「こだまって何号車が自由席だっけ?」「窓側はA席とE席のどっち?」「コンセントがある席はどこ?」――こだまに乗る前に座席表を調べる人の悩みは、だいたいこの3つに集約されます。のぞみやひかりと同じ16両編成なのに、自由席の号車や数がまるで違うので、のぞみの感覚のまま乗ると迷いやすいんですよね。
先に結論を言うと、こだまの基本の座席表は1〜6号車と13〜16号車が普通車自由席、7・11・12号車が普通車指定席、8・9・10号車がグリーン車です。自由席は10両・885席もあり、東海道新幹線の中で「自由席で座れる確率がいちばん高い列車」と言えます。ただし列車や日によっては13・14号車が指定席に変わるので、そこだけは要注意です。
この記事では、JR東海の公式編成図をベースに、号車ごとの座席数、A〜E席の選び方、トイレやコンセントの位置、料金、そしてシートマップで狙った席を取るコツまで、座席表を「使える情報」に変換してお伝えします。
✅ この記事でわかること
✓ こだま16両の自由席・指定席・グリーン車の号車配置
✓ 号車別の座席数と、自由席で座りやすい号車
✓ 窓側・富士山側・コンセント付きの席の選び方
✓ 自由席・指定席・グリーン車・ぷらっとこだまの料金比較
こだま座席表の全体像|16両のどこが自由席・指定席・グリーン車?

基本は「1〜6号車と13〜16号車が自由席」の10両
こだまの自由席は、基本パターンで1〜6号車と13〜16号車の10両です。JR東海の公式の車両編成図でも、こだまは1〜6号車と13〜16号車が普通車自由席として描かれています。
なぜこんなに自由席が多いのかというと、こだまは東海道新幹線の全17駅に停まる「各駅停車」だからです。東京から新大阪まで通しで乗る人より、静岡〜浜松、名古屋〜岐阜羽島のような短い区間で乗り降りする人が多く、指定席を予約するより「来た列車にさっと乗る」使い方が中心になります。そのため指定席を最小限にして、自由席を厚くしているわけです。
数字で見ると違いがはっきりします。こだまの自由席はひかりの2倍の両数があり、自由席10両の座席数を合計すると885席になります。のぞみの自由席を探して1号車付近で並ぶ感覚とはまったく別物で、こだまは「列車の両端がほぼ全部自由席」というイメージを持っておくと迷いません。
乗るときのコツは、ホームの足元にある号車番号の表示を見て、自分がどちらの端に近いかを先に確認すること。16両編成は長いので、真ん中の8〜10号車(グリーン車)付近にいると、自由席まで歩く距離が長くなります。
指定席は7・11・12号車、グリーン車は8・9・10号車
指定席は7号車・11号車・12号車の3両、グリーン車は8・9・10号車の3両です。つまり編成のど真ん中に指定席とグリーン車がかたまって配置されている形です。
この配置にはちゃんと理由があります。グリーン車と指定席を中央に集めると、予約して乗る人がホームの中ほどで乗降でき、自由席の乗客とホーム上で流れが分かれます。さらに11号車には車イス対応座席と多目的室があり、バリアフリー設備も中央付近にまとまっています。
指定席の中身をもう少し細かく見ると、7号車が75席、11号車が63席、12号車が100席です。指定席の中で座席数がいちばん多いのは12号車で、逆に11号車は車イス対応座席などがあるぶん席数が少なめ。家族で横並びの席を取りたいなら、席数が多い12号車のほうが空きを見つけやすい、という考え方ができます。
グリーン車は8号車が68席、9号車が64席、10号車が68席で、3両合計200席です。のぞみ・ひかりと同じ位置なので、「グリーン車は8〜10号車」と覚えておけば、どの列車でも迷いません。
🚆 こだまの号車ガイド(基本パターン)
1〜6号車 普通車自由席(新大阪寄り)
7号車 普通車指定席
8・9・10号車 グリーン車
11・12号車 普通車指定席(11号車に車イス対応座席・多目的室)
13〜16号車 普通車自由席(東京寄り)
東京寄りが16号車、新大阪寄りが1号車
号車の並びは東京寄りが16号車、新大阪寄りが1号車です。上りでも下りでもこの向きは変わりません。
これを知っておくと、ホームで「どっちに歩けばいいか」がすぐ判断できます。東京駅で下りのこだまに乗る場合、1号車は列車の先頭、16号車は最後尾。新大阪駅で上りに乗る場合はその逆で、16号車が先頭になります。
意外とハマるのが、途中駅から乗るケースです。たとえば静岡駅や浜松駅でこだまを待つとき、ホームの号車表示を見ずに階段を上がってすぐの位置に立つと、そこが指定席やグリーン車の乗車位置だった、ということがよくあります。自由席に乗るなら、まず「自分は東京側と新大阪側のどちらの端に行くか」を決めてから歩き出すのが効率的です。
ちなみに、行き先の駅で改札や乗り換え口に近い号車を選びたい場合も、この向きが基準になります。到着駅の出口が東京寄りにあるなら13〜16号車、新大阪寄りにあるなら1〜6号車の自由席を選ぶと、降りてから歩く距離を減らせます。
13・14号車が指定席になる日・全車自由席になる日もある
基本パターンから外れる列車もあります。JR東海の公式案内には「列車によっては、13・14号車を指定席に変更する日がある場合や、グリーン車を除き全車自由席となる場合があります」と明記されています。
具体的には、次のようなパターンがあります。13号車だけ指定席になり自由席が1〜6・14〜16号車の9両になるケース、13・14号車の両方が指定席になり自由席が1〜6・15・16号車の8両になるケース、そして逆にグリーン車以外の1〜7号車・11〜16号車がすべて自由席の13両になるケースです。
こうした変更は、利用者が多い曜日や時間帯に指定席を増やしたり、指定席の需要が少ない早朝の列車で自由席を増やしたりするために行われます。公式サイトでも「詳しくは大型時刻表などをご確認ください」とされていて、座席表を1枚覚えただけでは対応しきれないのがこだまのややこしいところです。
実用的な対策は、乗る列車が決まったら駅の発車標やホームの案内表示で「自由席 1〜6・13〜16号車」のような表記を確認すること。表示がいちばん確実で、乗車直前でも間に合います。詳しい編成はJR東海公式の車両編成ページで確認できます。
号車ごとの座席数は?100席ある車両は5両
自由席10両の座席数を一覧で比べる
自由席10両の座席数は、最多が100席(2・4・6・14号車)、最少が65席(1号車)です。10両の合計は885席になります。
座席数に差が出るのは、先頭車と最後尾の車両が流線形の「鼻」の部分を持っていて客室が短いこと、そしてトイレや洗面所がある号車はそのぶん座席が削られていることが理由です。奇数号車にトイレがあるため、偶数号車のほうが座席数が多い傾向があります。
ガタンゴトン研究所で、自由席と指定席の号車別座席数を整理したのが下の表です。
| 号車 | 座席種別(基本) | 座席数 |
|---|---|---|
| 1号車 | 自由席 | 65席 |
| 2号車 | 自由席 | 100席 |
| 3号車 | 自由席 | 85席 |
| 4号車 | 自由席 | 100席 |
| 5号車 | 自由席 | 90席 |
| 6号車 | 自由席 | 100席 |
| 7号車 | 指定席 | 75席 |
| 8号車 | グリーン車 | 68席 |
| 9号車 | グリーン車 | 64席 |
| 10号車 | グリーン車 | 68席 |
| 11号車 | 指定席(車イス対応座席あり) | 63席 |
| 12号車 | 指定席 | 100席 |
| 13号車 | 自由席(指定席になる日あり) | 90席 |
| 14号車 | 自由席(指定席になる日あり) | 100席 |
| 15号車 | 自由席 | 80席 |
| 16号車 | 自由席 | 75席 |
表を見ると、同じ自由席でも1号車と2号車では35席も差があります。座れるかどうかギリギリの時間帯なら、席数の多い偶数号車を狙うのが合理的です。
100席の号車が「座りやすい」とは限らない理由
100席ある号車は確かに座席の数では有利ですが、席数が多い=空いている、とは限りません。混み具合を決めるのは席数より「その号車に何人並ぶか」だからです。
たとえば6号車は100席ありますが、駅によっては階段やエスカレーターに近い位置に停まるため、乗客が集中して真っ先に埋まりやすい号車として知られています。一方で14号車は同じ100席でも、ホームの端寄りで歩く人が少なく、混雑が薄い傾向があります。
これは新幹線全般に言えることで、多くの人は「階段を上がって一番近い乗車位置」に並びます。ホームの中央寄りにある号車ほど人が集まり、端に行くほど列が短くなるのが典型的なパターンです。こだまの場合、中央に指定席とグリーン車が集まっているので、自由席の中でいちばん中央寄りなのは6号車と13号車。ここは列が伸びやすいと考えておきましょう。
実用的には、「席数」と「端からの距離」の2つを組み合わせて選ぶのがおすすめです。100席あって、しかも端に近い2号車・14号車は、両方の条件を満たすバランスのいい選択肢です。
グリーン車3両は合計200席、指定席3両は238席
グリーン車は8号車68席・9号車64席・10号車68席の合計200席、指定席は7号車75席・11号車63席・12号車100席の合計238席です。
こだまの指定席は3両しかないので、のぞみやひかりに比べると枠がかなり限られています。ふだんは空いていることが多いものの、年末年始やお盆、3連休の初日などは指定席のほうが先に埋まる、という逆転現象も起こります。自由席が10両ある一方、指定席は238席しかないためです。
グリーン車の200席は、のぞみ・ひかりと同じ位置・同じ構成です。こだまのグリーン車は長距離を通しで乗る人が少ないぶん、静かに過ごせる時間が長いのが魅力。グリーン車は2列+2列のシートで、公式案内でも「全席にコンセント・読書灯を完備」「フットレスト・レッグウォーマーを完備」とされています。
予約のコツとしては、指定席を取りたい日が繁忙期に当たるなら早めに押さえること。逆に平日の昼間なら、指定席を取らずに自由席で十分座れることがほとんどです。
こだまの自由席が10両ある一方で、指定席は7・11・12号車のたった3両。自由席885席に対して指定席238席なので、座席の大半が自由席という「のぞみとは正反対」の設計です。各駅停車で短距離の乗客が多いという、こだまならではの事情が座席表にそのまま表れています。
A〜E席はどう選ぶ?窓側・通路側・富士山が見える席

普通車は3列+2列、A・E席が窓側
こだまの普通車は3列+2列シートで、A・B・C席の3人掛けとD・E席の2人掛けが通路をはさんで並んでいます。窓側はA席とE席、通路側はC席とD席、真ん中はB席です。
3列+2列という配置は、新幹線の普通車で標準になっている形です。16両編成で多くの人を運ぶため、横に5席並べて輸送力を確保しています。のぞみ・ひかり・こだまで普通車の配置は同じなので、一度覚えてしまえばどの列車でも使えます。
席選びの基本は次のとおりです。景色を見たい・壁にもたれて休みたいならA席かE席の窓側。トイレやデッキに出やすいほうがいいならC席かD席の通路側。2人旅なら2人掛けのD・E席、3人旅ならA・B・C席をまとめて取ると、他人と相席にならずに済みます。
ひとり旅で意外と穴場なのが、3人掛けのA席です。B席は最後まで空いていることが多いので、隣が空いたまま過ごせる確率が上がります。自由席で席を選ぶときも、2人掛けの空きがなければ3人掛けのA席かC席を選ぶと、間に1席ぶんの余裕が生まれやすくなります。
富士山が見えるのは普通車ならE席、グリーン車ならD席
富士山側の窓は、普通車ならE席、グリーン車ならD席です。上りでも下りでも同じで、座席の記号が変わらないのがポイントです。
新幹線の座席は進行方向に向けて回転させますが、アルファベットの記号は車両の片側に固定されています。そのため、東京行きでも新大阪行きでも、E席(グリーン車はD席)の側が富士山のある北側になります。
こだまは全駅に停まるので、のぞみよりも富士山の前後を走る時間が長く、ゆっくり眺められるのがうれしいところ。天気のいい日に景色を楽しみたいなら、指定席でE席を取っておくと安心です。自由席でも、始発駅から乗るならE席を狙える可能性は十分あります。
一方、A席側は太平洋側にあたります。午後の下りでは日差しが入りやすい側になるので、日差しを避けたい人はブラインドの位置も考えて席を選ぶといいでしょう。
🔵 普通車(3列+2列)
窓側=A席・E席/通路側=C席・D席/真ん中=B席。富士山側はE席。2人旅はD・E席、3人旅はA・B・C席が相席を避けやすい。
🟠 グリーン車(2列+2列)
窓側=A席・D席/通路側=B席・C席。富士山側はD席。全席にコンセント・読書灯、フットレスト・レッグウォーマー付き。
グリーン車は2列+2列、窓側はA席とD席
グリーン車は2列+2列シートで、A・B席とC・D席が通路をはさんで並びます。窓側はA席とD席、通路側はB席とC席です。
普通車より1列少ない4列配置にすることで、座席の幅や肘掛けにゆとりを持たせています。記号がA〜Dまでしかないので、普通車の感覚で「E席を取ったつもり」がグリーン車には存在しない、という点は覚えておきましょう。富士山側の窓はD席です。
こだまのグリーン車は、乗る区間が短い乗客が多いため、途中駅での乗り降りで人の出入りがある一方、通しで乗ると車内がほとんど貸し切りのようになる時間帯もあります。静かな環境で作業したい人には、使い勝手のいい空間です。
ひとりで使うなら、窓側のA席かD席を選ぶと隣の出入りを気にしなくて済みます。2人連れなら、A・B席かC・D席で並んで取るのが基本。グリーン車は全席にコンセントがあるので、電源の心配をせず席を選べるのもメリットです。
家族・グループは「3列を回転」で向かい合わせにできる
3〜6人のグループなら、前後2列の座席を取って前の列を回転させると、向かい合わせのボックス席にできます。
新幹線の座席は進行方向に合わせて回転できる構造なので、前の列の座席を後ろ向きにすれば対面になります。3人掛けのA・B・C席を前後2列取れば最大6人、2人掛けのD・E席を前後2列取れば4人で向かい合って座れます。
こだまは乗車時間が長くなりがちなので、子ども連れや友人同士の旅行では、この向かい合わせが役に立ちます。お弁当を広げたり、会話を楽しんだりしやすくなります。
注意点は、後ろに他の乗客が座っている場合は回転させる前にひと声かけることと、降りるときは元の向きに戻すこと。指定席で前後2列を確実に取りたいなら、シートマップで座席を選べる予約方法を使うのが確実です。予約の方法はこの記事の後半で詳しく紹介します。
自由席で座るならどの号車?10両の攻略法
狙い目は端寄りの14号車と2号車
自由席で座れる確率を上げたいなら、100席あって端に近い14号車と2号車が狙い目です。
理由はこれまで説明したとおり、ホームの中央寄りにある6号車・13号車は階段から近く、人が集まりやすいからです。14号車は2ケタ号車の中で座席数が最多の100席で、かつ中央から少し離れているため、混雑が薄くなる傾向があります。2号車も同じく100席で、1号車の手前という位置関係から、先頭車の1号車ほど遠くない割に空いていることが多い号車です。
ただし、14号車は日によって指定席に変わる可能性があります。13・14号車が指定席になる日は、自由席の東京側は15・16号車だけになるので、その場合は新大阪側の2号車を選ぶほうが確実です。
ホームでの動き方としては、到着の数分前に目当ての号車の乗車位置へ移動しておくこと。こだまは各駅で後続ののぞみ・ひかりに抜かれるために停車時間が長いこともあり、途中駅でも落ち着いて乗り込めます。
こだま自由席の混雑状況の調べ方や時間帯ごとの傾向は、こちらの記事で詳しくまとめています。

「こだまの自由席って今どれくらい混んでるんだろう?」――出発前にこれが気になって検索した方、多いんじゃないでしょうか。のぞみやひかりに比べると空いているイメージ…
失敗例:13号車に座ったら指定席の日だった
よくある失敗が、「こだまの自由席は13〜16号車」と覚えて13号車に座ったら、その日は指定席だったというケースです。
原因は、座席表を1つのパターンだけで覚えていたこと。前にも触れたとおり、こだまは列車や日によって13・14号車が指定席になります。自由席のきっぷで指定席に座っていると、その席を予約した人が来た時点で移動しなければならず、混んでいる時間帯だと自由席に戻っても空席がない、という事態になりかねません。
対策はシンプルで、乗る前にホームの案内表示や車両の側面にある「自由席」「指定席」の表示を確認することです。車両の乗降口付近には座席種別が表示されているので、乗り込む前にひと目見るだけで防げます。
⚠️ 失敗パターン①:自由席パターンの思い込み
状況:「13〜16号車は自由席」と覚えて13号車に座った。
原因:その列車は13・14号車が指定席の日で、自由席は15・16号車だけだった。
対策:乗車前にホームの案内表示と、乗降口付近の「自由席/指定席」表示を必ず確認する。迷ったら1〜6号車側を選ぶと確実。
始発駅と途中駅で座れる確率はこう変わる
こだまの自由席は、始発駅から乗るならほぼ座れる、途中駅なら号車選びが効いてくるというのが基本の考え方です。
東京駅や新大阪駅など始発駅では、列車が入線してから乗り込めるので、10両もある自由席のどこかには空きがあるケースが大半です。一方で途中駅では、すでに乗っている人が座っているため、空いている号車に当たるかどうかで結果が変わります。
こだまは全17駅に停まるため、途中駅で降りる人も多く、1〜2駅待てば席が空くこともよくあります。のぞみのように次の停車駅まで長時間止まらない列車と違い、「最初は立っていても途中から座れる」可能性が高いのもこだまの特徴です。
もし立ったままになった場合は、デッキではなく客室の通路付近で空席の出方を見ておくのがコツ。大きな駅(名古屋・静岡・浜松など)の手前では降りる準備をする人が出るので、空く席の目星をつけやすくなります。
🎯 裏ワザ:迷ったら「偶数号車×端寄り」
自由席の中で座席数が多いのは2・4・6・14号車の100席。ここから中央寄りの6号車を外した2号車・4号車・14号車が、席数と混雑のバランスが取れた選択肢です。14号車が指定席の日は、新大阪寄りの2号車・4号車に切り替えましょう。
トイレ・コンセント・Wi-Fiの位置を座席表に重ねると

トイレは奇数号車、多目的トイレは11号車
トイレは1・3・5・7・9・11・13・15号車の奇数号車にあります。16両中8つの号車に配置されているので、どの席からも1両歩けばたどり着ける計算です。
トイレを奇数号車に集めているのは、車両の片端にトイレ・洗面所をまとめることで、偶数号車の客室を広く取れるからです。先ほどの座席数の表で偶数号車に100席が多かったのも、この配置と関係しています。
11号車には多目的トイレがあり、おむつ替え用のベビーベッドも備えられています。同じ11号車には車イス対応座席と多目的室もあるので、子連れや車イスの利用者、体調に不安がある人は、11号車か隣の12号車の指定席を取っておくと移動が楽になります。
トイレに行きやすい席を選ぶなら、奇数号車の、トイレがあるデッキ側の端の列を選ぶのがおすすめ。逆に、トイレの扉の開閉音や人の出入りが気になる人は、偶数号車を選ぶと落ち着いて過ごせます。
コンセントは窓側と最前部・最後部、N700Sは全席
普通車のコンセントは、窓側席(A席・E席)と最前部・最後部の座席にあります。グリーン車は全席にあります。これはJR東海公式の車両編成ページにも明記されています。
ただし、車両によって違いがあります。新しいN700S系の車両は、普通車も含めて全席にコンセントがあり、ひじ掛けに配置されています。一方、N700系・N700Aの普通車では、真ん中のB席や通路側のC席・D席にはコンセントがありません。
こだまに乗るとき、どの形式の車両が来るかは列車によって異なります。スマホやパソコンを確実に充電したいなら、形式を問わずコンセントがある窓側のA席かE席、または最前部・最後部の座席を選んでおくのが安全策です。
B・C・D席に座る場合は、モバイルバッテリーを持っていくのが確実です。車両ごとのコンセントの位置やUSBポートの有無は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

新幹線に乗るとき、「USBポートってあるのかな?」とスマホの充電が気になったことはありませんか?長時間の移動中にバッテリーが切れるのは地味にストレスですよね。結…
失敗例:B席を取ってコンセントが使えなかった
出張の移動中に仕事をしようとして、3人掛けの真ん中のB席を取ったらコンセントがなかった、というのもよくある失敗です。
原因は、「新幹線は全席コンセントがある」と思い込んでいたこと。N700S系なら全席にありますが、N700系・N700Aの普通車ではB席・C席・D席にはありません。こだまは長時間乗ることが多いので、途中でバッテリーが切れると作業が止まってしまいます。
対策は、予約の段階で窓側か最前部・最後部の座席を選ぶこと。シートマップで座席を選べる予約方法なら、窓側を指定するだけで解決します。自由席の場合も、空いていれば窓側から座るのが鉄則です。
奇数号車(1・3・5・7・9・11・13・15号車)
普通車は窓側と最前部・最後部。グリーン車とN700S系は全席
車イス対応座席・多目的室・多目的トイレ
Wi-Fiは全車両、喫煙できる場所はなし
無料Wi-Fiは全車両で利用できます。一方で、こだまは全車禁煙で、列車内に喫煙できる場所はありません。
以前の東海道新幹線には喫煙ルームがありましたが、現在はJR東海の公式案内でも「全車禁煙です。列車内には喫煙できる場所はありません」と明記されています。古い座席表や記事では喫煙ルームの位置が載っていることがあるので、情報の古さに注意しましょう。
Wi-Fiは座席の位置に関係なく使えるので、どの号車を選んでも問題ありません。ただし、トンネルの多い区間では通信が不安定になることもあるので、大事なファイルのダウンロードは駅で停車中に済ませておくと安心です。
こだまは停車時間が長い駅もあるため、その間に通信やファイルの同期を済ませる、という使い方ができるのも地味に便利なところです。荷物については、各号車に荷物スペースやハンガーがあるので、コートや上着は座席まわりにかけておけます。
料金はいくら?自由席・指定席・グリーン車・ぷらっとこだまを比較
東京〜新大阪の通常料金は自由席13,870円
東京〜新大阪の片道料金は、普通車自由席が13,870円、普通車指定席(通常期)が14,400円、グリーン車指定席(通常期)が19,270円です。JR東海の公式案内の金額です。
運賃と自由席特急料金は、のぞみ・ひかり・こだまのどれに乗っても同じです。一方、指定席特急料金はのぞみだけ少し高く、ひかりとこだまはのぞみより310円安く設定されています。つまり、同じ指定席でも、こだまに乗ればのぞみより安くなります。
指定席とグリーン車の料金は、最繁忙期・繁忙期・閑散期で変わります。上の金額は通常期のもので、繁忙期には上がり、閑散期には下がります。自由席の料金はシーズンによる変動がありません。
料金の詳細はJR東海ツアーズの座席案内ページで確認できます。
こだま限定の「ぷらっとこだま」ならグリーン車でも12,550円
こだまだけで使える旅行商品「ぷらっとこだま」を使うと、東京〜新大阪の普通車指定席がA料金で11,360円になります。
ぷらっとこだまは、JR東海ツアーズが販売しているこだま限定のプランです。ひかりやのぞみには使えませんが、そのぶん割安な料金が設定されています。料金は日によってA〜Dの4段階に分かれていて、東京〜新大阪の普通車指定席はA料金11,360円、B料金11,710円、C料金11,900円、D料金13,130円です。いちばん安いA料金と高いD料金の差は1,770円あります。
ここで注目したいのが、グリーン車の料金です。ぷらっとこだまのグリーン車は、東京〜新大阪のA料金で12,550円。通常の自由席が13,870円なので、ぷらっとこだまのグリーン車のほうが、通常の自由席より安いという逆転が起こります。
実は、こだまのグリーン車は「高い席」というイメージとは違い、ぷらっとこだまを使えば普通車並みの予算で乗れる、意外と知られていない穴場です。時間に余裕のある旅行なら、のぞみの指定席を取るより、こだまのグリーン車でゆったり移動するという選択肢も十分ありです。
他の区間では、東京〜名古屋がA料金で9,000円、東京〜京都がA料金で10,960円(いずれも普通車指定席)です。
| 東京〜新大阪 片道 | 通常のきっぷ | ぷらっとこだま(A料金) |
|---|---|---|
| 普通車自由席 | 13,870円 | 設定なし |
| 普通車指定席 | 14,400円(通常期) | 11,360円 |
| グリーン車 | 19,270円(通常期) | 12,550円(おすすめ) |
失敗例:ぷらっとこだまで予約後に列車を変えられなかった
ぷらっとこだまで起こりがちな失敗が、予約した後で「1本早い列車に乗りたい」と思っても変更できなかったというケースです。
原因は、ぷらっとこだまが普通のきっぷではなく旅行商品であること。座席の変更は同じ列車・同じ設備の中でしかできず、他の列車や他の設備への変更はできません。予約した列車に乗り遅れた場合も、後続の列車の自由席に乗れる通常のきっぷとは扱いが違います。
また、往復割引はなく、予約は出発前日の23:30までです。当日になってから「ぷらっとこだまで安く行こう」と思っても間に合いません。
状況:用事が早く終わり、予約より1本早いこだまに乗ろうとした。
原因:ぷらっとこだまは他の列車・他の設備への変更ができない旅行商品だった。
対策:予定が動く可能性がある日は、通常のきっぷやエクスプレス予約・スマートEXを使う。ぷらっとこだまは「乗る列車が確定している旅行」に絞って使う。
のぞみ・ひかりとの違いは「時間」と「自由席の数」
東京〜新大阪の所要時間は、のぞみが約2時間30分、ひかりが約3時間、こだまが約4時間です。
こだまは全17駅に停まるうえ、途中駅で後続の列車に追い抜かれるための待ち時間があるので、のぞみより1時間半ほど長くかかります。その代わり、自由席はひかりの2倍の両数があり、指定席特急料金はのぞみより310円安く、ぷらっとこだまという割安プランも使えます。
選び方の目安は、速さ重視ならのぞみ、コスパと利便性のバランスならひかり、のんびり旅や自由席で確実に座りたいならこだまです。
シーン別に言うと、出張で到着時間が決まっているビジネスパーソンはのぞみ、途中の静岡・浜松・豊橋などで降りる人はこだまかひかり、時間に余裕のある観光客や、少しでも安くグリーン車に乗りたい人はぷらっとこだまのグリーン車、という使い分けがおすすめです。子連れの家族なら、自由席の多さと多目的トイレのある11号車を活かせるこだまも候補になります。
シートマップで好きな席を取るには?予約方法と使い分け
予約方法は3つ、座席を選べるのはどれ?
こだまの指定席を予約する主な方法は、ぷらっとこだま(JR東海ツアーズ)、エクスプレス予約・スマートEX、えきねっとです。いずれもシートマップから希望の座席を選べます。
シートマップとは、画面上に座席表が表示され、空いている席をタップして選ぶ仕組みのこと。窓側のE席、コンセントのある最前部の席、家族で前後2列など、この記事で紹介した「狙いたい席」を自分で指定できます。
エクスプレス予約・スマートEXを使うには、事前の会員登録が必要です。ぷらっとこだまはJR東海ツアーズの商品で、乗車日の1か月前の10:00から出発前日の23:30まで予約できます。
使い分けの目安は、料金重視で予定が確定しているならぷらっとこだま、予定が変わる可能性があるならエクスプレス予約・スマートEX、JR東日本エリアから乗り継ぐ人はえきねっと、という形です。予約の手順はJR東海ツアーズのぷらっとこだま予約ガイドで画面つきで確認できます。
シートマップは23:30〜5:30に注意
ぷらっとこだまのシートマップでの座席指定は、深夜の23:30〜5:30はすぐに行えません。
JR東海ツアーズの案内では、予約自体は24時間受け付けているものの、深夜の時間帯はシートマップからの座席指定が即時に行えないとされています。夜中に予約しようとして「席が選べない」と戸惑う人が多いのは、この仕様のためです。
座席を自分で選びたいなら、5:30〜23:30の間に予約操作をするのが確実です。特に、富士山側のE席や、家族で前後2列の席を取りたい場合は、日中に落ち着いて操作しましょう。
もうひとつ覚えておきたいのが、座席の変更は同じ列車・同じ設備の中でしかできないという点。シートマップで席を取り直すことはできても、別の列車やグリーン車から普通車への変更はできません。予約の前に、乗る列車と設備をしっかり決めておくのがポイントです。
乗る列車と設備(普通車/グリーン車)を決める
5:30〜23:30の間に予約画面を開き、シートマップを表示
窓側・E席・最前部などの狙いの席をタップして確定
シーン別おすすめの座席
最後に、乗る人のタイプ別におすすめの号車と座席を整理します。
ひとり旅・観光なら、指定席のE席(富士山側の窓側)。景色を楽しめてコンセントも使えます。出張で作業したい人は、N700系・N700Aでもコンセントがある窓側席か、全席コンセント付きのグリーン車。ぷらっとこだまのグリーン車なら予算も抑えられます。
子連れの家族は、多目的トイレと多目的室がある11号車か、その隣の12号車の指定席。12号車は100席あるので、前後2列で向かい合わせの席も取りやすくなります。ベビーカーを持って乗る場合の置き場所の考え方も、同じく11号車周辺が基本になります。
とにかく安く、予約なしで乗りたい人は、自由席の2号車・4号車・14号車。途中駅から乗る場合も、端寄りの号車を選べば座れる確率が上がります。
新幹線の個室の設備や予約方法については、こちらの記事でまとめています。

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こだま座席表のポイント総ざらい
まずは乗る予定のこだまが決まったら、ぷらっとこだまで予定が確定できるかを考え、確定できるならシートマップで窓側のE席を押さえてみてください。予約なしで乗る日は、ホームの表示で自由席の号車を確認してから、端寄りの偶数号車に並ぶだけで座れる確率がぐっと上がります。
※料金・編成は2026年9月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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