中央線快速に乗ろうとして、「快速」「中央特快」「通勤特快」と種別がいくつもあって、どれに乗ればいいか迷ったことはありませんか?結論から言うと、中央線快速は東京〜高尾を結ぶオレンジ色の電車で、種別によって停車駅が大きく変わります。同じホームに来た電車でも、乗り間違えると目的の駅を通過してしまうので、種別の見分け方を知っておくと一気にラクになります。
さらに2025年3月からはグリーン車(4・5号車)が登場して、Suicaなら750円から座って通勤・お出かけができるようになりました。この記事では、種別ごとの停車駅・主要区間の運賃・グリーン車の使い方まで、「乗る前に知りたかった」をまとめて解説します。
💡 この記事でわかること
✓ 快速・中央特快・通勤特快など6種別の停車駅の違い
✓ 東京〜高尾など主要区間のIC運賃と所要時間
✓ 2025年に始まったグリーン車の料金(Suica750円〜)と乗り方
✓ 乗り間違えを防ぐコツと、号車選びの裏ワザ
中央線快速ってどんな路線?まずは種別の違いから整理

中央線快速は、東京都心と多摩エリア・高尾方面を最短で結ぶ通勤・行楽の大動脈です。まずは「快速」とひとことで言っても複数の種別があること、そして黄色い「各駅停車」とは別物であることを押さえておきましょう。
中央線快速は東京〜高尾を結ぶオレンジの電車
中央線快速の正体は、東京駅と高尾駅を結ぶオレンジ色のラインカラーの電車です。車両はE233系で、2025年に全列車が12両編成になりました。一部は高尾から先の大月(中央本線)や、立川から青梅線へ直通します。総武線各駅停車(黄色)と同じ線路区間を走る場所もありますが、停車駅も行き先も別物です。通勤時間帯には数分おきにやってきて、新宿〜立川あたりの利用者を一手に引き受けています。日中でも本数が多いので、時刻表をあまり気にせずホームに行っても次の電車にすぐ乗れるのが強みです。まずは「オレンジ=快速系、黄色=各駅停車」と色で覚えるのが、乗り間違えを防ぐ第一歩です。
快速・特快・通勤特快…種別が6つもある理由
中央線快速の種別は、快速・中央特快・青梅特快・通勤特快・通勤快速と、各駅停車を含めると非常に多彩です。なぜこんなに種別が多いのかというと、東京〜高尾の約53kmという長い距離を、近距離客と遠距離客の両方が使うからです。都心の駅にこまめに停まってほしい人と、立川や八王子へ一刻も早く着きたい人の両方をさばくために、停車駅を絞った速達種別が用意されています。通勤特快は平日朝の上りだけ、通勤快速は平日夕方〜夜の下りだけ、と時間帯限定で走る種別もあるのがポイント。「いつ乗るか」で出会える種別が変わるので、自分の利用時間帯にどの種別が走るかを知っておくと得します。
中央線が東京〜立川の間で「定規で引いたようにまっすぐ」なのは有名な話。明治期に甲武鉄道として開業した際、武蔵野台地の平坦な土地を選んで直線で敷設したためと言われています。地図で見ると新宿〜立川がほぼ一直線で、これが速達運転をしやすくしている理由のひとつです。
黄色い「各駅停車」とオレンジの「快速」は別物
意外と混乱しやすいのが、黄色い各駅停車(中央・総武線各駅停車)とオレンジの快速は別の電車だという点です。各駅停車は東京駅・神田駅には直通せず、御茶ノ水で系統が分かれます。つまり「東京駅に行きたいのに黄色い電車に乗ってしまうと、御茶ノ水で乗り換えが必要」になるわけです。逆に、中野〜三鷹あたりの各駅(高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪など)に行きたい場合は、日中の快速がこれらの駅に停まるので快速でOK。ただし土休日は快速がこの3駅を通過するため要注意です(後述)。ホームでオレンジか黄色かを確認するだけで、行き先の取り違えはほぼ防げます。
平日と土休日で停車駅が変わる罠
中央線快速の最大の落とし穴が、平日と土休日で快速の停車駅が変わることです。具体的には、土休日の快速は高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪の3駅を通過します。平日に高円寺で快速に乗り降りしている人が、休日に同じ感覚で乗ると「あれ、停まらない!」となるわけです。これは休日に速達性を高めて、行楽客をスムーズに運ぶための措置。この3駅に休日に行くときは、各駅停車(黄色)に乗るのが正解です。曜日で停車駅が変わる路線は珍しく、地元の人でもうっかりやりがちなので、頭の片隅に入れておきましょう。
種別ごとの停車駅を完全整理(快速・中央特快・通勤特快)
ここからは中央線快速の種別ごとの停車駅を整理します。「自分の降りる駅にどの種別が停まるか」を一覧で確認できるようにしておくと、ホームでの判断が一瞬で済みます。停車駅情報はJR東日本の公式路線案内をもとにしています。
快速の停車駅(平日と土休日で違う)
快速は中央線快速の基本種別で、平日は東京〜高尾の主要駅+中野以西の各駅に停まります。平日の停車駅は、東京・神田・御茶ノ水・四ツ谷・新宿・中野・高円寺・阿佐ケ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺・三鷹・武蔵境・東小金井・武蔵小金井・国分寺・国立・立川・日野・豊田・八王子・西八王子・高尾。三鷹から先は各駅に停車します。土休日はこのうち高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪を通過します。新宿〜中野の都心側はこまめに停まるので、近距離移動でも使いやすい種別です。「とりあえず快速に乗っておけば多くの駅でなんとかなる」万能タイプと覚えておきましょう。
| 種別 | 新宿〜立川で停まる主な駅 | 運転時間帯 |
|---|---|---|
| 快速 | 中野・荻窪・吉祥寺・三鷹〜立川の各駅 | 終日 |
| 中央特快 | 中野・三鷹・国分寺・立川 | 終日 |
| 通勤特快 | 国分寺・立川(中野・三鷹は通過) | 平日朝の上りのみ |
| 通勤快速 | 中野・荻窪・吉祥寺・三鷹・国分寺・立川 | 平日夕夜の下りのみ |
中央特快・青梅特快の停車駅
中央特快は、快速より停車駅を絞った終日走る速達種別です。停車駅は東京・神田・御茶ノ水・四ツ谷・新宿・中野・三鷹・国分寺・立川・八王子・高尾。吉祥寺・荻窪・西荻窪・国立などは通過します。新宿から立川までを快速より数分速く結ぶので、立川・八王子方面へ急ぐ人の定番です。青梅特快は中央線内(東京〜立川)は中央特快と同じ停車駅で、立川から青梅線に直通して青梅方面へ向かいます。行き先表示が「青梅」「中央特快」と違うだけで、都心側の停まり方は同じ。立川より手前で降りる人はどちらに乗っても問題ありませんが、立川から先へ行く人は行き先をよく確認しましょう。
🎯 裏ワザ
吉祥寺や荻窪で降りたいのに来たのが中央特快だった場合、無理に乗らず次の快速を待つのが確実。ただし三鷹までは特快に乗り、三鷹で各駅停車・快速に乗り換えると、待ち時間込みでも早く着くことがあります。三鷹は特快も停まる「乗り換えの要所」です。
通勤特快の停車駅(平日朝だけの最速列車)
通勤特快は、平日朝の上り(高尾・立川方面→東京方面)だけに走る、無料種別では最速の電車です。停車駅は高尾・八王子・立川・国分寺・新宿・四ツ谷・御茶ノ水・神田・東京。中央特快が停まる中野・三鷹すら通過するのが最大の特徴です。立川から新宿までノンストップに近い走りで、朝のラッシュを最速で抜けたい遠距離通勤者向け。逆に言えば、中野・三鷹・国分寺以外の中間駅では乗り降りできないので、これらの駅を使う人は乗ってはいけません。「朝、立川や八王子から都心へ急ぐなら通勤特快」と覚えておくと、通勤時間をぐっと短縮できます。
通勤快速の停車駅(平日夜だけの下り)
通勤快速は、平日の夕方〜夜の下り(東京方面→高尾方面)だけに走る種別です。停車駅は特快の停車駅に加えて、荻窪と吉祥寺にも停まります。つまり中央特快と快速の中間のような停まり方で、帰宅ラッシュ時に都心から多摩エリアへ帰る人をスムーズに運ぶ役割。荻窪・吉祥寺という人気の住宅エリアに停まるのがポイントで、これらの駅に帰る人には便利な反面、高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪には停まらないので注意。夜に「快速のつもりで通勤快速に乗ったら自分の駅を通過した」というのは中央線あるあるです。行き先と種別の表示を必ず確認しましょう。
乗り間違えると遠くまで連れて行かれる?よくある失敗

中央線快速は種別が多いぶん、乗り間違えも起きやすい路線です。実際に多くの人がやりがちな失敗パターンを知っておけば、自分が同じミスをするリスクをぐっと減らせます。
「快速のつもりが特快で目的駅を通過」した
もっとも多い失敗が、快速だと思って乗った電車が中央特快で、降りたい駅を通過してしまうパターンです。たとえば吉祥寺で降りたいのに中央特快に乗ると、次の停車駅は三鷹。1駅戻ることになります。中央線は同じホームに快速も特快も来るので、種別表示を見ずに「来た電車に飛び乗る」と起きがちです。対策はシンプルで、ホームの発車標と電車正面の種別表示を必ず見ること。特快は「中央特快」「青梅特快」とオレンジ地に表示され、快速は「快速」と表示されます。急いでいるときほど確認を忘れがちなので、乗る直前に一呼吸おく習慣をつけましょう。
⚠️ 注意点
中央特快を通過駅で降り損ねると、三鷹や国分寺まで運ばれてしまい、戻るのに10分以上ロスすることも。特に吉祥寺・国立・西荻窪は「快速は停まるが特快は通過」する駅なので、この3駅を使う人は種別チェックを徹底してください。
各駅停車に乗ったら東京駅に着かなかった
もうひとつ多いのが、黄色い各駅停車に乗って東京駅へ向かったら、御茶ノ水で行き止まりだったという失敗です。中央・総武線の各駅停車は、御茶ノ水から先は神田・東京方面へは行かず、秋葉原・錦糸町方面(総武線)へ進みます。東京駅・神田駅に行きたいなら、オレンジの快速に乗る必要があります。新宿や三鷹のホームで「各駅停車のほうが空いているから」と黄色い電車に乗ってしまうと、御茶ノ水で乗り換える羽目に。東京駅・神田駅が目的地なら、必ずオレンジの快速系を選びましょう。なお、中央線のトイレの位置を号車別に知りたい人は、こちらの記事も参考になります。

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土休日に高円寺で降りようとしたら止まらない
前述の通り、土休日の快速は高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪を通過します。平日に毎日高円寺で快速に乗っている人が、休日に同じ電車に乗ると中野の次が荻窪になり、戻ることに。これは「速達運転」と呼ばれ、休日は通過してスピードアップする仕組みです。土休日にこの3駅へ行くときは、黄色い各駅停車に乗るのが正解。中野で快速から各駅停車に乗り換える手もあります。曜日で停車駅が変わるのは中央線特有のクセなので、「休日の高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪は各駅停車」とセットで覚えておくと失敗しません。
運賃と所要時間を主要区間で比較
中央線快速を使うなら、主要区間の運賃と所要時間も押さえておきたいところ。ここでは東京・新宿を起点に、立川・八王子・高尾までの料金を一覧にしました(ガタンゴトン研究所調べ/IC運賃・大人)。最新の運賃はJR東日本の運賃案内でも確認できます。
東京〜高尾はIC1,034円・約1時間
中央線快速の端から端、東京〜高尾はIC運賃1,034円(きっぷ1,040円)、所要時間は約1時間、距離は53.1kmです。同じ運賃でも、快速だと約1時間、中央特快だと数分短縮できます。高尾は高尾山の玄関口で、休日は登山客で賑わうエリア。都心から1,000円ちょっと・1時間で自然の中に行けると考えると、コスパのいいお出かけ先です。なお高尾から先の大月方面へはさらに運賃が加算されます。下に高尾駅の情報をまとめました。
| 所在地 | 東京都八王子市高尾町 |
| 路線 | JR中央線(快速)・中央本線・京王高尾線 |
| 公式サイト | JR東日本 駅の情報 |
新宿・立川・八王子までの運賃早見
都心の中心・新宿や、多摩の主要駅までの運賃も見ておきましょう。新宿〜高尾はIC715円(約51分・42.8km)、東京〜八王子はIC902円(約59分・47.4km)、東京〜立川はIC715円(約47分・37.5km)です。立川と八王子は多摩エリアの二大ターミナルで、どちらも乗り換えなしで都心と結ばれています。新宿起点だと高尾まで715円とお手頃なので、新宿から高尾山へ向かう人は新宿乗車が経済的。下に立川駅の情報も載せておきます。
| 所在地 | 東京都立川市曙町 |
| 路線 | JR中央線(快速)・青梅線・南武線 |
| 公式サイト | JR東日本 駅の情報 |
種別で所要時間はどれくらい変わる?
気になるのが「特快に乗るとどれくらい速いのか」ですが、新宿〜立川で快速と中央特快の差はおおむね5分前後です。中央特快は中野・三鷹・国分寺・立川しか停まらないぶん、快速よりこまめな停車をスキップできます。通勤特快はさらに中野・三鷹も通過するため、立川〜新宿を最速で結びます。とはいえ、運賃はどの種別でも同じ(特急ではないので追加料金なし)。つまり同じ料金なら、急ぐときは特快、降りる駅が特快通過なら快速と使い分ければOK。数分の差を取るか、確実に目的駅に停まる安心を取るかで選びましょう。
ここで紹介した運賃・所要時間は乗車券(普通運賃)のものです。グリーン車を使う場合は別途グリーン料金が、特急あずさ・かいじを使う場合は別途特急料金が加算されます。普通の快速・特快に乗るぶんには追加料金は一切かかりません。
2025年に始まったグリーン車を使いこなす(750円〜)
中央線快速の大きなトピックが、2025年3月15日に始まったグリーン車サービスです。それまで「無料の通勤電車」だった中央線快速に、座って移動できる有料の2階建てグリーン車が登場しました。使い方を知っておくと、混雑する中央線でも快適に移動できます。
グリーン車は4・5号車・全180席
中央線快速のグリーン車は、12両編成の4号車と5号車に連結されています。座席数は2両で全180席(4号車86席・5号車94席)。2階建て車両で、1階・2階・平屋部分に座席があります。E233系を10両から12両に増やす形でグリーン車2両を組み込み、2025年に全列車の12両化が完了しました。対象区間は東京〜高尾(中央線快速)のほか、高尾〜大月(中央本線)、立川〜青梅(青梅線)にもまたがります。グリーン車の位置を知っておけば、ホームで並ぶときに4・5号車の乗車位置に向かえばOK。詳細はJR東日本の公式案内で確認できます。
🚆 中央線快速 号車ガイド(12両編成)
1〜3号車 普通車(前寄り)
4〜5号車 グリーン車(2階建て・全180席)
6〜12号車 普通車(後ろ寄り・トイレは6号車)
グリーン料金はSuicaで750円から(紙は+260円)
グリーン車に乗るには、乗車券に加えてグリーン料金が必要です。Suica・モバイルSuicaなら50kmまで750円、100kmまで1,000円、101km以上1,550円。たとえば新宿〜立川や東京〜高尾なら750円で利用できます。ここで重要なのが、紙のグリーン券は同じ区間でも260円高いこと(50kmまで1,010円・100kmまで1,260円・101km以上1,810円)。さらに車内でアテンダントから買うと、この紙の料金が適用されます。つまり、乗る前にSuicaにグリーン情報を登録しておくのが一番おトク。下の比較表で差額をチェックしてください。最新料金はJR東日本のグリーン車案内が一次情報源です。
| 距離 | Suicaグリーン料金 | 紙のグリーン券 |
|---|---|---|
| 50kmまで | 750円(おすすめ) | 1,010円 |
| 100kmまで | 1,000円(おすすめ) | 1,260円 |
| 101km以上 | 1,550円(おすすめ) | 1,810円 |
設備はコンセント・トイレ・無料Wi-Fi完備
中央線快速のグリーン車は、全席にコンセント(AC100V)を備え、テーブル・ドリンクホルダー・リクライニングシートが付いています。トイレは4号車に設置され、JR-EAST FREE Wi-Fi(無料Wi-Fi)も使えます。普通車には基本的にコンセントもトイレもないので、長時間乗るならグリーン車の快適さは段違い。スマホやPCを充電しながら座って移動でき、ビジネス利用にも向いています。グリーンアテンダントが乗務していて、車内で水・お茶・ビール・おつまみなどの販売を行っていることも。750円で「座れる・充電できる・トイレもある」と考えれば、混雑時間帯ほど価値が出ます。
✅ グリーン車がおすすめな人
・立川〜東京など長め区間を座って移動したい人
・通勤中にPC作業や充電をしたい人
・大きな荷物や子連れでゆったり乗りたい人
・帰りに一杯やりながら帰宅したい人(車内販売あり)
グリーン券の買い方(Suica・モバイルSuica)
グリーン券は、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、モバイルSuica、Apple PayのSuicaに「グリーン券情報」を記録する形で買うのが基本です。ホームのグリーン券売機やモバイルSuicaアプリで購入し、グリーン車に乗ったら座席上部の読み取り部にICカードをタッチすると、ランプが赤から緑に変わって着席完了。これで検札が省略されます。JRE POINTを使えば、区間に関わらず600ポイントでSuicaグリーン券に交換でき、会員ステージによっては400〜500ポイントで交換可能。ポイントが貯まっている人は実質無料で乗れることもあります。乗る前にSuicaへ登録しておけば、車内で買うより260円安く済むので、必ず乗車前に手続きしましょう。
知っておくと得する乗り方のコツ
ここからは、中央線快速をもっと快適に使うための実用的なコツを紹介します。号車の選び方やトイレの位置など、知っているだけで毎日の移動がラクになる小ネタをまとめました。
階段・改札に近い号車はどこ?
降りる駅で階段や改札に近い号車に乗っておくと、降車後の移動がスムーズです。たとえば新宿駅の中央線快速ホームでは、東京方(前寄り)の1〜2号車付近が南口・甲州街道方面の階段に近く、高尾方(後ろ寄り)が東口方面に近い傾向があります。駅ごとに階段位置は異なるので、よく使う駅では「自分の降り口に近い号車」を一度把握しておくと毎回の数十秒がショートカットできます。グリーン車(4・5号車)は編成の中ほどなので、どの駅でもホーム中央付近に停まることが多く、左右どちらの階段にもアクセスしやすいのが利点です。
トイレは6号車(快速)—号車を間違えると大移動
中央線快速の普通車でトイレを使いたいときは、6号車へ向かいましょう(グリーン車内のトイレは4号車)。12両もある長い編成なので、端の号車にいると6号車まで車内を歩くのはひと苦労。乗車前に「自分が乗る号車とトイレの位置」を意識しておくと、いざというとき慌てません。なお、各駅停車(黄色いE231系など)にはトイレがないので、トイレが必要なら快速系に乗るのが安心です。号車ごとのトイレ位置をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事でまとめています。

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「快速にグリーン車があるなら各停にも」と思ったら誤解
意外と誤解されやすいのが、グリーン車が連結されているのは中央線快速(オレンジ)だけで、中央・総武線の各駅停車(黄色)には連結されていない点です。「中央線にグリーン車ができた」と聞いて、黄色い各駅停車のホームでグリーン車を探しても見つかりません。グリーン車に乗りたいなら、必ずオレンジの快速・特快に乗る必要があります。また、グリーン車は12両編成にしか付いていないので、まれに残る短い編成(朝夕の一部など)では連結されていないこともあります。乗車位置案内の表示で「グリーン車」の位置を確認してから並ぶのが確実です。

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実は…快速が「速い」のは直線区間のおかげ
意外と知られていないのが、中央線快速がスピードを出せるのは、新宿〜立川がほぼ直線だからという点です。カーブが多い路線は安全のため速度を落とす必要がありますが、中央線は明治期に台地の上を一直線に敷設されたため、長い直線区間でスピードを維持できます。これが特快や通勤特快の速達運転を支えています。同じJRでも、海沿いや山間部を走る路線では同じ距離でももっと時間がかかるもの。「中央線はやけにまっすぐ走るな」と感じたら、それは100年以上前の路線設計の賜物というわけです。
シーン別の賢い使い分け(通勤・休日・特急との比較)
最後に、利用シーンごとにどの種別・サービスを選べばいいかを整理します。通勤・休日のお出かけ・急ぎの移動で、最適な選択は変わってきます。
通勤は通勤特快・通勤快速を狙う
平日の通勤なら、朝の上りは通勤特快、夜の下りは通勤快速を狙うと移動時間を短縮できます。通勤特快は中野・三鷹も通過する最速種別なので、立川・八王子から都心へ向かう人には強い味方。ただし停車駅が少ないぶん、自分の駅に停まるか必ず確認を。座って通勤したいなら、グリーン車(750円〜)を併用するのも手です。混雑する中央線の朝でも、グリーン車なら確実に着席でき、コンセントでスマホを充電しながら通勤できます。毎日使うと費用はかさみますが、「座れる時間」を買うと考えれば検討の価値ありです。
休日の高尾山なら快速でのんびり
休日に高尾山へ行くなら、新宿から快速か中央特快で高尾までが定番ルートです。新宿〜高尾はIC715円・約51分。急がない行楽なら、景色を眺めながら快速でのんびり向かうのもいいでしょう。土休日の快速は高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪を通過する速達運転なので、平日より少し速く着きます。グリーン車を使えば、登山前後の疲れた体を座って癒やせます。高尾駅から京王高尾線に乗り換えれば高尾山口まですぐ。家族連れなら、荷物を置けてトイレもあるグリーン車が特に重宝します。
もっと急ぐなら特急あずさ・かいじという選択肢
新宿から立川・八王子・甲府方面へとにかく早く・確実に座って行きたいなら、特急「あずさ」「かいじ」という手もあります。これらは中央線を走る有料特急で、別途特急料金がかかりますが、全車指定席で快適。八王子・立川にも一部停車します。普通の快速・特快が「追加料金なしで速い」のに対し、特急は「お金を払って確実に座り、さらに速い」位置づけ。用途で使い分けましょう。特急かいじの停車駅や料金は、別記事で詳しくまとめています。

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まとめ:種別とグリーン車を押さえれば中央線快速はもう迷わない
中央線快速は、種別が多くて一見ややこしい路線ですが、ポイントを押さえれば乗りこなすのは簡単です。基本は「オレンジ=快速系、黄色=各駅停車」。そのうえで、急ぐなら特快・通勤特快、確実に目的駅に停めたいなら快速、と使い分ければ乗り間違えはほぼ防げます。2025年に始まったグリーン車(4・5号車)を使えば、Suica750円から座って快適に移動できるのも大きな魅力です。
✅ この記事のポイント
✓ 中央線快速は東京〜高尾を結ぶオレンジの電車。種別は快速・中央特快・青梅特快・通勤特快・通勤快速
✓ 通勤特快は平日朝の上り、通勤快速は平日夕夜の下り限定の速達種別
✓ 土休日の快速は高円寺・阿佐ケ谷・西荻窪を通過するので注意
✓ 東京〜高尾はIC1,034円・約1時間、新宿〜高尾はIC715円・約51分
✓ グリーン車は4・5号車・全180席。Suica750円〜、紙は260円高い
✓ グリーン車は全席コンセント・トイレ(4号車)・無料Wi-Fi完備
✓ 黄色い各駅停車は東京・神田に直通せず、グリーン車もない
まずは自分がよく使う区間で、どの種別が停まるか・グリーン車を使うかを一度決めておくと、毎日の移動がぐっとスムーズになります。グリーン車を試したい人は、乗車前にSuicaへグリーン券を登録してから4・5号車の乗車位置に並んでみてください。座って充電しながらの移動を一度体験すると、混雑時間帯の選択肢が広がります。なお運賃・グリーン料金・停車駅は改定や時刻表変更で変わることがあるため、最新情報はJR東日本の公式サイトでご確認ください。

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