「やまびこに乗るけど、トイレって何号車だっけ?」「子連れだからおむつ替えできる場所を先に知っておきたい」——東北新幹線のやまびこは東京〜仙台・盛岡をじっくり走る列車なので、乗っている時間が長いぶん、トイレの位置は乗る前に押さえておきたいポイントですよね。
先に結論をいうと、やまびこのトイレは1・3・5・7・9号車の「奇数号車」にあり、偶数号車にはありません。どの奇数号車でも、トイレは次の偶数号車寄りのデッキにまとまっています。車いす対応トイレはE5系なら5号車と9号車、E2系なら9号車。多目的室はE5系が5号車、E2系が9号車です。
ただし、やまびこにはE5系とE2系の2種類の車両があり、女性用トイレやベビーベッドの号車がけっこう違います。さらにE6系をつないだ列車では11〜17号車が増えます。この記事では、JR東日本公式の車内設備図をもとに、車両ごとのトイレ位置、子連れや車いすでの使い方、トイレに近い席の取り方までまとめて解説します。
✅ この記事でわかること
✓ やまびこのトイレがある号車とデッキの位置
✓ E5系・E2系・E6系で違う女性用トイレとベビーベッドの号車
✓ 車いす対応トイレ・多目的室の場所と使うときの流れ
✓ トイレに近い席を自由席・指定席で確保するコツ
やまびこトイレは何号車?結論は「奇数号車」の5か所

トイレがあるのは1・3・5・7・9号車だけ
やまびこのトイレは、1・3・5・7・9号車の5か所です。2・4・6・8・10号車にはトイレがありません。これはやまびこに使われるE5系でもE2系でも同じで、JR東日本公式サイトの車内設備図を見ると、トイレのアイコンがきれいに奇数号車にだけ並んでいます。
なぜ1両おきなのかというと、新幹線は客室の座席数を確保するために、トイレ・洗面所をデッキにまとめて2両で1か所を共有する設計が基本だからです。1両ごとにトイレを置くと、そのぶん座席が減ってしまいます。10両編成で5か所、つまり「2両に1か所」という配置は、座席数とトイレの待ち時間のバランスを取った結果といえます。
具体的には、E5系は1号車に男女共用・男性用・女性用、3号車と7号車も同じ3種類、5号車には男女共用・男性用に加えて車いす対応トイレ、9号車には男女共用と車いす対応トイレがあります。E2系は1・3・5・7号車に男女共用・男性用・女性用、9号車に男性用・女性用・車いす対応トイレという構成です。
覚え方のコツは「奇数号車=トイレあり」。たとえば自分が4号車に座っているなら、隣の3号車か5号車へ向かえばOKです。どちらに行くか迷ったら、次の項目で説明する「デッキの位置」を思い出すと歩く距離を減らせます。
トイレは奇数号車の「次の偶数号車寄り」のデッキにある
トイレがあるのは、奇数号車の大きい番号側(次の偶数号車寄り)のデッキです。1号車なら2号車寄り、3号車なら4号車寄り、9号車なら10号車寄りのデッキにトイレと洗面所がまとまっています。
JR東日本の車内設備図では、1号車が東京方面(上り側)の先頭、10号車が盛岡方面(下り側)の先頭として描かれていて、トイレのアイコンはどの奇数号車でも下り側の端に並んでいます。つまり、トイレのあるデッキは「1号車と2号車の間」「3号車と4号車の間」「5号車と6号車の間」「7号車と8号車の間」「9号車と10号車の間」の5か所です。
この配置を知っておくと、偶数号車に座っている人のほうが有利な場面があります。たとえば2号車の1号車寄りの席に座っていれば、デッキに出るとすぐトイレです。逆に1号車の東京寄り(先頭側)に座っていると、1両ぶん客室を歩くことになります。同じ「1号車」でも、端と端では距離がまるで違うわけです。
実用的には、きっぷを予約するときに「奇数号車の後ろ寄り」か「偶数号車の前寄り」、つまりデッキの番号でいうと連結部分の近くを選ぶと、トイレまでの歩数が最小になります。座席表を表示できる予約画面なら、号車の端の席を狙ってみてください。
10号車(グランクラス)と偶数号車からはどう行く?
10号車にはトイレがなく、隣の9号車の10号車寄りデッキのトイレを使います。偶数号車の2・4・6・8号車も同じで、それぞれ若い番号側の隣(1・3・5・7号車)とのデッキがいちばん近いトイレです。
E5系の10号車はグランクラス、9号車はグリーン車という編成で、公式の設備図でも10号車にはトイレのアイコンがありません。9号車のトイレは10号車とのあいだのデッキにあり、男女共用トイレと車いす対応トイレ、ベビーベッドがまとまっています。E2系の10号車は普通車で、こちらもトイレはなく、9号車の10号車寄りデッキを使います。
偶数号車からトイレへ行くときのルールはシンプルで、「自分の号車番号から1を引いた号車との間のデッキ」です。2号車なら1号車との間、4号車なら3号車との間、6号車なら5号車との間、8号車なら7号車との間。反対側(大きい番号側)のデッキには荷物置場はあってもトイレはないので、まちがえて逆方向へ歩くと1両ぶん戻ることになります。
はじめて乗る車両だと、デッキに出てから「あれ、こっちじゃない」となりがちです。乗車したら、荷物を置く前に「どっち側のデッキにトイレがあるか」を車内の案内表示やドア上のサインで1回確認しておくと、走行中に慌てずにすみます。
🚆 やまびこ(E5系)のトイレ号車ガイド
1・3・7号車 男女共用・男性用・女性用トイレ/ベビーベッド
5号車 男女共用・男性用・車いす対応トイレ/多目的室/ベビーベッド
9号車 男女共用・車いす対応トイレ/ベビーベッド(グリーン車)
2・4・6・8・10号車 トイレなし(隣の奇数号車とのデッキを利用)
E5系とE2系、自分の乗る列車はどっち?見分け方と設備の違い
やまびこにはE5系とE2系の2種類が走っている
やまびこに使われる車両は、E5系とE2系の2種類です。どちらも10両編成で、トイレのある号車(奇数号車)は共通ですが、トイレの種類やベビーベッドの数が違います。
JR東日本公式サイトの車両紹介ページでは、E5系の愛称欄に「はやぶさ/はやて/やまびこ/なすの」、E2系の愛称欄に「やまびこ/なすの」と書かれています。E5系は2011年3月デビュー、最高速度320km/hの車両で、はやぶさの主力として知られています。一方のE2系は1997年3月デビューで、最高速度275km/h。もともとは「こまち」や北陸新幹線の「あさま」と組んで走るやまびこ用に開発された車両です。
つまり、やまびこに乗る場合は「新しめのE5系」と「ベテランのE2系」のどちらに当たるかで、車内設備が少し変わるということです。トイレの場所そのものは大きく変わらないものの、女性用トイレの号車、ベビーベッドの号車、多目的室の号車は違うので、子連れや車いす利用の方はとくに確認しておきたいところです。
見た目で区別するなら、E5系は長いノーズに緑(ときわグリーン)とピンクの帯、E2系は短めのノーズにピンク系の帯。ホームで列車を見ればひと目で分かりますが、座席を予約する段階で知っておきたいなら、次の項目の方法が確実です。
乗る列車の車両形式を事前に調べる方法
車両形式を確実に知るには、予約サイトや時刻表の列車詳細で座席表・車両情報を確認するのがいちばんです。えきねっと等の予約画面で座席を選ぶとき、号車ごとの座席配置が表示されるので、そこでおおよそ判別できます。
JR東日本は列車ごとの車両形式を公式ページの「車両紹介」と「時刻表」で案内していて、同じやまびこでも時間帯や号数によって使用車両が異なります。さらに公式ページには「列車によって、指定席・自由席の号車番号が変更になる場合がございます」という注記もあり、毎回同じ編成とは限りません。
具体的に気にしたいのは、E2系の場合は9号車以外にベビーベッドがない点と、E5系の場合は5号車にも車いす対応トイレと多目的室がある点です。この2点だけでも、どちらの車両かで「どの号車を予約するか」が変わります。たとえば赤ちゃん連れなら、E5系なら1〜9号車のどの奇数号車でもおむつ替えができますが、E2系なら9号車まで行く必要があります。
コツとしては、車両形式が分からないまま予約するときは「どちらの車両でも困らない号車」を選ぶこと。後で詳しく触れますが、9号車の近く(E2系の多目的室・車いす対応トイレがある)か、5号車の近く(E5系の多目的室がある)を意識しておくと、当日どちらの車両が来ても対応しやすくなります。

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ガタンゴトン研究所調べ:E5系・E2系・E6系のトイレ設備比較
3形式を並べると、トイレのある号車数はE5系とE2系が5か所、E6系が4か所です。ただし中身はけっこう違い、とくにベビーベッドと女性用トイレの数に差があります。以下はJR東日本公式サイトの車内設備図から号車ごとのアイコンを数えて整理したものです。
| 設備 | E5系(1〜10号車) | E2系(1〜10号車) | E6系(11〜17号車) |
|---|---|---|---|
| トイレのある号車 | 1・3・5・7・9号車 | 1・3・5・7・9号車 | 12・13・14・16号車 |
| 女性用トイレ | 1・3・7号車 | 1・3・5・7・9号車 | 設備図に表示なし |
| 車いす対応トイレ | 5・9号車 | 9号車 | 12号車 |
| ベビーベッド | 1・3・5・7・9号車 | 9号車 | 12・13・14・16号車 |
| 多目的室 | 5号車 | 9号車 | 12号車 |
| AED | 5号車 | 6号車 | 12号車 |
表から分かるのは、子連れならE5系、女性用トイレの数ならE2系に分があるということ。E5系はベビーベッドが5か所すべてのトイレデッキにあるのに対し、E2系は9号車の1か所だけです。逆に女性用トイレはE2系が5か所、E5系は3か所(5号車と9号車には女性用の表示なし)となっています。
なお、JR東日本の公式ページには「車両の種類によっては配置が異なる場合があります」とも書かれています。表はあくまで標準的な配置なので、当日の車内案内も合わせて確認してください。出典はJR東日本 E5系、JR東日本 E2系、JR東日本 E6系の各車両紹介ページです。
女性用・男性用・共用…どの号車に何がある?種類別に整理

女性用トイレはE5系なら1・3・7号車
E5系のやまびこで女性用トイレがあるのは、1・3・7号車です。5号車と9号車には女性用の表示があるトイレはなく、男女共用トイレ(5号車は加えて男性用、9号車は車いす対応トイレも)という構成になっています。
E5系の公式紹介ページには「女性のお客さまの声を反映したトイレ・洗面所などの女性専用スペース」を設置したと書かれています。設備図を見ると、1・3・7号車のデッキには、片側に男女共用トイレと男性用トイレ、反対側に女性用トイレと洗面所・ベビーベッドが配置されていて、女性用のトイレと洗面所がまとまった一角になっているのが分かります。
E2系の場合は事情が違い、女性用トイレは1・3・5・7・9号車の5か所すべてにあります。E2系の各トイレデッキは、男性用トイレと洗面所が片側、女性用トイレと男女共用トイレが反対側という並びです。つまり「女性用トイレを使いたい」という目線だと、E2系はどのトイレデッキに行っても女性用がある一方、E5系は1・3・7号車を選ぶ必要があります。
E5系で5号車や6号車に座っている女性の場合、いちばん近い5号車デッキには女性用の表示がないため、女性用トイレを使いたいなら3号車(4号車寄り)か7号車(8号車寄り)のデッキへ向かうことになります。席選びの段階で気になるなら、2〜4号車か7〜8号車あたりを予約しておくと移動が短くすみます。
男性用トイレと男女共用トイレの配置
男性用(小便器)トイレは、E5系なら1・3・5・7号車、E2系なら1・3・5・7・9号車にあります。男女共用トイレは、E5系が1・3・5・7・9号車、E2系が1・3・5・7号車です。
新幹線のトイレデッキは、ふつう「男女共用(個室)」「男性用」「女性用」の3種類を組み合わせています。男性用を別に設けているのは、利用時間の短い男性用を個室から分けることで、個室の待ち時間を減らすためです。E5系の9号車だけは男性用の表示がなく、男女共用トイレと車いす対応トイレの組み合わせになっています。
ここで押さえておきたいのは、男女共用トイレは男性も女性も使える個室だということ。E5系の5号車や9号車のように女性用の表示がないデッキでも、男女共用の個室は女性も問題なく使えます。急いでいるときは「女性用がないから別の号車へ」と移動する前に、まず近くの男女共用トイレが空いているかを確認したほうが早いケースも多いです。
個室の空き状況は、デッキに出るとトイレのドアの表示(使用中ランプなど)で分かります。走行中にトイレ待ちで立ちっぱなしになるのを避けたいなら、隣の奇数号車のデッキも候補に入れておくと、どちらかは空いていることが多いはずです。
洋式・和式や洗面所はどうなっている?
JR東日本の公式ページには、やまびこのトイレが洋式か和式かは書かれていません。確実にいえるのは、トイレのあるデッキには必ず洗面所が併設されているということです。
E5系の設備図では、1・3・5・7・9号車のトイレデッキすべてに洗面所のアイコンがあり、1・3・7号車は両側に洗面所が配置されています。E2系も1・3・5・7・9号車のデッキに洗面所があります。手を洗う、歯を磨く、メイクを直すといった用事は、トイレと同じデッキですませられる設計です。
「和式だったら困る」と心配する人もいると思いますが、公式の設備案内では便器の形状までは区別されていません。気になる場合は、車いす対応トイレがE5系なら5・9号車、E2系なら9号車にあることを覚えておくと安心です。E5系の紹介ページでは、このトイレが「改良型ハンドル形電動車いすに対応した大型トイレ」と説明されていて、広さに余裕があります。ただし車いすの方や介助が必要な方の利用が優先なので、譲り合いを前提に使いましょう。
洗面所は朝の通勤時間帯や長距離の終点手前で混みやすい場所です。身支度をしたいなら、混みやすい到着直前を避けて、乗車してすぐか途中の停車駅を過ぎたあたりで済ませておくと待たずに使えます。
⚠️ 失敗パターン①:E5系の5号車に女性用トイレがあると思い込む
「どの奇数号車にも女性用トイレがある」と思って5号車デッキへ行ったら、女性用の表示がなかった——E5系で起こりやすいパターンです。原因は、E2系では5号車にも女性用トイレがあるため、車両の違いを知らずにいたこと。対策は、E5系なら女性用トイレは1・3・7号車と覚えておくこと。急ぐときは5号車の男女共用トイレを使えば移動せずにすみます。
車いす対応トイレと多目的室はどこ?介助・授乳で使うときの流れ
車いす対応トイレはE5系5・9号車、E2系は9号車
車いす対応トイレは、E5系なら5号車と9号車、E2系なら9号車にあります。どちらもトイレデッキの一角にあり、E5系5号車と、E2系9号車の近くには多目的室も配置されています。
国土交通省の「新幹線のバリアフリー対策検討会」資料では、E5系の車椅子スペースの対応号車は5・9号車とされていて、車いす対応座席とトイレ・多目的室がセットで近くにまとまる設計になっています。JR東日本の設備図でも、E5系の5号車デッキには車いす対応座席のアイコン、多目的室、車いす対応トイレが並び、9号車には車いす対応座席と車いす対応トイレが配置されています。
E2系は車いす対応座席が9号車と10号車にあり、車いす対応トイレと多目的室は9号車にまとまっています。つまりE2系で車いすを利用する場合は、9号車か10号車を予約しておくと、トイレや多目的室への移動が最短になります。E5系なら5号車か9号車が基本です。
車いすで新幹線を利用する場合は、車いす対応座席を駅のみどりの窓口などで事前に手配しておくのが確実です。乗降時にスロープの手配が必要な場合も、乗車駅で駅係員に伝えておきましょう。根拠資料は国土交通省 新幹線のバリアフリー対策検討会 資料で確認できます。
多目的室はE5系5号車・E2系9号車
多目的室があるのは、E5系なら5号車、E2系なら9号車です。E6系をつないだ列車では、E6系側の12号車にも多目的室があります。
多目的室は、体調が悪くなった人が横になったり、車いすの人が休んだり、授乳をしたりするための個室スペースです。座席とは別に設けられている小部屋で、トイレデッキのすぐ近くにあります。国土交通省の検討会資料では、E5系の多目的室は「ハンドル形電動車椅子」での利用にも対応していると整理されていて、車いす利用者の休憩スペースとしての役割も持っています。
多目的室とベビーベッドの関係も押さえておきましょう。E5系は5号車に多目的室があり、ベビーベッドはそれとは別に1・3・5・7・9号車のトイレデッキにあります。E2系は多目的室もベビーベッドも9号車に集中しています。授乳だけなら多目的室、おむつ替えだけならベビーベッドのあるトイレ、と使い分けるとスムーズです。
多目的室はいつでも自由に入れる部屋ではありません。体の不自由な方や体調が悪い方の利用が優先されるため、空いていない場合や先に利用者がいる場合もあります。授乳で使いたいときは、早めに相談しておくと、次の停車駅前後の混雑を避けて使えることがあります。
多目的室を使いたいときの流れ
多目的室を使いたいときは、車内の乗務員(車掌さんやパーサー)に声をかけるのが基本の流れです。勝手に入るのではなく、乗務員に事情を伝えて案内してもらいます。
多目的室のある号車(E5系5号車/E2系9号車)を確認
車内を巡回する乗務員に「授乳で使いたい」など用途を伝える
空いていれば案内してもらい、使い終わったら乗務員に一声かける
乗務員に声をかける理由は、多目的室が「本当に必要な人」を優先する部屋だからです。体調を崩した人や車いすの人が先に使っている、あるいは使う予定があると、授乳や着替えの目的では譲ることになります。乗務員が状況を把握していることで、利用の順番や時間を調整してもらえます。
乗務員がなかなか通らないときは、多目的室のある号車のデッキ付近で待つのがおすすめです。E5系なら5号車デッキ、E2系なら9号車デッキ。乗務員室はE5系・E2系とも9号車にあるため、9号車付近にいると乗務員と会える可能性が高くなります。
授乳目的なら、多目的室にこだわらず「授乳ケープを使って座席で」という選択肢も持っておくと安心です。多目的室が使えないときの代替策を決めておけば、空き待ちでヤキモキする時間が減ります。
子連れでやまびこトイレを使うコツ(ベビーベッドと駅のベビー休憩室)
おむつ替えのベビーベッドはE5系なら全トイレデッキ
E5系のやまびこなら、ベビーベッドは1・3・5・7・9号車のすべてのトイレデッキにあります。一方E2系は9号車だけです。
E5系の設備図では、1・3・7号車は女性用トイレの横、5号車は車いす対応トイレの横、9号車は男女共用トイレの横にベビーベッドのアイコンがあります。つまりE5系なら、どの号車に座っていてもすぐ近くのトイレデッキでおむつ替えができるわけです。E5系の設計時に女性や子連れの声を反映させた、というJR東日本の説明とも一致する配置です。
E2系は事情が違い、ベビーベッドのアイコンは9号車の車いす対応トイレの横にしかありません。E2系で1号車や2号車に座っていると、おむつ替えのために7両ぶん歩いて9号車まで行くことになります。走行中に揺れる車内を赤ちゃんを抱っこして歩くのは、なかなか大変です。
子連れの実用ワザとしては、車両形式が分からない場合は8号車か9号車寄りの席を予約しておくのがおすすめ。E5系でもE2系でも9号車デッキにはベビーベッドがあるので、どちらの車両が来ても移動が短くすみます。ただしE5系の9号車はグリーン車なので、普通車なら8号車の9号車寄りが狙い目です。

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乗る前に駅のベビー休憩室ですませる
車内のベビーベッドが混んでいたり、E2系で9号車まで遠かったりする場合に備えて、乗車前に駅のベビー休憩室でおむつ替え・授乳をすませておくのがいちばん確実です。
JR東日本の公式ページによると、やまびこの主な停車駅にはベビー休憩室があります。東京駅は新幹線北乗換口改札内(1階)、上野駅は新幹線乗換口改札前、大宮駅は新幹線北乗換改札内(待合室内)にあり、東京駅では子供用便器・ベビーチェアのあるバリアフリートイレが隣接しています。上野駅は室内に親子トイレがあるタイプです。
仙台方面でも、小山・宇都宮・那須塩原・郡山の各駅は新幹線改札内、盛岡駅は新幹線改札内(待合室内)にベビー休憩室があります。福島駅は在来線改札内、仙台駅は在来線中央改札内(待合室横)で、仙台駅は授乳用イスのみの設備です。停車駅は列車によって違うので、自分の乗るやまびこが停まる駅を確認してから使ってください。
| 駅 | ベビー休憩室の場所 | ひとこと |
|---|---|---|
| 東京 | 新幹線北乗換口改札内(1階) | バリアフリートイレが隣接 |
| 上野 | 新幹線乗換口改札前 | 室内に親子トイレ |
| 大宮 | 新幹線北乗換改札内(待合室内) | 新幹線改札内の女性トイレに子供用便器 |
| 郡山 | 新幹線改札内(トイレ横) | バリアフリートイレが隣接 |
| 仙台 | 在来線中央改札内(待合室横) | 授乳用イスのみ |
| 盛岡 | 新幹線改札内(待合室内) | バリアフリートイレにおむつ交換台 |
コツは、改札に入ってから乗車までに余裕を持たせておくこと。東京駅や大宮駅のように新幹線改札内にある駅なら、ホームへ上がる前に立ち寄れます。出典はJR東日本「駅のベビー休憩室」です。
子連れの席はトイレデッキの近く+通路側が正解に近い
子連れでやまびこに乗るなら、ベビーベッドのあるトイレデッキに近い号車の端の席、できれば通路側を選ぶと、おむつ替えやぐずったときの移動がぐっとラクになります。
理由はシンプルで、赤ちゃんや小さな子どもは走行中に何度もトイレやおむつ替えが必要になるうえ、泣いてしまったときにデッキへ出てあやす場面も多いからです。窓側だと隣の人に毎回声をかけることになり、親も気をつかいます。デッキに近い端の通路側なら、さっと立って出られます。
具体的には、E5系なら奇数号車の偶数号車寄りか、偶数号車の奇数号車寄りの端の席。たとえば3号車の4号車寄り、4号車の3号車寄りの席はどちらも同じデッキに近く、そこには女性用トイレとベビーベッドがあります。E2系なら9号車に近い8号車の9号車寄りや、10号車の9号車寄りの席がベビーベッドに最短です。
もうひとつの実用ワザは、荷物置場の位置も合わせて確認すること。E5系の設備図では1〜9号車の若い番号側の端に荷物置場のアイコンがあり(車両によっては設置なし)、ベビーカーをたたんで置ける場所の目安になります。ベビーカーの扱いは別記事で詳しく解説しているので、荷物が多い日はあわせてチェックしてください。
E5系の紹介ページには「女性のお客さまの声を反映したトイレ・洗面所などの女性専用スペース」を設けたと書かれています。1・3・7号車のデッキで女性用トイレ・洗面所・ベビーベッドが片側にまとまっているのは、この考え方を形にした配置です。同じやまびこでも、1997年デビューのE2系と2011年デビューのE5系では、子連れへの配慮の手厚さに世代の差が出ているわけです。
トイレに近い席を取るには?自由席・指定席の号車選び
自由席は1〜5号車、トイレは1・3・5号車に3か所
やまびこの自由席は、JR東日本公式ページで1〜5号車と案内されています。この範囲にあるトイレは1・3・5号車の3か所で、自由席の5両はすべてトイレデッキに隣接しています。
E5系・E2系どちらのやまびこも、公式の「車両編成」欄には「自由席 1~5号車」と書かれています。ただし同じページに「列車によって、指定席・自由席の号車番号が変更になる場合がございます」という注記もあるので、乗る列車ごとに確認するのが確実です。
自由席でトイレに近い席を取るなら、デッキの位置を意識しましょう。1号車と2号車の間、3号車と4号車の間、5号車と6号車の間にトイレがあるので、たとえば2号車の1号車寄り、4号車の3号車寄りの端の席は、トイレまでデッキ1つ分です。逆に1号車の東京寄り(先頭部分)は、トイレまで1両歩く必要があります。
自由席は先頭の1号車がホームの端になるため、改札やエスカレーターから遠い駅では空いている傾向があります。その1号車は2号車寄りにトイレがあるので、座れたら2号車寄りを選ぶと、空いている号車とトイレの近さを両立できます。
指定席なら「奇数号車の後ろ寄り」を座席表で選ぶ
指定席では、座席表から奇数号車の偶数号車寄りの端、または偶数号車の奇数号車寄りの端を選ぶと、トイレまでいちばん近い席が取れます。
やまびこの指定席は、自由席の1〜5号車以外の6〜10号車が中心です(9号車はグリーン車、E5系の10号車はグランクラス)。この範囲のトイレは7号車と9号車のデッキ、そして5号車と6号車の間のデッキです。たとえば6号車なら5号車寄りの端、8号車なら7号車寄りの端が、トイレに最短の席になります。
注意点として、平日(土曜、休日、最繁忙期を除く)の7号車は、ワーク&スタディ利用優先の普通車指定席「TRAIN DESK」になります(普通車全車自由席の列車は除く)。7号車にはトイレデッキがありますが、通話やパソコン作業の利用を想定した車両なので、「トイレに近いから」だけで選ぶ場合はその性質を理解しておきましょう。土休日なら7号車の8号車寄りは、女性用トイレのあるデッキに近い指定席として狙い目です。
予約画面で座席表を表示できるなら、号車の両端の列を見比べて、トイレのあるデッキ側の端を選ぶだけでOK。迷ったら「奇数号車の大きい番号側の端」と覚えておけば、まず外しません。
実は偶数号車のほうがトイレに近い席もある
意外と知られていないけれど、トイレのない偶数号車でも、奇数号車寄りの端の席ならトイレまでの距離は奇数号車の端と変わりません。むしろトイレのある奇数号車の反対側の端より、ずっと近いのです。
なぜかというと、トイレは奇数号車の偶数号車寄りのデッキにあり、そのデッキは隣の偶数号車とも接しているからです。たとえば3号車と4号車の間のデッキにトイレがあれば、3号車の4号車寄りの席も、4号車の3号車寄りの席も、デッキまでの距離は同じ。「トイレのある号車を選ばなきゃ」と奇数号車にこだわる必要はありません。
逆に、奇数号車でも若い番号側の端(例:3号車の2号車寄り)に座ると、トイレまで客室を1両分歩くことになります。3号車の2号車寄りの端は、隣の2号車寄りのデッキにトイレがなく荷物置場しかないので、トイレへ行くには3号車の通路を端から端まで歩く必要があります。
この視点を持っておくと、座席の選択肢がぐっと増えます。奇数号車が埋まっていても、偶数号車の奇数号車寄りの端が空いていれば、それがトイレに近い席です。とくに混雑する時期の指定席予約では、ここを狙うと「トイレに近い席」を取りやすくなります。
🎯 裏ワザ:トイレに近い席の見つけ方
座席表で「奇数号車の大きい番号側の端」と「偶数号車の小さい番号側の端」の2か所をチェック。どちらも同じトイレデッキに面しているので、片方が埋まっていてももう片方が空いていることがあります。2号車なら1号車寄り、4号車なら3号車寄り、6号車なら5号車寄り、8号車なら7号車寄りが狙い目です。

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E6系をつないだ17両のやまびこ、トイレはどう変わる?
E6系が加わると11〜17号車にトイレが4か所増える
E6系が連結されるやまびこでは、11〜17号車が加わり、12・13・14・16号車にトイレがあります。11号車・15号車・17号車にはトイレがありません。
JR東日本のE6系紹介ページの愛称欄には「こまち/はやぶさ/やまびこ/なすの」と書かれていて、やまびこ/なすのとして走るときの座席設定は「自由席 12~17号車」とされています。E6系は秋田新幹線用の7両編成で、号車番号は11〜17号車。E5系の1〜10号車とつないで走る場合、全体で17両の長い編成になります。
E6系のトイレ配置は、E5系やE2系の「奇数号車ルール」とは違います。12号車には男性用トイレ、車いす対応トイレ、多目的室、ベビーベッド、AEDがまとまっていて、13・14・16号車には男女共用トイレ、男性用トイレ、ベビーベッドがあります。11号車はグリーン車で、トイレはありません。
17両のやまびこでE6系側に乗る場合は、「奇数号車にトイレ」という覚え方が通用しないので要注意。E6系では12〜14号車と16号車にトイレ、と別に覚えておくのが安全です。
E6系側は女性用トイレの表示がない
E6系の公式設備図には、女性用トイレのアイコンがありません。13・14・16号車のトイレデッキは、男女共用トイレと男性用トイレという組み合わせです。
E6系はもともと秋田新幹線「こまち」用に作られた車両で、新幹線と在来線を乗り換えなしで結ぶ「新在直通運転」のために開発されました。設備の考え方もE5系とは別物です。JR東日本の紹介ページでも、E6系の車内設備は「12号車に、改良型ハンドル形電動車いすに対応した大型の多目的トイレを設置」と、12号車の設備を中心に説明されています。
つまり、E6系側の11〜17号車に乗った女性が女性用トイレを使いたい場合、E6系の中では見つかりません。男女共用トイレは女性も使えるので、通常はそれで十分ですが、「女性用トイレがいい」というこだわりがあるなら、E5系側(1〜10号車)の1・3・7号車まで移動することになります。乗車後に移動するより、予約の段階で号車を選んでおくほうが確実です。
実用的には、女性用トイレを重視するなら、17両のやまびこではE5系側の号車を予約するのが確実です。E6系側に乗る場合は、男女共用トイレを使う前提で考えておくと戸惑いません。
「奇数号車にトイレがある」と覚えていたので、17号車や15号車でデッキに出たらトイレがなかった——17両のやまびこで起こりやすい失敗です。原因は、E6系(11〜17号車)がE5系・E2系とは違う配置だと知らなかったこと。対策は、E6系側ではトイレが12・13・14・16号車にあると覚えておくこと。17号車からなら16号車、15号車からなら14号車か16号車のデッキへ向かいましょう。
E6系12号車には車いす対応トイレと多目的室がまとまっている
E6系側でバリアフリー設備が集まっているのは12号車です。車いす対応トイレ、多目的室、ベビーベッド、AEDがすべて12号車にあります。
JR東日本のE6系紹介ページでは、12号車に「改良型ハンドル形電動車いすに対応した大型の多目的トイレ」を設置していると説明されています。設備図を見ると、12号車の11号車寄りのデッキに男性用トイレ、車いす対応トイレ、ベビーベッド、多目的室、洗面所、AEDが集中していて、隣の11号車(グリーン車)には車いす対応座席があります。
E6系側に乗る子連れの場合、ベビーベッドは12・13・14・16号車にあるので、E2系と比べるとかなり探しやすい配置です。13号車と14号車はそれぞれのデッキにベビーベッドがあり、16号車にもあります。おむつ替えのしやすさでいえば、E6系側も十分に使いやすいといえます。
17両のやまびこで車いすや介助が必要な方は、E5系側なら5号車か9号車、E6系側なら11号車か12号車を選ぶと、トイレや多目的室への移動が最短になります。乗る列車がE6系を連結しているかどうかは、予約時の号車選択画面で11号車以降が表示されるかで確認できます。
まとめ
やまびこのトイレは「奇数号車の大きい番号側のデッキ」と覚えておけば、まず迷いません。最初の一歩として、次に予約するときは座席表で「トイレのあるデッキに面した端の席」を選んでみてください。それだけで、長い乗車時間のストレスがひとつ減ります。
赤ちゃん連れの方は、E2系だとベビーベッドが9号車だけになる点を忘れずに。車両形式が分からないときは8号車の9号車寄りの席を選び、乗車前に駅のベビー休憩室でおむつ替えをすませておくと安心です。車いすの方は、E5系なら5号車か9号車、E2系なら9号車か10号車を基準に予約しましょう。
※車両の配置は編成によって異なる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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