「500系って、今でも乗れるの?」「こだまで走っているらしいけど、どの列車に乗ればいいの?」──戦闘機のようなとがった顔の500系、ニュースで引退の話を見かけて気になっている方は多いはずです。
先に結論を言うと、500系は今も山陽新幹線のこだま(新大阪〜博多・8両編成)で走っています。ただしJR西日本の発表では、定期列車での運転は2027年1月13日まで。その後は臨時列車などで走り、2027年7月に営業運転を終える予定です。つまり「ふつうのきっぷで、ふつうのこだまとして乗れる」期間は、もう残りわずかなんです。
この記事では、500系こだまの今の運転区間、座りたい号車(4〜6号車の2列+2列シート)、スーツケースを持って乗るときのルール、「予約したのにN700系が来た」を避けるコツ、そして引退までに押さえたい企画まで、乗る前に知っておきたいことを1本にまとめました。
✅ この記事でわかること
✓ 500系こだまにいつまで乗れるのか(定期運転・営業運転の終了時期)
✓ 今の運転区間と8両編成の特徴、座るなら何号車か
✓ 特大荷物スペースつき座席の予約ルールと手数料
✓ N700系の代走に当たらないための確認方法と引退前の楽しみ方
新幹線こだま 500系はいつまで乗れる?定期運転は2027年1月13日で終わります

「定期列車の終了」と「営業運転の終了」は別の日付です
まず答えから。500系が定期列車として走るのは2027年1月13日まで、営業運転そのものを終えるのは2027年7月の予定です。この2つの日付が混ざって伝わっているので、ここは押さえておきましょう。
JR西日本は2026年6月22日のニュースリリースで、「2027年1月13日に定期列車での運転を終了」し、「定期列車での運転終了後は臨時列車等での運転を行った後、同年7月に営業運転を終了」すると発表しました。それまでは「2027年を目途に引退」とだけ案内されていたので、ここで初めて具体的な日付が出たわけです。
読者目線で言い換えると、1月13日までは時刻表に載っているこだまに、ふつうの乗車券と特急券で乗れる。1月14日以降は、臨時列車やイベント列車など「狙って取りに行く」乗り方に変わる、ということです。臨時列車は設定日や販売方法がその都度発表されるので、「いつでも気軽に」という感覚ではなくなります。
ふらっと500系に乗りたい人は、年内から年明け早々までのスケジュールで動くのが現実的です。年末年始は帰省客でこだまも混みやすいので、狙うなら11〜12月の平日がおすすめですよ。
根拠となる発表文は、JR西日本のニュースリリース(PDF)で読めます。
引退の理由は「老朽化」とはっきり書かれています
引退の理由は老朽化です。JR西日本のリリースには、500系とドクターイエローT5編成について「老朽化に伴い引退する」と明記されています。
500系の営業運転開始は1997年3月22日。東海道・山陽新幹線を走る車両の中でも古参にあたり、ほかの車両が世代交代を重ねるなかで長く使われてきました。車両は長く使うほど部品の確保や検査の手間が増えていくので、どこかで区切りをつけるのは自然な流れです。
ちなみに「なぜ今なのか」については、リリースの中で予定変更の可能性にも触れています。大規模なダイヤ乱れ等の場合は変更となる場合がある(現時点の予定)という書き方なので、日付は「確定」ではなく「予定」と受け止めておくのが正確です。
実用面でのコツは、乗りたい日が決まったら早めに動くこと。引退が近づくほど撮影や乗車目的の人が増えるので、指定席は埋まりやすくなります。特に1月13日の直前は、記念に乗りたい人が集中すると考えておきましょう。
1月14日以降も「たまに定期列車で走る」可能性はある
実は、定期運転が終わったあとも500系が定期列車に入る可能性はゼロではありません。リリースには「車両運用上の都合等により、一部区間で定期列車に充当する場合がある」との一文があります。
これは、車両のやりくりの都合で、ほかの車両の代わりに500系を使う日が出てくるかもしれない、という意味です。ただし「どの日に・どの列車で」は事前に約束されたものではありません。つまり1月14日以降の定期列車は当たればラッキーくらいに考えておくのが正解です。
確実に乗りたいなら、狙うべきは2つ。ひとつは1月13日までの定期こだま、もうひとつは1月14日以降に発表される臨時列車です。臨時列車は日程が発表されてから予約する流れになるので、JR西日本の特設サイトをこまめにチェックしておくと出遅れずに済みます。
「2027年7月まで乗れる」と聞いて安心していると危険です。7月まで走るのは臨時列車などの扱いで、ふだんの時刻表どおりに走る500系こだまは2027年1月13日で終わる予定です。日付は大規模なダイヤ乱れ等で変わる場合があります。
500系こだまの具体的な発着時刻は、こちらの記事で列車ごとに整理しています。

「500系に乗りたいけど、時刻表を見てもどの列車が500系なのか分からない」「いつまで走っているの?」──こんな疑問で検索してきた方、多いんじゃないでしょうか。…
今の500系はどこを走っている?新大阪〜博多を結ぶ8両のこだま
運転区間は新大阪〜博多、山陽新幹線の中だけ
今の500系こだまの運転区間は新大阪〜博多です。東京や名古屋には来ません。東海道新幹線区間でこの車両を見かけることは、定期列車ではないと思っておきましょう。
JRおでかけネットの500系のページでも、運転区間は「新大阪〜博多」、列車は「こだま(8両編成グリーン車なし)」と案内されています。各駅に停まるこだまなので、新大阪・新神戸・西明石・姫路・岡山・福山・広島・新山口・小倉・博多など、のぞみが通過する駅でも乗り降りできるのがポイントです。
実用面で言うと、「500系に乗りたいけど遠くまで行く予定はない」という人は、1〜2駅だけ乗るという選択肢があります。こだまは各駅に停まるので、乗車区間を短く区切れば時間もきっぷ代も抑えられます。たとえば岡山や広島に住んでいる人なら、隣の駅まで乗ってみるだけでも500系の車内を体験できますよ。
東京方面から乗りに行く場合は、新大阪か博多まで別の新幹線で移動して乗り換えることになります。新大阪で乗り換えるなら、のぞみの到着ホームから500系こだまの発車ホームまでの移動時間を見込んで、余裕のある接続を選びましょう。
8両編成でグリーン車なし、全車が普通車です
500系こだまは8両編成で、グリーン車はありません。全車が普通車です。
もともと500系は16両編成で「のぞみ」として走っていた車両です。2008年以降、16両から8両に短くして山陽新幹線のこだまで使われるようになりました。今走っているのはこの8両のグループで、編成記号は「V編成」と呼ばれます。
8両編成ということは、ホームの停車位置が16両の列車と違うということ。16両のN700系が並ぶ乗り場の感覚で立っていると、自分の号車が思ったより手前に止まる…ということが起こります。ホームの足元にある乗車位置の表示で「8両」の案内を探すのがコツです。
もうひとつの注意点は出入口。JRおでかけネットには「1号車の博多側、8号車の新大阪側には出入口はありません」と書かれています。先頭車両の運転台側に出入口がない構造なので、1号車と8号車に乗るときは、車両の中ほど寄りのドアに並びましょう。
N700系で走る日があることも公式に書かれています
ここは見落としがちなポイントです。500系で走るこだまでも、日によってはN700系(グリーン車なし)で運転されることがあります。
JRおでかけネットの500系のページには「N700系車両(グリーン車なし)で運転する日があります」と注記されています。車両の検査や運用のやりくりで、500系の代わりにN700系が入るケースです。代走のN700系もグリーン車なしなので、きっぷの種類が変わるわけではありません。
「500系に乗るつもりでこだまを予約したら、ホームに来たのはN700系だった」という残念パターンはこれが原因です。対策は第6章で詳しく書きますが、ざっくり言うと指定席の座席表示で車両の形を確認するのがいちばん早いです。
逆の見方をすると、「指定席さえ取れば必ず500系」ではない、ということ。引退が近づいた今は、1回目で外れてもいいように予定に余裕を持たせておくと、気持ちよく500系に会えます。
500系の編成記号「V編成」は、こだま用の8両編成を指す呼び名です。16両時代は別の記号で呼ばれていて、8両化にあわせて今の呼び名になりました。記念企画のタイトルに「V4編成ラストラン」のように編成番号が入るのはこのためです。
座るなら何号車?4〜6号車の2列+2列シートを狙う理由

4〜6号車は「2列シート&2列シート」でゆったり
500系こだまで座席を選ぶなら、まず4〜6号車をチェックしましょう。JRおでかけネットでは、4〜6号車を「2列シート&2列シート」と案内しています。
ふつうの新幹線の普通車は、通路をはさんで2列と3列が並ぶ配置が一般的です。そのなかで4〜6号車は通路の両側が2列ずつ。横に並ぶ席が1つ少ないので、真ん中の席に挟まれる窮屈さがありません。2人旅なら並んで座ってもお互いの肩が当たりにくく、1人旅でも隣を気にせず過ごしやすい配置です。
しかもこの2列+2列は、普通車指定席の料金で座れます。グリーン車がない500系こだまだからこその、ちょっとした「おまけ」のような席なんです。
予約のコツは、座席指定の画面で4〜6号車を優先して選ぶこと。窓側のA席・D席を取れば、500系独特の丸みのある車体を内側から感じられます。2人連れならA・B席、またはC・D席を並びで取ると、通路側の人も立ちやすくて快適ですよ。
4〜6号車以外の配置は公式の編成図で確認を
4〜6号車以外の号車について、JRおでかけネットの500系ページは編成図(画像)で示していて、文字としての細かい説明は4〜6号車の「2列シート&2列シート」が中心です。この記事でも、公式に文字で確認できた範囲だけをお伝えしています。
指定席・自由席の区分についても、ページの文字情報で明記されているのは「こだま944・974号の4号車は自由席」という注記です。つまり同じ500系こだまでも、列車によって号車の区分が変わることがあるということ。ここを「4号車はいつも指定席」と思い込むと、予約画面で4号車が選べなくて戸惑うかもしれません。
確実なのは、乗りたい列車を決めてから、予約サイトの座席表で号車ごとの区分を確かめる方法です。こだま944号・974号に乗る人は、4号車が自由席になる点を覚えておきましょう。2列+2列の席に自由席で座れるチャンスでもあるので、始発駅から並べば狙えますよ。
こだま全体の座席表の見方は、こちらでまとめています。

「こだまに乗るけど、自由席って何号車だっけ?」「窓側を取りたいけど、A席とE席どっちが富士山側?」「子連れだからトイレに近い席がいい」──こだまの座席表を調べる…
出入口のない場所を知っておくと乗り降りがスムーズ
乗り降りの動線で迷わないために、出入口の位置も押さえておきましょう。公式案内のとおり、1号車の博多側と8号車の新大阪側には出入口がありません。
理由は単純で、両端の1号車と8号車は運転台のある先頭車両だからです。500系の先頭部は長く伸びた形をしていて、その分、運転台側にドアを置かない構造になっています。
ここで起きがちなのが、「8号車の新大阪寄りの席を予約したので、ホームの新大阪寄りで待っていたらドアがなかった」というケース。8号車に乗るなら、車両の博多寄りのドアから乗り込むことになります。1号車はその逆で、新大阪寄りのドアを使います。
ちなみに8号車の新大阪寄りには、500系の運転台をアレンジした子ども向けの運転台がある、と紹介されています。お子さん連れなら、8号車を選んでおくと車内で楽しめるかもしれません。ただし設備の利用状況は編成や運用で変わる可能性があるので、当日の車内で確かめてくださいね。
🚆 路線・号車ガイド(500系こだま・8両)
1号車 先頭車。博多側に出入口なし
4〜6号車 2列シート&2列シート(こだま944・974号の4号車は自由席)
8号車 先頭車。新大阪側に出入口なし
全車 普通車(グリーン車なし)・全車禁煙
スーツケースは持ち込める?特大荷物スペースつき座席のルール
3辺合計160cm超の荷物は「予約」が必要です
大きなスーツケースで500系こだまに乗るなら、3辺の合計が160cmを超えるかどうかを最初に確認しましょう。160cm超250cm以内の荷物は「特大荷物」になり、特大荷物スペースつき座席の予約が必要です。
このルールは東海道・山陽・九州新幹線で共通のもので、500系こだまも対象です。JRおでかけネットの案内では「3辺の合計(A+B+C)が、160cm超250cm以内の『特大荷物』が対象」と書かれています。海外旅行用の大型スーツケースは、この範囲に入ることが多いサイズです。
測り方は、縦・横・高さをメジャーで測って足すだけ。キャスターや取っ手も含めて測るのがポイントです。メーカーの表記サイズはキャスター抜きの場合もあるので、出発前に一度自分で測っておくと安心ですよ。
ちなみに3辺合計250cmを超える荷物は、そもそも車内に持ち込めません。持ち込みの上限は、3辺合計250cm以内・長さ2m以内・重さ30kg以内・2個までと案内されています。
500系では「普通車指定席の最後部の座席」が対象
500系こだまの特大荷物スペースつき座席は、普通車指定席の最後部の座席です。JRおでかけネットの500系ページに、そのまま「普通車指定席の最後部の座席です」と書かれています。
仕組みは、座席の後ろのスペースに大きな荷物を置けるというもの。最後部の座席を予約した人が、その後ろの空間を使えるわけです。予約料金は普通車指定席と同じで、追加料金はかかりません。つまり、指定席を取るときに「特大荷物スペースつき」を選ぶだけでOKです。
コツは早めの予約。最後部の座席は1両あたりの数が限られているので、連休や引退直前の日は先に埋まる可能性があります。予約サイトでは、座席を選ぶ段階で特大荷物スペースつきの席を選択できるので、スーツケースがある人は最初からその条件で探しましょう。
なお、500系の最後部の席は、2列+2列の4〜6号車であればゆったりした配置のまま荷物も置ける、という組み合わせが狙えます。座席表で4〜6号車の最後部が空いていたら、ぜひ押さえてみてください。
予約なしで持ち込むと手数料1,000円がかかる
もしも予約しないまま特大荷物を持ち込むと、所定の手数料1,000円(税込)がかかります。JRおでかけネットに「所定の手数料(1,000円・税込)をいただきます」と明記されています。
手数料を払えば終わりかというと、そうでもありません。持ち込んだ荷物は乗務員が指定する場所に置くことになるので、自分の座席のそばに置けるとは限らないんです。荷物から離れるのが不安な人にとっては、手数料以上に気になるポイントでしょう。
ここでよくある失敗パターンを紹介します。
⚠️ 失敗パターン①:自由席なら大丈夫だと思って大型スーツケースで乗車
状況:旅行帰りに博多からこだまの自由席へ。3辺合計が170cmほどのスーツケースを持ったまま乗り込んだら、車内で特大荷物の扱いを案内された。
原因:特大荷物のルールは座席の種類に関係なく適用されます。自由席に乗るから予約不要、という例外はありません。
対策:出発前にスーツケースを測り、160cmを超えるなら指定席で「特大荷物スペースつき座席」を予約する。追加料金なしで置き場所も確保できます。
JRおでかけネットには、予約不要の「特大荷物コーナー」を試行している案内もありますが、対象は東海道・山陽新幹線の16両編成の一部号車で、置けるのは3辺合計160cm以内の荷物です。8両の500系こだまには当てはまらないので、500系に大きな荷物で乗るなら予約一択と考えましょう。詳しいルールはJRおでかけネットの特大荷物の案内ページで確認できます。
のぞみの主役だった車両がなぜこだまに?500系がたどった道
1997年デビュー、営業速度300km/hで登場した車両
500系は1997年3月22日に営業運転を開始した車両です。当時国内で一番速い300km/h運転を実現し、山陽新幹線ののぞみとして新大阪〜博多を駆け抜けました。
開発の背景にあったのは、関西〜九州で飛行機と競うことです。新大阪〜博多は飛行機も便が多い区間で、新幹線が選ばれるには「速さ」がそのまま武器になりました。500系はまさにそのために生まれた車両だったわけです。
デザインを手がけたのは、ドイツの工業デザイナー、アレクサンダー・ノイマイスター氏。車体の断面は円筒形で、先頭部は長くとがった独特の形をしています。「戦闘機みたい」「かっこいい新幹線といえば500系」と言われるのは、このシルエットの印象が強いからでしょう。
今こだまで乗るときも、この円筒形の車体は車内で感じられます。窓側の席に座ると、壁がゆるやかにカーブしているのがわかるはず。ほかの新幹線と乗り比べると、空間の形の違いがはっきり伝わりますよ。
16両から8両へ、「のぞみ」から「こだま」へ
500系は2008年以降、16両編成から8両編成に短くされ、山陽新幹線のこだまで使われるようになりました。のぞみの主役の座は、後継の車両に引き継がれています。
なぜ速い500系がこだまに回ったのか。ポイントは「速さ以外」の部分です。円筒形の車体は空気抵抗を抑える一方で、車内の空間の取り方に制約が出ます。のぞみは東海道・山陽新幹線を通して走るため、車両ごとに座席数や設備をそろえて運用しやすくすることが重視されてきました。そうした流れのなかで、500系は山陽区間内のこだまへと活躍の場を移したわけです。
ここで、意外と知られていない話をひとつ。
🎯 実は、こだまになってから「乗りやすく」なった
のぞみ時代の500系は、速いぶん利用者も多く、ゆっくり車内を味わう列車ではありませんでした。ところがこだまになった今は、各駅に停まるぶん乗車区間を自由に選べ、指定席料金で2列+2列の4〜6号車にも座れます。「速さの象徴」だった車両を、のんびり味わえる時期が今なんです。
ホテルの客室にもなった、今なお人気の車両
500系の人気ぶりがわかる話題として、ヴィアイン新大阪ウエストに「500系新幹線ルーム」が設置されたことが挙げられます。2026年4月14日に発表され、半年先まで予約で満室になったと伝えられました。
ホテルの客室にまでなるのは、それだけ多くの人の記憶に残っている車両だということ。子どものころに図鑑で見た、プラレールで遊んだ、という世代にとって、500系は「新幹線のかっこよさ」の原点のような存在です。
こうした人気を考えると、引退に向けて乗車や撮影の人が増えていくのは自然なことです。乗るなら、まだ定期列車として走っている今のうちが、混雑も含めていちばん穏やかに楽しめる時期と言えます。
実用的なヒントとしては、500系目当ての旅を新大阪に泊まって組む場合、宿の予約も早めに動くこと。500系関連の企画は予約が早く埋まる傾向があるので、乗車日を決めたら宿と指定席をセットで押さえておくと安心です。
「500系だと思ったらN700系だった」を防ぐ予約と確認のコツ
失敗パターン:500系を予約したつもりが別の車両に
500系目当てで一番多い残念パターンが、予約したこだまにN700系が来てしまうことです。公式に「N700系車両(グリーン車なし)で運転する日があります」とある以上、これは起こりうることとして備えておく必要があります。
⚠️ 失敗パターン②:時刻表だけ見てこだまを選び、当日N700系だった
状況:「500系で運転」と書かれた時刻を参考に、子どもと一緒に乗るこだまを予約。ホームで待っていたら入ってきたのはN700系で、子どもががっかりしてしまった。
原因:500系で走る列車でも、日によってN700系で代わりに運転されることがあります。時刻表だけでは当日の車両まで保証されません。
対策:予約時に座席表の形(4〜6号車が2列+2列か)で車両を確かめ、当日も駅の案内表示を確認する。外れたときのために、別日か別の時間帯にもう1本の候補を用意しておく。
特に引退が近い時期は、車両のやりくりが変わることも考えられます。「一発勝負」ではなく「2回チャンスがある計画」にしておくのがコツです。
座席表の形で500系かどうかを見分ける
予約の段階で500系かどうかを見分けるなら、座席表の4〜6号車が2列+2列になっているかを見るのが手がかりになります。
500系こだまの4〜6号車は「2列シート&2列シート」です。一方、N700系の普通車は2列と3列の配置が一般的。予約サイトの座席選択画面で4〜6号車を開いたとき、通路の両側が2列ずつなら500系の配置、片側が3列ならN700系の配置、と判断する材料になります。
ただし、予約した時点の座席表は「その時点で予定されている車両」です。予約後に車両が変わる可能性もあるので、乗車日が近づいたら予約画面を開き直して確認すると確実度が上がります。
もうひとつの見分け方は編成の長さ。500系こだまは8両編成です。代走のN700系もグリーン車なしで案内されているので、きっぷの種類や料金で違いが出るわけではありません。だからこそ「料金で判断」はできず、座席配置で見るのが現実的なんです。
シーン別:あなたに合う500系の乗り方
500系こだまの乗り方は、目的によって選び方が変わります。代表的なシーン別に整理してみました。
1〜2駅の短い区間で十分。子ども向け運転台が紹介されている8号車を検討
4〜6号車の最後部を特大荷物スペースつきで予約
2027年1月13日までの平日を本命に、予備日も確保
子ども連れなら、長時間乗るより短い区間で「乗った!」という体験を作るほうが満足度は高くなりがちです。こだまは各駅に停まるので、ホームで先頭部の形を眺めてから乗り込み、次の駅で降りるだけでも十分楽しめます。
出張や帰省のついでに乗りたい人は、のぞみより時間はかかりますが、こだまの指定席で4〜6号車を選べば2列+2列で作業もしやすいはず。時間に余裕のある移動日に組み込むのがおすすめです。
新幹線こだま 500系の引退前に押さえたい企画とドクターイエロー
ガタンゴトン研究所調べ:引退までの日程を一覧にしました
500系とドクターイエローT5編成の引退に向けた主な日程を、JR西日本の発表をもとにまとめました。乗れる期間・見られる期間を一目で把握できるようにしています。
| 時期 | できごと | 乗る人へのポイント |
|---|---|---|
| 2026年6月22日 | JR西日本が引退日程を発表 | ここで具体的な日付が初めて出た |
| 2026年7月以降 | 一部編成の1・7号車側面に引退記念ロゴ | ロゴ入り編成に当たると記念写真が撮れる |
| 2027年1月10日 | 「さようならT5編成(仮称)」実施予定 | ドクターイエローT5編成に乗れる最後の機会 |
| 2027年1月 | ドクターイエローT5編成が検測運転を終了(予定) | 最終運行日の検測計画は公表されない |
| 2027年1月13日 | 500系が定期列車での運転を終了 | ふつうのこだまで乗れるのはここまで |
| 2027年7月 | 500系が営業運転を終了(予定) | それまでは臨時列車などで運転 |
こうして並べると、2027年1月は500系とドクターイエローT5編成の節目が集中する月だとわかります。両方を目当てに山陽新幹線へ出かけるなら、1月前半に日程を組むと効率的です。ただし、どの日付も大規模なダイヤ乱れ等で変わる場合があるので、出発前に公式の発表を確認してくださいね。
ドクターイエローT5編成も2027年1月に検測運転を終える予定
500系と一緒に話題になっているのが、ドクターイエローT5編成の引退です。JR西日本のリリースでは、2027年1月に検測運転を終了する予定とされています。
ドクターイエローは線路や架線の状態を走りながら測る検測車両で、乗客を乗せる営業列車ではありません。だからこそ「見られたらラッキー」と言われてきました。そしてリリースには「イベントを除き、最終運行日も含めた検測運転の計画は公表いたしません」とあります。つまり、最後の走行日は事前にわからないということです。
確実に乗車できるチャンスとして発表されているのが、2027年1月10日発の「さようならT5編成(仮称)」で、JR東海と連携して実施予定です。T5編成に乗れる最後の機会とされているので、ドクターイエローに乗りたい人はこの企画の続報を追いましょう。
ドクターイエローの引退の背景や後継の話は、こちらで詳しく書いています。

「ドクターイエロー、なんで引退しちゃうの?」——この疑問にひとことで答えると、公式の理由は「車両の老朽化」です。JR東海とJR西日本が2024年6月に「923形…
記念企画の最新情報は特設サイトで追うのが確実
引退関連の企画は、JR西日本の特設サイトでまとめて発表されています。2026年夏には、500系やドクターイエローに乗れる旅行企画がいくつも実施されました。
たとえば、8月30日発の「500系V4編成ラストラン」は、V4編成の営業運転としての最後の走行に博多〜新大阪の往復で乗れる企画でした。これらはすでに終了していますが、編成ごとに「ラストラン」が設定されていくことがわかる例です。つまり、500系は一気に全部が消えるのではなく、編成ごとに順番に姿を消していく流れになっています。
これからの企画を逃さないコツは、特設サイトをブックマークしておくこと。JRおでかけネットの特設ページには引退関連の情報が集まっています。人気の企画は抽選で受け付けられることもあるので、発表から受付開始までの期間に申込方法を確認しておくと慌てずに済みます。
💡 ヒント
企画列車に外れても、2027年1月13日まではふつうのこだまで500系に乗れます。企画は「おまけ」、定期のこだまを「本命」と考えて計画すると、引退までに確実に乗車体験を残せます。
まとめ
500系は、1997年に300km/hで登場したのぞみの主役から、今は各駅に停まるこだまへと役割を変えて走り続けています。ふつうのきっぷで気軽に乗れる時間は残りわずか。まずは予約サイトで、乗りたい日のこだまの座席表を開き、4〜6号車が2列+2列になっているかを確かめるところから始めてみてください。
N700系で運転される日があるため、予定日とは別にもう1本候補の列車を考えておくと安心です。予約から乗車までの流れは、1本目の列車を決めてから組み立てるとスムーズですよ。
※日程・運用は大規模なダイヤ乱れ等で変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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