候補です。26席しかなく、普通車より人の出入りが落ち着いています。東京〜山形の料金は普通車指定席の11,670円に対してグリーン車15,330円なので、その差額で静かな作業時間を買うかどうかで判断しましょう。
窓側に座りたいならA席かD席を指定します。2+2列なので、通路側のB・C席でも隣は1人だけ。窓側が埋まっていても、3列シートの真ん中のような窮屈さはありません。
家族連れ・子連れなら12号車か14〜16号車のトイレ寄り
子ども連れの家族には、12号車、または14〜16号車のトイレ寄りの席がおすすめです。
12号車には多目的トイレと多目的室があり、オムツ替えや授乳が必要なときに使えます。座席数が36席と少なめなので、子どもが少し声を出しても周りへの影響が抑えやすいのもポイントです。
トイレの近さで選ぶなら、14号車と15号車は東京寄りの1〜3列目、16号車は新庄寄りの13〜15列目がトイレのすぐそばです。小さな子どもは「トイレに行きたい」が急なことも多いので、トイレまで数歩の席を取っておくと安心です。
家族4人なら、同じ列のA・B席とC・D席を取れば、通路をはさんで1列にまとまれます。2人ずつ前後に並ぶ取り方(例:5A・5Bと6A・6B)もできます。どちらにするかは、子どもの年齢や、親が見守りやすい配置かどうかで決めるとよいでしょう。
大きな荷物・車いす利用なら荷物置場の隣と12号車
大きなスーツケースを持っている人は荷物置場の隣の席、車いすを利用する人は12号車または11号車の車いす対応席を選びましょう。
荷物置場の隣は、11号車の1列目、12号車・17号車の11列目C・D席、13〜16号車の1列目A・B席です。荷物を自分の目の届く範囲に置けるので、到着駅で降りるときもスムーズに取り出せます。
車いすの人は、12号車の1A・2Aが車いすのまま利用できるスペース、1D・2Dが移乗席です。グリーン車を使いたい場合は11号車の7A・7Dが移乗席になります。12号車には多目的トイレもあるので、移動中の安心感があります。
実は「座席数が少ない号車」ほど狙い目なこともある
意外と知られていないけれど、座席数が少ない号車は満席になりやすい一方で、乗っている人数そのものが少ないので、車内が落ち着いていることが多いのです。
たとえば17号車は42席、12号車は36席。66席ある13号車と比べると、同じ満席でも車内の人数はおよそ半分〜3分の2です。人の気配が少ないほうが落ち着ける人にとっては、座席数の少ない号車は隠れた狙い目になります。
ただし、座席数が少ないぶん、繁忙期にはすぐ埋まります。17号車や12号車を狙うなら、予約開始のタイミングで早めに押さえるのがコツです。反対に、直前の予約で「どこでもいいから座りたい」という場合は、座席数の多い13号車や14・15号車を探すと空席が見つかりやすくなります。
「多い号車ほど取りやすい、少ない号車ほど静か」──この視点を持っておくと、予約画面で号車を選ぶときの判断がぐっとラクになります。
まとめ
つばさの座席表は、号車ごとに座席数も設備もバラバラなのが特徴です。とはいえ、「11号車はグリーン車」「12号車はバリアフリー設備」「13号車は座席数最多でトイレなし」「14〜16号車はトイレあり」「17号車は先頭でドアが運転室寄り」という5つのポイントを押さえれば、予約画面で迷うことはありません。
旧型E3系は2025年12月に定期運行を終了し、いまは全列車がE8系です。古い座席表やネットの情報を見るときは、E8系のものかどうかを必ず確認してください。コンセントは全座席にあり、窓側・通路側を問わず充電できます。料金は東京〜山形が普通車指定席11,670円、グリーン車15,330円です。
まずは乗る日と区間を決めたら、この記事の号車一覧を見ながら、えきねっとで自分の目的に合った号車と座席を指定してみてください。
※料金・ダイヤ・設備は変更されることがあります。最新情報はJR東日本の公式サイトでご確認ください。

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