「ひかりレールスターの時刻表を調べたいのに、検索してもそれらしい列車が出てこない」「まだ走っているの?もう引退したの?」──そんなモヤモヤを抱えてこのページにたどり着いた方、多いのではないでしょうか。かつて山陽新幹線の看板列車だったレールスターは、いまや時刻表の中から探し出すのにひと手間かかる存在になっています。
先に結論を言ってしまうと、2026年10月時点で定期運転しているひかりレールスターは上りの「ひかり680号」1本だけです。新下関を6時11分に出て、岡山に8時23分に着きます。しかも2026年3月14日のダイヤ改正で号数が「590号」から「680号」に変わっているので、古い情報で「590号」を探しても見つかりません。
この記事では、680号の時刻と停車駅、臨時列車として走る日の見つけ方、全指定席がサルーンシートになる号車の仕組み、新下関〜岡山の料金、そして700系E編成の置き換え計画まで、乗る前に知っておきたいことをまとめて解説します。
✅ この記事でわかること
✓ 2026年10月時点のひかりレールスター定期列車の時刻と停車駅
✓ 590号から680号へ号数が変わった経緯と、臨時列車の探し方
✓ サルーンシート・個室に座るための号車選びと料金
✓ 700系E編成の置き換え計画と、今のうちに乗るコツ
ひかりレールスターの時刻表は2026年10月時点で「1日1本」だけ

定期列車は新下関6時11分発・岡山8時23分着の「ひかり680号」
ひかりレールスターの定期列車は、新下関6時11分発・岡山8時23分着の上り「ひかり680号」です。所要時間は2時間12分。下り列車には定期のレールスターはなく、1日の中でこの1本しか定期運転がありません。
なぜこんな時間帯に1本だけ残っているのかというと、この列車は「朝いちばんに山口・広島エリアから岡山方面へ向かう需要」を拾うダイヤに組み込まれているからです。始発駅が博多や小倉ではなく新下関という少し珍しい駅になっているのも、この列車がもともと小倉発だったものを2023年3月18日のダイヤ改正で新下関発に短縮した経緯によるものです。
時刻を整理すると、新下関6時11分発→岡山8時23分着、所要2時間12分。駅探の新下関→岡山の新幹線時刻表でも「06:11→08:23 2時間12分 ひかり680号 岡山」と掲載されています(駅探:新下関→岡山 新幹線時刻表)。
乗る人向けのコツとしては、新下関の朝6時台は在来線との接続本数が少ないので、前日のうちに新下関周辺か下関・小倉に泊まっておくのが現実的です。また、途中駅(広島など)から乗る場合も、時刻は必ずその駅の時刻表で確認してください。始発駅の時刻だけ見て「広島は○時ごろだろう」と推測すると、ホームで乗り遅れる原因になります。
2026年3月改正で「590号」から「680号」に号数が変わった
今のレールスターの号数は「680号」で、2025年までの情報に出てくる「590号」と同じ列車です。2026年3月14日のダイヤ改正で、山陽新幹線内で完結するひかりの号数が整理され、新下関発岡山行きのレールスターは680号として運転が続いています。
号数が変わった背景には、山陽新幹線内完結の定期ひかり自体が少なくなったことがあります。2026年3月14日改正時点で、山陽新幹線内完結の定期ひかりは下り1本・上り2本だけ。そのうちレールスター車両(700系8両)で走るのが上りの680号1本、という構図です。
具体的には、2025年11月時点の情報では「新下関→岡山間の『ひかり』590号のみ」と紹介されていましたが、現在の時刻表サイトでは同じ6時11分発の列車が「ひかり680号」として表示されます。発車時刻・区間は同じで、名前だけが変わったと考えればOKです。
ここで気をつけたいのが、ブログやまとめ記事の更新日です。2026年3月より前に書かれた記事は、ほぼすべて「590号」表記のまま。乗換案内アプリで「ひかり590」と打っても出てこないので、検索するときは「新下関 6:11 岡山」のように駅と時刻で探すのが確実です。
⚠️ 失敗パターン:「590号」で探して見つからない
状況:ネット記事の「ひかり590号」を信じて、窓口や予約サイトで590号を探したが該当列車がない。
原因:2026年3月14日のダイヤ改正で号数が680号に変わったため。
対策:号数ではなく「新下関6時11分発・岡山行き」の時刻と区間で検索・指定する。窓口なら「新下関6時11分発の岡山行きひかり」と伝えれば通じます。
1本だけになった理由は九州新幹線とN700系への置き換え
レールスターが1本だけになったのは、2011年の九州新幹線全線開業で山陽〜九州の流れが変わり、さらにN700系・N700Aへの置き換えが進んだためです。
レールスターは2000年3月11日に運転を始めた列車で、全盛期には定期列車25往復に臨時列車まで加わる、山陽新幹線の主力でした。ところが九州新幹線の全線開業で、新大阪〜鹿児島中央を直通する「みずほ」「さくら」が登場。山陽区間を走るひかりの役割は、この直通列車に引き継がれていきました。
数字で見ると、25往復の定期列車から1日1本へ。かつて「定期列車3本と臨時列車2本だけ」と報じられた時期を経て、2023年3月18日の改正以降は新下関発岡山行きの1本だけになりました。
この流れを知っておくと、時刻表を見るときの心構えが変わります。「レールスターはどこかに数本あるはず」と探すより、「定期は680号だけ、それ以外は臨時」と割り切って探すほうが早いです。
時刻表アプリで「レールスター」を見分けるコツ
時刻表アプリには「レールスター」という列車名は出てこないので、「ひかり」+「8両」+「700系」の3点で見分けます。
レールスターは正式な列車名ではなく、700系E編成(8両)で運転される山陽新幹線のひかりの愛称のような扱いです。そのため、時刻表上の表記はあくまで「ひかり680号」。のぞみやさくらと同じ画面に並んでいるので、一見しただけでは区別がつきません。
見分けるポイントは、列車詳細画面の「車両」欄です。700系・8両と書かれていればレールスター、N700系・16両ならのぞみと同じ車両、N700系・8両ならみずほ・さくらと同じ車両です。同じ「ひかり」でも東海道新幹線から直通する16両のひかりはレールスターではありません。
実用的なコツとしては、JR西日本の予約サービスで座席表を開いたとき、指定席の号車がすべて「横4列」で表示されればレールスターと判断できます。号数が変わってもこの特徴は変わらないので、確実な見分け方として覚えておくと便利です。
停車駅は11駅、通過するのは厚狭だけ
新下関〜岡山の停車駅一覧と所要時間
ひかり680号の停車駅は、新下関・新山口・徳山・新岩国・広島・東広島・三原・新尾道・福山・新倉敷・岡山の11駅です。区間内で通過するのは厚狭駅だけで、ほぼ各駅に止まる「各停寄りのひかり」になっています。
| 順番 | 駅名 | 停車/通過 |
|---|---|---|
| 始発 | 新下関(6時11分発) | 停車 |
| ― | 厚狭 | 通過 |
| 2 | 新山口 | 停車 |
| 3 | 徳山 | 停車 |
| 4 | 新岩国 | 停車 |
| 5 | 広島 | 停車 |
| 6 | 東広島 | 停車 |
| 7 | 三原 | 停車 |
| 8 | 新尾道 | 停車 |
| 9 | 福山 | 停車 |
| 10 | 新倉敷 | 停車 |
| 終着 | 岡山(8時23分着) | 停車 |
この停車パターンになっている理由は、朝の時間帯に山口・広島東部・備後エリアの各駅から、岡山・関西方面へ向かう人を拾う役割があるからです。のぞみが止まらない徳山以外の中規模駅(新岩国・東広島・三原・新尾道・新倉敷)にも停車するため、地元の通勤・出張利用にも使われています。
全区間の所要時間は2時間12分。途中駅の発車時刻は、乗る駅ごとの時刻表で確認するのが確実です。山陽新幹線全体の停車駅の考え方は、こちらの記事で詳しく整理しています。

山陽新幹線に乗りたいけど、「停車駅って全部でいくつあるの?」「のぞみとひかりで停まる駅が違うって聞いたけど、どう違うの?」と気になっていませんか?結論から言うと…
厚狭だけ通過する理由と、後続こだまとの関係
厚狭だけを通過するのは、すぐ後ろを走るこだまが厚狭を含めた各駅をカバーしているからです。680号はほぼ各駅停車ですが、「ひかり」である以上、全駅に止まるこだまとの差をつけるために1駅だけ通過しています。
新下関から岡山方面を見ると、680号の後には6時34分発のこだま938号(岡山行き、岡山8時54分着・2時間20分)、6時51分発のこだま940号(新大阪行き、2時間24分)が続きます。この2本は厚狭を含む全駅に止まるので、厚狭から乗りたい人はこちらを使う形になります。
所要時間を比べると、680号の2時間12分に対してこだま938号は2時間20分。厚狭1駅の通過と停車時間の差で、岡山に着くのは680号のほうが早くなります。
コツとしては、「レールスターに乗りたいけど6時11分は早すぎる」という人は、こだま938号でも同じ岡山行きに乗れます。ただしこだま938号はレールスター車両とは限らないので、車両目当てなら680号一択です。
途中駅から乗るなら広島・福山が使いやすい
始発の新下関まで行くのが大変なら、広島や福山から途中乗車するのがいちばん現実的です。どちらもホテルが多く、前泊しやすい駅だからです。
680号は新下関6時11分発なので、広島・福山あたりでは朝の通勤時間帯にかかります。始発駅よりも遅い時刻に乗れるぶん、早起きの負担が軽くなり、指定席を取っておけば朝の混雑とも無縁でいられます。岡山まで乗れば、区間は短くてもサルーンシートの座り心地は十分味わえます。
乗車区間を選ぶときは、「どこで降りるか」にも注目してください。終点の岡山は新幹線から在来線・関西方面への乗り換え拠点で、のぞみに乗り継げば新大阪・東京方面へも続けて移動できます。
岡山で乗り継ぐ場合は、ホームの階段位置を事前に把握しておくと乗り換えがスムーズです。岡山駅の新幹線ホームの使い方はこちらの記事で解説しています。

岡山駅で新幹線に乗るとき、「ホームは何番線?」「階段に近い号車はどこ?」「四国方面のマリンライナーへはどう乗り換える?」と迷っていませんか。結論から言うと、岡山…
臨時列車でレールスターが新大阪〜博多を走る日もある

2026年は新大阪〜博多の臨時ひかりで運転された
定期は680号の1本だけですが、繁忙期には臨時の「ひかり」としてレールスター車両が新大阪〜博多を走ることがあります。2026年もゴールデンウィークや祝日などに臨時運転が設定されました。
| 運転日(2026年) | 列車 | 区間・時刻 |
|---|---|---|
| 3月20日 | ひかり775号 | 新大阪7時29分発→博多10時15分着(2時間46分) |
| 5月2日 | ひかり779号 | 新大阪9時11分発→博多11時54分着(2時間43分) |
| 8月11日 | ひかり775号 | 新大阪〜博多間で運転予定と案内 |
臨時列車にレールスターが使われるのは、8両編成で輸送量がちょうどよく、余裕のある車両をうまく活用できるからです。3月20日のひかり775号は新神戸・岡山・福山・広島・新山口・小倉に停車し、のぞみに近い停車パターンで走りました。
定期の680号が「朝の上り・岡山まで」に限られるのに対して、臨時は下り・新大阪発・博多行きといった、ふだん乗れない区間で走るのが魅力です。関西在住の人にとっては、早起きして山口まで行かなくてもレールスターに乗れる貴重なチャンスになります。
臨時ダイヤは「季節の臨時列車」発表をチェックする
臨時のレールスターを見つけるには、JR西日本が季節ごとに出す「臨時列車の運転」の発表をチェックするのが確実です。季節ごとに発表され、その中に700系8両のひかりが含まれていればレールスターです。
発表資料には列車名・号数・運転日・時刻が並んでいますが、車両の種類まで書かれていないことも多いです。そのため、鉄道系の時刻情報サイトが「700系8両で運転」と補足してくれる記事が役立ちます。一次情報はJR西日本公式サイトのニュースリリースで確認できます。
見るべきポイントは「新大阪〜博多」「ひかり」「7xx号」の3つ。2026年の例でも775号・779号のように700番台の臨時ひかりにレールスターが充てられています。
実用面のコツとして、臨時列車も運転日の1か月前の10時から指定席が発売されます。土休日の臨時は帰省や旅行客で指定席が先に埋まりやすいので、発表を見たら早めに予定を押さえておくのがおすすめです。
臨時のレールスターは「のぞみの通過待ち」に注意
臨時のレールスターは、途中駅でのぞみに追い抜かれることがあり、思ったより時間がかかる場合があります。2026年5月2日のひかり779号も、福山でのぞみ7号の通過待ちをするダイヤでした。
理由は単純で、臨時列車は定期列車のすき間に後から割り込ませるダイヤだからです。速いのぞみを優先して走らせるため、レールスターは途中駅で数分止まって道を譲ることになります。
実際、ひかり779号は新大阪9時11分発→博多11時54分着で2時間43分。ひかり775号の2時間46分とあわせて、のぞみより時間がかかることは前提に予定を立てる必要があります。
急ぎの出張なら素直にのぞみ、「せっかくならレールスターの座席で移動したい」という旅行なら臨時ひかり、と目的で選び分けるのが賢い使い方です。
レールスターの前身は「ウエストひかり」。0系の6両編成で走っていた列車で、2000年3月11日にレールスターが運転を始め、4月22日に置き換わりました。0系の時代から「山陽新幹線内で、ゆったり座れるひかり」を目指していた系譜なんです。
座れる号車で快適さが別物。指定席なら全部サルーンシート
4〜8号車の指定席は横2列+2列のサルーンシート
レールスターの指定席(4〜8号車)は、すべて横2列+2列のサルーンシートです。普通車の料金なのに、グリーン車並みの座席配置で移動できるのが最大の特徴です。
🚆 ひかりレールスター(700系E編成8両)号車ガイド
1〜3号車 自由席(横3列+2列)
4〜7号車 指定席(横2列+2列のサルーンシート)
8号車 指定席(サルーンシート)+4人用個室(コンパートメント)4室
ふつうの新幹線の普通車は、通路をはさんで3列+2列の5席が並びます。レールスターの指定席はこれを4席にしているので、1席あたりの幅にゆとりがあり、隣の人との距離も広くなります。普通車料金のまま「グリーン車なみの座席」に座れる点が、長年ファンに愛されてきた理由です。
全車禁煙で、グリーン車の設定はありません。8両全部が普通車という構成なので、「サルーンシートに座りたいなら指定席を取る」という一点だけ押さえればOKです。
コツとしては、2人旅なら同じ列のA・B席(またはC・D席)を並びで押さえれば、通路側に他人が座ることがなく、グリーン車のような感覚で過ごせます。
8号車の4人用個室(コンパートメント)は家族・グループ向け
8号車には、定員4人の簡易個室(コンパートメント)が4室あります。家族や友人グループで周りを気にせず過ごしたいなら、これがレールスターならではの選択肢です。
この個室は、山陽新幹線内の中距離移動を「ゆったり過ごしてもらう」というレールスターのコンセプトの象徴として設けられたものです。ドアで仕切られた空間で移動できる新幹線は少なく、レールスターの個性を象徴する設備です。
ただし個室は4室だけなので、発売状況や予約の可否は列車・時期によって変わります。680号の8号車個室を使いたい場合は、駅のみどりの窓口で空きと発売の有無を確認するのが確実です。
自由席の1〜3号車は横5列。サルーンシートではない
自由席の1〜3号車は、横3列+2列の通常配置です。レールスターに乗っても、自由席だとサルーンシートには座れません。
これはレールスターが「自由席は気軽な短距離客、指定席はゆったりしたい中長距離客」と役割を分けて設計されたためです。自由席は定員を多く確保するために5列配置になっています。
号車でいうと1〜3号車が自由席、4〜8号車が指定席。680号は朝の通勤時間帯にかかる区間もあるため、途中駅から自由席に乗ると立ち客が出る可能性もあります。
レールスターらしさを味わうなら、料金差を払ってでも指定席にするのが正解に近い選び方です。せっかく早起きして乗るなら、座席でケチらないほうが満足度は上がります。
状況:レールスター目当てで680号に乗ったが、自由席の1〜3号車に座ったため横5列の座席だった。
原因:サルーンシートは4〜8号車の指定席だけ。自由席は通常の3列+2列配置。
対策:指定席特急料金で4〜8号車を予約する。並び席を確保したい2人旅なら、A・B席かC・D席を指定する。
車内販売・サイレンスカーはもうない
レールスターの車内販売は、2012年以降、定期列車では行われていません。また、かつてあった「サイレンスカー」と「チャイルドクッション」は、2011年3月11日で終了しています。
サイレンスカーは車内アナウンスを控えた静かな車両でしたが、今は設定がありません。
680号は新下関6時11分発、岡山8時23分着という朝の列車なので、朝ごはんや飲み物は乗車前に用意しておく必要があります。早朝は駅の売店が開いていない可能性もあるので、前日のうちに買っておくのが安心です。
ちなみに700系にはオフィスシート(ノートPC対応・コンセント付き)がありますが、席ごとに装備が違うので、充電したい人は座席表でコンセント位置を確認してから予約しましょう。
新下関〜岡山の料金はいくら?予約はどうする?

乗車券6,380円+特急料金で合計10,550円から
ひかり680号で新下関から岡山まで乗る場合、乗車券6,380円+自由席特急料金4,170円で、合計10,550円です。指定席にする場合は、特急料金が4,700円になります。
| 項目(新下関→岡山・大人) | 自由席(1〜3号車) | 指定席(4〜8号車) |
|---|---|---|
| 乗車券 | 6,380円 | 6,380円 |
| 特急料金 | 4,170円 | 4,700円(サルーンシート) |
| 座席 | 横3列+2列 | 横2列+2列 |
新幹線の料金は「乗車券(運賃)」と「特急料金」の2つを足して計算する仕組みです。乗車券は距離で決まり、特急料金は区間と座席の種類(自由席・指定席)で決まります。料金は駅探の新下関→岡山の検索結果(駅探:新下関→岡山の運賃・料金)で確認した額です。
指定席の特急料金は利用時期(繁忙期・閑散期など)によって変わることがあるので、予約画面で最終的な金額を確認してください。いずれにしても、レールスターの指定席はグリーン料金なしでサルーンシートに座れるので、座席の質に対する割安感は大きいです。
自由席と指定席、どっちを選ぶべき?
レールスターに乗る目的が「移動」だけなら自由席、「レールスターの座席を体験したい」なら指定席が向いています。
680号は早朝の始発列車なので、新下関から乗るなら自由席でも座れる可能性は高いです。ただし、自由席は1〜3号車の通常配置。サルーンシートの横2列+2列を体験したいなら、指定席を選ばない意味がありません。
料金でいえば、自由席特急料金4,170円に対して指定席特急料金は4,700円。この差でサルーンシートと座席の確保がセットで手に入ると考えれば、指定席の価値は十分あります。
一方、広島や福山から短区間だけ乗る通勤・出張利用なら、自由席で十分という人もいるでしょう。短区間なら自由席で割り切るのも合理的な選択です。
予約はe5489・スマートEXで「時刻」から探す
680号の指定席は、JR西日本のネット予約「e5489」や「スマートEX」、駅のみどりの窓口・指定席券売機で予約できます。ネット予約では号数ではなく、乗車駅と発車時刻から列車を選ぶのが確実です。
前述のとおり、2026年3月の改正で号数が590号から680号に変わっているため、古い記事の号数をそのまま入力すると見つからないことがあります。乗車駅(新下関など)と時刻(6時台)で検索し、表示された「ひかり680号」を選べば間違いありません。
座席指定の画面で4〜8号車の座席表が横4列で表示されることを確認すれば、レールスター車両であることも同時にチェックできます。
予約のコツは、窓側のA席・D席を早めに押さえること。サルーンシートは1列4席なので、窓側の席数は通常の5列車両と比べて限られています。指定席は乗車日の1か月前の10時から発売されます。
680号とこだま・のぞみ、どれに乗る?シーン別の選び方
【ガタンゴトン研究所調べ】新下関→岡山の朝の列車比較
新下関から朝に岡山へ向かうなら、最速は6時11分発のひかり680号です。後続のこだまと比べても、到着時刻と所要時間でリードしています。
ガタンゴトン研究所調べ(駅探の新下関→岡山 新幹線時刻表・運賃検索をもとに作成)
| 列車 | 新下関発 | 到着 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| ひかり680号(レールスター) | 6時11分 | 岡山8時23分 | 2時間12分 |
| こだま938号 | 6時34分 | 岡山8時54分 | 2時間20分 |
| こだま940号(新大阪行き) | 6時51分 | 岡山9時15分 | 2時間24分 |
表を見ると、680号はこだま938号より23分早く出て、岡山には先に着きます。厚狭を通過するぶん、所要時間も2時間12分と短く、朝の時間を有効に使えるのが強みです。
この比較からわかるのは、新下関〜岡山の朝の移動では、680号が時間面でも座席面でも有利だということ。同じ区間・同じ乗車券で、特急料金も区間で決まるため、快適さを考えると680号を選ばない理由は少ないです。
ただし、6時11分発は新下関に着くまでの交通手段が限られる時間帯です。前泊できるかどうかが、680号を選べるかどうかの分かれ目になります。
シーン別:あなたに合う乗り方はこれ
同じ「レールスター」でも、乗る目的によって最適な乗り方は変わります。読者のタイプ別に整理しました。
🔵 乗車体験・記念に乗りたい人
新下関から岡山まで全区間、4〜8号車の指定席で。前日は下関・小倉に前泊し、窓側A席かD席を1か月前に予約。2時間12分まるごとサルーンシートを味わえます。
🟠 出張・通勤で使いたい人
広島・福山など途中駅から岡山まで乗り、岡山でのぞみに乗り継ぐのが効率的。指定席を取っておけば朝の混雑と無縁で、移動中に作業もできます。
家族やグループで乗るなら、8号車の個室が使えるかを窓口で確認してみてください。関西在住で山口まで行くのが難しい人は、季節の臨時ひかり(新大阪〜博多)を狙うのが近道です。
どのタイプでも共通するのは、「号数ではなく時刻で探す」「サルーンシートは指定席だけ」の2点。この2つを押さえれば、レールスター選びで失敗することはまずありません。
実は「レールスター目当て」でなくても乗る価値がある
意外と知られていないけれど、680号は鉄道ファン向けの記念列車ではなく、地元の人にとって「朝いちばんに岡山へ速く着ける便利な列車」でもあります。
多くの人は「レールスター=引退間近の珍しい車両」というイメージで語りますが、時刻表を冷静に見ると、新山口・徳山・新岩国・東広島・三原・新尾道・新倉敷といった中規模駅からは、朝の時間帯に貴重な速達列車です。のぞみが止まらない駅の人にとっては、こだまより早く岡山に着ける選択肢になっています。
しかも、普通車の指定席料金でサルーンシートに座れるので、通勤・出張の朝の移動が快適になります。グリーン料金なしで横4列の座席に座れる列車は、今の山陽新幹線では貴重な存在です。
だからこそ、「珍しいから乗る」だけでなく「便利だから使う」視点で時刻表を見ておくと、いつか出張や旅行で山陽方面に行くときの選択肢がひとつ増えます。
ひかりレールスターの引退はいつ?今のうちに乗るべき理由
2026〜2028年度にN700S系へ置き換えが進む
JR西日本は、2026年度から2028年度にかけてN700S系を10編成投入し、700系E編成のうち半数の8編成を置き換える計画を発表しています。レールスター車両は、これから数を減らしていく段階に入っています。
700系E編成は2000年3月から使われ始めた車両で、運転開始から25年以上が経過しています。新型のN700S系の投入で、車両の世代交代が進むことになります。
注意したいのは、計画上は「半数の8編成を置き換える」とされている点です。すべての700系E編成が一度に引退するわけではありませんが、編成数が減れば、680号や臨時列車の運用にも影響が出る可能性があります。
山陽新幹線では500系も引退に向けた動きが進んでいます。500系の時刻表と引退前に乗るコツは、こちらの記事でまとめています。

「500系に乗りたいけど、時刻表を見てもどの列車が500系なのか分からない」「いつまで走っているの?」──こんな疑問で検索してきた方、多いんじゃないでしょうか。…
2000年デビューから25往復→1本へ。レールスターの歩み
レールスターは2000年3月11日に運転を開始し、全盛期には定期25往復を誇った列車です。それが今では定期1本にまで減っています。
ひかりレールスター運転開始。ウエストひかりの後継として登場
九州新幹線全線開業。サイレンスカーが3月11日で終了
新下関発の1本に。2026年3月に590号から680号へ
レールスターの減少は、「ひかり」という列車の役割の変化そのものです。かつては山陽新幹線の中距離輸送を担う主役でしたが、九州新幹線直通の「みずほ」「さくら」、高頻度ののぞみに役割を譲ってきました。
前身の「ウエストひかり」は0系の6両編成で走っていた列車で、レールスターは8両の700系E編成で座席の快適性を一段上げた存在でした。灰色の車体に窓まわりの黒、窓下の黄色い帯という独特の外観も、この列車ならではの特徴です。
今のうちに乗るなら「早めの予約」と「臨時情報のチェック」
レールスターに乗っておきたいなら、定期の680号を1か月前に指定席予約するか、季節の臨時ひかりを狙うのが現実的な方法です。
置き換えが進むと、レールスターの運用は今よりさらに限定される可能性があります。680号の運転がいつまで続くかは、ダイヤ改正(例年3月)のタイミングでJR西日本から発表されるので、毎年12月ごろの改正概要の発表は要チェックです。
具体的には、①680号は新下関6時11分発・岡山8時23分着、②指定席(4〜8号車)でサルーンシート、③臨時は新大阪〜博多の700番台ひかり、という3点を押さえておけば、乗るチャンスを逃しにくくなります。
「いつか乗ろう」と思っているうちに、時刻表から姿を消してしまうのがこうした車両の常です。山陽方面に行く予定があるなら、旅程に680号を組み込んでおくのがいちばん確実な方法です。
まとめ:ひかりレールスターの時刻表は「680号の1本」を押さえればOK
まずは、乗りたい日の1か月前に、e5489かスマートEXで「新下関6時台・岡山行き」と時刻で検索してみてください。座席表が横4列で表示されれば、それがレールスターです。臨時の運転を狙うなら、JR西日本の季節の臨時列車の発表をこまめにチェックしておきましょう。
レールスターは置き換え計画が進む車両なので、気になっている人は早めに予定に組み込んでおくのがおすすめです。新下関〜岡山なら乗車券6,380円と特急料金で乗れるので、山陽方面の旅や出張のついでに選ぶのも十分ありです。
※時刻・料金・運転日は2026年10月時点の情報です。ダイヤ改正や臨時列車の設定で変わることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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