北陸新幹線に乗ろうとして、「E7系とかW7系って何が違うの?」「グランクラスって何号車?」と気になったことはありませんか?北陸新幹線の車両はE7系・W7系の2種類が走っていますが、ぶっちゃけ見た目も中身もほぼ同じ。違いはたった4つだけです。
この記事では、北陸新幹線の車両について、12両編成の号車ごとの座席配置からコンセント・Wi-Fi・トイレの場所、かがやき・はくたか・あさま・つるぎの列車ごとの違い、子連れの方におすすめの号車まで、乗る前に知っておきたい情報をぜんぶまとめました。
✅ この記事でわかること
✓ E7系とW7系の違い(見分け方・チャイム・所属会社)
✓ 全12両の座席配置と号車ごとの特徴
✓ コンセント・Wi-Fi・トイレなど車内設備の位置
✓ 列車種別(かがやき・はくたか等)による違い
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北陸新幹線の車両はE7系とW7系の2種類|違いはたった4つだけ

E7系はJR東日本、W7系はJR西日本が持っている
北陸新幹線を走っている車両は、E7系とW7系の2種類です。結論から言うと、この2つは共同開発された「ほぼ同じ車両」で、乗り心地も設備も変わりません。E7系はJR東日本が所有・管理している車両で、W7系はJR西日本が所有・管理しています。
北陸新幹線は東京~敦賀間を走っていますが、JR東日本とJR西日本の境界は上越妙高駅。この2社が共同で運行しているため、車両も2種類あるというわけです。ただし、どちらの車両がどの列車に使われるかは決まっていないので、乗ってみるまでE7系かW7系かはわかりません。
2015年3月14日の金沢延伸でデビューし、2024年3月16日には敦賀まで延伸。東京~福井が乗り換えなしでつながりました。
見分けるポイントはロゴマークと車両番号
E7系とW7系を見分けるのは意外とカンタンです。車体側面のロゴマークが異なっていて、E7系には「E7」、W7系には「W7」と書かれています。また、車両番号もE7系は「E」から始まり(E723形など)、W7系は「W」から始まります(W723形など)。
編成番号も違っていて、E7系はF編成(F1、F2…)、W7系はW編成(W1、W2…)と区分されています。ホームで待っているときに先頭車両の側面をチェックすれば、どちらの車両か一目でわかります。
ただし、繰り返しになりますが、車内の設備や座席は完全に同じ設計です。「E7系のほうが新しい」「W7系のほうが快適」といった差はまったくないので、どちらが来ても安心してください。
車内チャイムが違うって知ってた?
E7系とW7系で唯一「乗っていてわかる違い」が車内チャイムです。駅に到着する前や発車後に流れるあのメロディが、実はE7系とW7系で異なります。
E7系のチャイムはJR東日本の新幹線らしい落ち着いたメロディ、W7系はJR西日本のオリジナル楽曲が使われています。鉄道ファンの間では「今日はどっちのチャイムかな?」と楽しむ人もいるほど。次に乗るときはぜひ耳を澄ませてみてください。
ちなみに、車内放送の内容自体は同じです。英語アナウンスも流れるので、外国人旅行者にも対応しています。
E7系は北陸新幹線だけでなく、上越新幹線の「とき」「たにがわ」としても使われています。つまり、東京駅で上越新幹線ホームに行っても同じE7系に会えるんです。北陸新幹線用に開発された車両が別路線でも活躍しているのは意外ですよね。
全12両の編成をまるごと解剖!座席の広さと定員はこんなに違う
1~10号車は普通車|横5列でシートピッチ1.04m
北陸新幹線のE7系・W7系は全12両編成で、1号車から10号車までが普通車です。座席配置は横5列(通路を挟んで2席+3席)で、東海道新幹線のN700系と同じ一般的な新幹線のレイアウトです。
シートピッチ(前の座席との間隔)は1.04mで、これも他の新幹線と同水準。リクライニングもしっかり倒れるので、東京~金沢間の約2時間半でも窮屈に感じることはありません。
3人席(A・B・C席)のうち、窓側のA席・E席が人気です。特にE席(2人席の窓側)は隣が1人だけなので、プライベート感が高め。指定席を取るならE席を狙うのがおすすめです。
11号車グリーン車は横4列で定員55席のゆったり空間
11号車がグリーン車です。座席配置は横4列(2席+2席)で、普通車より1席分ゆとりがあります。シートピッチは1.16mと、普通車の1.04mより12cm広い設計です。
定員は55席で、リクライニングの角度も大きく、フットレストやレッグレストも完備。座席幅も普通車より広いので、体格が大きい方でもゆったり過ごせます。
読書灯も各座席に付いているため、車内が暗くなっても手元を照らせます。ビジネス利用で資料を読んだり、PCで作業したりする方にはうれしい設備です。
12号車グランクラスは定員わずか18席の特別車両
12号車は北陸新幹線の最上級クラス「グランクラス」です。定員はたった18席。座席配置は横3列(2席+1席)で、シートピッチは1.3mと圧倒的な広さです。
グランクラスの座席はバックシェルタイプで、後ろの人を気にせずフルリクライニングできます。本革シートに電動リクライニング、さらにアテンダントによるドリンクサービスや軽食のサービスも受けられます(列車種別による違いは後述)。
「飛行機のファーストクラス」にたとえられることも多いですが、窓の外に広がる日本の風景を楽しみながらの贅沢な移動は、新幹線ならではの体験です。
🚆 北陸新幹線E7系・W7系 号車ガイド
1〜10号車 普通車(横5列・2+3配置)
11号車 グリーン車(横4列・2+2配置・定員55席)
12号車 グランクラス(横3列・2+1配置・定員18席)
座席クラス別のスペックを一覧表でチェック
普通車・グリーン車・グランクラスの違いをひと目で比較できるように表にまとめました。どのクラスに乗るか迷っている方は参考にしてください。
| 比較項目 | 普通車 | グリーン車 | グランクラス |
|---|---|---|---|
| 号車 | 1〜10号車 | 11号車 | 12号車 |
| 座席配置 | 横5列(2+3) | 横4列(2+2) | 横3列(2+1) |
| シートピッチ | 1.04m | 1.16m | 1.3m |
| 定員 | 65〜100席/両 | 55席 | 18席 |
| コンセント | 全席あり | 全席あり | 全席あり |
※ガタンゴトン研究所調べ(JR東日本公式サイトの情報をもとに作成)
コンセント・Wi-Fi・トイレ…車内設備はどこにある?

全座席コンセント完備は北陸新幹線が先駆け
E7系・W7系の大きな特徴が、普通車を含む全座席にコンセントが付いていること。実はこれ、新幹線の普通車として初めて全席にコンセントを設置した車両なんです。
東海道新幹線のN700系では窓側席と最前列・最後列にしかコンセントがなく、「真ん中の席にはコンセントがない…」とガッカリした経験がある方もいるのでは?北陸新幹線なら、B席でもC席でも足元にコンセントがあります。
スマホの充電はもちろん、PCでの作業にも安心。乗車時間が2時間以上になることも多い北陸新幹線では、この全席コンセントは地味にありがたい装備です。
✅ おすすめポイント
コンセントの位置は座席の足元(前方の壁面下部)にあります。充電ケーブルは短いと届かない場合があるので、1m以上のケーブルを持っていくのがおすすめです。
無料Wi-Fiは2種類ある|E7系とW7系で接続先が違う
E7系・W7系では全編成・全車両で無料Wi-Fiが使えます。ただし、ちょっとだけ注意点があります。E7系では「JR-EAST Free Wi-Fi」、W7系では「JR-WEST Free Wi-Fi」という別々のネットワークに接続することになります。
どちらもメールアドレスの登録だけで使えるので、手間はほとんど変わりません。ただ、トンネルの多い区間(特に上越妙高~糸魚川間の飯山トンネルなど)では通信が不安定になることがあります。
動画視聴やオンライン会議のような大容量通信には向かないので、メール・SNS・ウェブ閲覧程度の利用がおすすめです。仕事でしっかり通信したい方は、モバイルWi-Fiやテザリングも併用しましょう。
トイレは奇数号車と12号車に設置|多機能トイレは7号車・11号車
トイレの場所は覚えやすいルールがあります。奇数号車(1・3・5・7・9号車)の敦賀・新潟寄り端と、12号車の東京寄り端に設置されています。各トイレは洋式2基、男性用小便器1基、洗面台2基の構成です。
すべて温水洗浄機能付きの洋式トイレなので、清潔で快適に使えます。そして特に覚えておきたいのが、7号車と11号車には車椅子対応の多機能トイレがあること。ベビーベッドも設置されているので、おむつ替えにも使えます。
混雑する時間帯は普通車のトイレに行列ができることも。座席を選ぶ段階で、トイレに近い奇数号車の通路側(C席やD席)を取っておくと安心です。
車内販売はもうない?飲食の準備は乗車前にしておこう
北陸新幹線では、普通車・グリーン車での車内販売(ワゴンサービス)は終了しています。「乗ってから何か買おう」と思っていると、何も買えずに目的地に着いてしまうことに。
飲み物やお弁当は乗車前にホームの売店や駅ナカで調達しておきましょう。東京駅なら「駅弁屋 祭」(改札内)が品揃え豊富で便利です。金沢駅なら「あんと」で地元の駅弁が手に入ります。
なお、グランクラス(12号車)に限っては、「かがやき」「はくたか」で乗車するとアテンダントによる軽食・ドリンクのサービスが受けられます。グランクラスについてはこのあとのセクションで詳しく解説します。
「ICカードで新幹線に乗れる」と思って改札に向かうと、在来線用のICカードでは新幹線の改札を通れません。北陸新幹線に乗るには、きっぷ(紙のきっぷ or えきねっと等のチケットレス)が必要です。モバイルSuicaの新幹線eチケットサービスを使えばICカードでも乗車可能ですが、事前にえきねっとでの予約が必要です。
かがやき・はくたか・あさま・つるぎ…列車名で何が変わる?
最速達「かがやき」は途中の通過駅が多い速い列車
「かがやき」は北陸新幹線の最速達列車です。東京~金沢間を最速約2時間28分で結びます。停車駅が絞られていて、主な停車駅は東京・上野・大宮・長野・富山・金沢・(敦賀延伸後は福井・敦賀)です。
途中の駅をどんどん飛ばすので、「とにかく早く着きたい」ならかがやき一択。その代わり、全車指定席なので自由席はありません。繁忙期は満席になることも多いので、早めの予約がおすすめです。
ビジネスで東京~金沢・富山を頻繁に行き来する方や、旅行で移動時間を短くしたい方に向いています。グランクラスではアテンダントによる飲食サービスも受けられます。
「はくたか」は途中駅にも停まる万能タイプ
「はくたか」は「かがやき」が通過する駅にも停車する列車です。長野~金沢間の各駅(飯山・上越妙高・糸魚川・黒部宇奈月温泉・新高岡など)に停まるので、途中の駅を利用する方はこちらを選びましょう。
所要時間はかがやきより20~30分程度長くなりますが、それでも東京~金沢間は約3時間前後。十分に日帰り圏内です。自由席もあるので、予約なしで飛び乗ることもできます。
グランクラスでは「かがやき」と同様に飲食サービスが提供されます。沿線の温泉地(黒部宇奈月温泉駅など)へのアクセスにも便利な列車です。
「あさま」は東京~長野の区間列車
「あさま」は東京~長野間を走る区間列車です。金沢や富山までは行きません。主に東京~長野間の通勤・ビジネス利用や、軽井沢への観光で使われています。
停車駅は比較的多く、高崎・安中榛名・軽井沢・佐久平・上田・長野に停まります(列車によって停車駅は異なります)。自由席があるので、予約なしでも乗れるのが便利なポイント。
注意点として、あさまのグランクラスは「シートのみ営業」です。座席自体はかがやき・はくたかと同じグランクラスのシートですが、アテンダントによる飲食サービスはありません。シートだけ楽しみたい方には、料金が割安な分お得な選択肢です。
🔵 かがやき・はくたか
グランクラスで飲食サービスあり。アテンダントが軽食・ドリンク・おつまみを提供してくれます。
🟠 あさま・つるぎ
グランクラスは「シートのみ営業」。座席は同じですが飲食サービスはありません。その分料金は安くなります。
「つるぎ」は富山~敦賀のシャトル便
「つるぎ」は富山~敦賀間を走るシャトルタイプの列車です。2024年3月のダイヤ改正で敦賀まで延伸し、金沢を経由して富山~敦賀を結んでいます。
主に北陸エリア内の移動や、敦賀駅での在来線特急(サンダーバード・しらさぎ)への乗り継ぎに使われています。東京方面からの利用者は、かがやきやはくたかで金沢・敦賀まで行くことが多いので、つるぎに乗る機会は少ないかもしれません。
つるぎも自由席があり、グランクラスはシートのみ営業です。距離が短いので、グランクラスやグリーン車に乗るよりは普通車で十分という方が多い列車です。
グランクラスとグリーン車、正直どっちを選ぶべき?

グランクラスの飲食サービスは列車によって有無が分かれる
グランクラスの最大の魅力はアテンダントによる飲食サービスですが、これが受けられるのは「かがやき」と「はくたか」だけ。「あさま」「つるぎ」のグランクラスは「シートのみ営業」で、飲食サービスはありません。
飲食サービス付きのグランクラスでは、和軽食または洋軽食を選べて、アルコールを含むドリンクも飲み放題。おつまみやスイーツも用意されています。「せっかくグランクラスに乗るなら飲食サービスも楽しみたい」という方は、必ずかがやきかはくたかを選んでください。
料金の詳細は区間によって異なりますが、グランクラスの特急料金は指定席の約2倍程度。「一生に一度の体験」として乗る方も多い特別な座席です。

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グリーン車は55席あるから予約が取りやすい
グリーン車(11号車)は定員55席と、グランクラスの18席に比べて約3倍の座席数があります。つまり、繁忙期でも比較的予約が取りやすいのがメリットです。
シートピッチ1.16mは普通車の1.04mより12cm広く、横4列(2+2)配置なので隣の人との距離も余裕があります。フットレストやレッグレスト、読書灯も全席に完備されていて、長時間の移動でも疲れにくい設計です。
「グランクラスほどの贅沢は求めないけれど、普通車よりは快適に過ごしたい」という方にはグリーン車がぴったり。ビジネス利用でPC作業をする方にも、横幅にゆとりがある2+2配置は作業しやすいと好評です。
「シートだけ楽しみたい」ならグランクラスのシートのみ営業がお得
意外と知られていないのが、「あさま」「つるぎ」のグランクラスは飲食サービスがない分、料金がやや安く設定されていること。グランクラスの座席自体は同じシートピッチ1.3m・横3列の贅沢空間なので、「あの座席に座ってみたい」が目的ならシートのみ営業の列車を狙うのも賢い選択です。
特にあさまは東京~長野間で乗車時間が約1時間20分と短めなので、「ちょっとだけ贅沢体験」にぴったり。飲み物や食べ物は駅で買って持ち込めばOKです。
グランクラスの予約はえきねっとから可能です。発売日(乗車日の1か月前の10時)は人気列車からすぐ埋まるので、早めにチェックしましょう。
🎯 裏ワザ
えきねっとの「トクだ値」や「お先にトクだ値」を使えば、グリーン車やグランクラスも割引価格で購入できることがあります。特に「お先にトクだ値スペシャル」は最大50%割引になることも。こまめにえきねっとをチェックしてみてください。
子連れ・車椅子の方は何号車がベスト?
7号車は多目的室・ベビーベッド・広いトイレが集まっている
子連れの方に最もおすすめなのが7号車です。7号車には多目的室、ベビーベッド付きの多機能トイレ、車椅子対応スペースが集約されています。
多目的室は授乳や体調が悪くなったときに使える個室で、車掌さんに声をかければ利用できます。また、多機能トイレはスペースが広いので、小さなお子さんと一緒に入ってもゆとりがあります。ベビーベッドでおむつ替えもできるので、赤ちゃん連れの方は7号車を指定席で取っておくと安心です。
座席数も7号車は他の号車より少ないため、車内が比較的落ち着いているのも子連れにはうれしいポイントです。
車椅子スペースは7号車と11号車に設置
車椅子対応の座席は7号車(普通車)と11号車(グリーン車)に設置されています。隣接する座席のひじ掛けが跳ね上がるようになっていて、車椅子からの移乗がしやすい設計です。
多機能トイレも7号車・11号車にあるので、車椅子のまま利用できます。予約はJRの窓口や電話で事前に相談しておくと、駅でのサポート(スロープの準備など)もスムーズに受けられます。
バリアフリー対応については、JR東日本のバリアフリー情報ページで詳細を確認できます。乗降時のサポートが必要な場合は、出発駅に事前連絡しておきましょう。
ベビーカーはどこに置く?大型荷物の置き場所
ベビーカーや大きなスーツケースは、各車両の最後部座席の後ろにあるスペースに置くのが基本です。最後部座席(各号車のD席・E席の最後列)を予約すれば、自分の座席のすぐ後ろにベビーカーを置けるので目が届きます。
また、北陸新幹線のE7系・W7系には特大荷物スペースつき座席の設定があります。大きなスーツケースやベビーカーを持ち込む場合は、えきねっとや窓口で「特大荷物スペースつき座席」を予約しましょう。事前予約なしで特大荷物を持ち込むと、持込手数料がかかる場合があります。
デッキ部分にベビーカーを置く方もいますが、通路をふさいでしまうと他の乗客の迷惑になるので、なるべく座席後ろのスペースを活用してください。

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乗る前に知っておきたい北陸新幹線の意外な豆知識
E7系は北陸新幹線だけじゃない!上越新幹線でも走っている
E7系は北陸新幹線の顔として知られていますが、実は上越新幹線(東京~新潟)でも「とき」「たにがわ」として走っています。上越新幹線では以前E2系が主力でしたが、E7系への置き換えが進んでいます。
北陸新幹線と上越新幹線は東京~高崎間で線路を共有しているため、同じ車両を使うのは理にかなっています。「上越新幹線に乗ったのに北陸新幹線と同じ車両だ!」と驚く方もいますが、まさにその通りで、同じE7系です。
ただし、上越新幹線でのグランクラスは「シートのみ営業」です。飲食サービスを受けたい場合は北陸新幹線のかがやき・はくたかに乗る必要があります。
2024年3月に敦賀まで延伸|東京~福井が乗り換えなしに
2024年3月16日のダイヤ改正で、北陸新幹線は金沢から敦賀まで延伸開業しました。これにより、東京~福井間が乗り換えなしで移動できるようになり、所要時間も大幅に短縮されています。
延伸前は東京から福井へ行くには、金沢で在来線特急「サンダーバード」や「しらさぎ」に乗り換える必要がありました。今は「かがやき」や「はくたか」1本で福井駅まで直行できます。
敦賀駅では在来線特急への乗り換えが必要ですが、同一ホームでの対面乗り換え(同じホームの向かい側に在来線特急が停まっている)方式なので、乗り換えの負担は少なめです。新大阪方面への全線開業は今後の計画として進められています。
💡 ヒント
敦賀駅で在来線特急に乗り換える場合、新幹線のきっぷと特急券を通しで購入できます。えきねっとやスマートEXで乗継割引が適用されるケースもあるので、別々に買うより一括購入がお得です。
自由席があるのは「はくたか」「あさま」「つるぎ」だけ
北陸新幹線で自由席があるのは「はくたか」「あさま」「つるぎ」の3種別です。最速達の「かがやき」は全車指定席なので、自由席では乗れません。
「指定席を取り忘れた!」というときでも、はくたかなら自由席に飛び乗れます。自由席は1~4号車に設定されていることが多いですが、列車によって異なる場合があるので、乗車前にホームの案内表示を確認してください。
平日の日中は自由席でも座れることが多いですが、金曜夕方や日曜夕方の上り列車(金沢→東京方面)は混雑します。確実に座りたいなら、指定席の予約をおすすめします。えきねっとなら指定席も手軽に予約でき、「えきねっとトクだ値」なら割引もあります。
北陸新幹線の外観デザインにも注目してみよう
「空色」と「銅色」のラインに込められた意味
E7系・W7系の外観は、アイボリーホワイトをベースに、空色(スカイブルー)と銅色(カッパー)のラインが入ったデザインです。この配色には北陸の自然をイメージした意味が込められています。
空色は「北陸の空と日本海」を、銅色は「伝統工芸の銅器」をイメージしたもの。北陸新幹線が走る富山県は高岡銅器で有名な土地でもあり、地域の文化を車両デザインに取り入れています。
他の新幹線と比べてもかなり上品な配色で、ホームに入ってくる姿は思わず写真を撮りたくなるカッコよさ。特に先頭車両の流線型フォルム(「ワンモーションライン」と呼ばれる一筆書きのような形状)は、北陸新幹線ならではのデザインです。
先頭形状「ワンモーションライン」って何?
E7系・W7系の先頭車両は「ワンモーションライン」と呼ばれる独特の流線型デザインを採用しています。ノーズ(先頭の鼻部分)から屋根のラインまでが一つの滑らかな曲線でつながっているのが特徴です。
この形状は単にカッコいいだけではなく、トンネル進入時の衝撃波(トンネルドン)を軽減するために設計されています。北陸新幹線は飯山トンネル(22.2km)をはじめ長大トンネルが多い路線なので、この空力性能は実用面でも重要です。
東海道新幹線のN700系が「エアロ・ダブルウィング」、東北新幹線のE5系が「アローライン」と、それぞれ異なる先頭形状を持っています。駅で複数の新幹線を見比べると、形の違いがよくわかります。
車体のロゴマーク、よく見ると凝ったデザイン
E7系・W7系の車体側面には、北陸新幹線のシンボルマークが描かれています。このマークは北陸の伝統工芸をモチーフにしたデザインで、車両の「顔」とも言える存在です。
E7系のロゴには「E7」の文字、W7系には「W7」の文字が入っていますが、ロゴ全体のデザインテイストは統一されています。JR東日本とJR西日本が協力して作り上げた車両であることが、このロゴからも感じ取れます。
ホームで列車を待つときに、ぜひ側面のロゴマークにも注目してみてください。写真映えするスポットとしては、先頭車両の顔とロゴマークが一緒に写るアングルがおすすめです。JR東日本の公式サイトでもE7系の写真やスペックを確認できます。
最高速度
260km/h
編成両数
12両編成
座席クラス
普通車・グリーン車・グランクラスの3クラス
まとめ|北陸新幹線の車両を知れば旅がもっと快適になる
北陸新幹線の車両E7系・W7系は、JR東日本とJR西日本が共同開発したほぼ同一の車両です。12両編成で普通車(1~10号車)・グリーン車(11号車)・グランクラス(12号車)の3クラスがあり、全座席にコンセントが完備されています。列車種別(かがやき・はくたか・あさま・つるぎ)によって停車駅や自由席の有無、グランクラスの飲食サービスが異なるので、目的に合った列車を選ぶことが快適な旅の第一歩です。
📝 この記事のポイントまとめ
- E7系(JR東日本)とW7系(JR西日本)は仕様がほぼ同じ。違いはロゴ・車両番号・編成番号・車内チャイムの4つだけ
- 12両編成で、1~10号車が普通車、11号車がグリーン車、12号車がグランクラス
- 全座席にコンセント完備。無料Wi-Fiも全車両で利用可能(E7系とW7系で接続先が異なる)
- トイレは奇数号車と12号車に設置。7号車・11号車には多機能トイレあり
- 「かがやき」は全車指定席。自由席があるのは「はくたか」「あさま」「つるぎ」のみ
- グランクラスの飲食サービスは「かがやき」「はくたか」のみ。「あさま」「つるぎ」はシートのみ営業
- 子連れの方は7号車がおすすめ(多目的室・ベビーベッド・多機能トイレが集約)
北陸新幹線の車両情報を知っておくだけで、座席選びや号車選びがグッと楽になります。「とりあえず空いてる席を取る」のではなく、「7号車なら多目的室が近い」「11号車のグリーン車なら横幅にゆとりがある」と、目的に合った号車を選べるようになります。
まずはえきねっとやJR西日本の公式サイトで、次の旅の列車と座席をチェックしてみてください。この記事の情報を参考に、自分にぴったりの号車と座席を見つけて、北陸新幹線の旅を楽しんでくださいね。
※掲載情報は2026年6月時点のものです。ダイヤ改正や制度変更により内容が変わる場合がありますので、最新情報は各鉄道会社の公式サイトでご確認ください。

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